小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



戦後の昭和時代に復興のシンボルとして天守閣をはじめ遊園地や動物園などが建設されて、市民の憩いの場だった小田原城址公園。近年になって史跡公園としての整備が進み昭和時代に建設された施設や設備の撤去や建て替えが進んでいる。今年度は本丸広場に設置されている2ヵ所の公衆トイレが解体される。小田原城址公園は1950年に開催された小田原こども文花博覧会の際に、遊園地や動物園が整備され1960年には天守閣が完成。本丸広場は小田原城を訪れる観光客のほかに市民の憩いの場として長く利用されてきた。本丸広場にあった動物園は順次縮小されて解体が進み、また今年になって新たな公衆トイレが建設されたことにより今まで使用されていた2ヵ所の公衆トイレが解体されることになった。そのうちの1ヶ所は小田原城の入口近くに所在。以前は隣に売店があったがトイレは解体を免れて昭和時代から利用が続いていた。解体工事の準備のため8月に入った時点で公衆トイレは閉鎖されていた。長年見慣れた瓦屋根の公衆トイレが無くなってしまうので少し寂しい。解体されるもう1ヵ所の公衆トイレは本丸売店の裏手に所在。このトイレは本丸売店が整備された前後で建設されたように記憶しているので、それほど昔からある公衆トイレでは無かったと思う。本丸売店裏手の公衆トイレも解体工事の準備のため閉鎖されていた。まもなくシートで覆われるといった状況だったので外観が撮影出来て良かった。
本丸広場トイレ解体工事の工費は税込8,298,400円。3ヶ月ほどの工期で解体工事が行われる。

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