おれは、ぶっ壊し屋かもしれない。
せっかく積み上がりそうな積み木を、バットで殴って、崩してしまう。
積み木はまたもとのバラバラになってそこら辺に散らばってしまうことになる。
おれのこの幼さは改善されない。少しも改善されないで老いを迎えてしまっている。
これでいい、というところで安定した方がいいに決まっている。その「これでいい」が来ない。
これではいけない、とはっきり判断したのでもない。収まりがつかないだけなのかも知れない。
もういい加減、積み木は積み上がってくれた方がいいだろう。それを眺めて悦に入っている方がいいだろうのに、そこに止まり得ない。
どこからともなくはてなのクエスチョンが来て、凡庸の解決を薄ら笑って行く。