多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

人の発達の限界を決めない事

2018-01-19 15:58:43 | 熟練と上達
自閉っ子が ネットで見たと教えてくれたが、


高齢のおばあさんに、お孫さんが 電器製品や スマホの使い方を


手順を踏んで 教えていき、おばあさんは お孫さんにラインを


送ったり、ブルーレイプレーヤーで 好きな映像を見たりして


楽しんでいらっしゃるそうだ。



その過程が ネットに流れ、反響を呼んでいるそうだ。


高齢者には 新しいものは使いこなせない、という


思い込みを持った人には 驚く事なのだろう。


しかし その方が「これは何なの?」と 好奇心を持たれ、


「使えるようになりたい」という意志をお持ちで、


教える方は お孫さんである。近しい関係だし、


お互いの性格も わかっている。


「やる気」を持った人に その人に合ったペースで


「物事の手順」を 教える事は それほど難しい事ではないと


私は 感じるが、そうでない人も多いのだろう。



「高齢だから 無理だろう」「障害があるから 無理だろう」



こちらの 目線で 相手の能力を 判断して


見限ってしまうのは 怖いことだと思う。


その逆も然り。


「これこれができるのなら、できないはずがない」と


勝手に 思い込んで 何かをやらせるのも、怖いと思う。


同じように 教え込んでも 「熟練」していくタイプと、


「上達」するタイプとがあるから、同じことを続けながら


一点を極める人と、同じことを続けるより 次々別な事を


していきたい人がいる。 


親子きょうだいでも 資質や性格は 違うのだから、


人に対して「OOはこうだろう」と 思い込んで接する事の


怖さを 思う。人は 毎日 変化し 成長しているのだから。














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今の環境と能力を最大限活用する

2018-01-19 11:17:55 | 人とのあれこれ
猫本を 読んでくださった方から、感想を頂くことがある。


大別すると 大体3つのパターンである。


1 素人の 子育て記碌で、具体的に役に立つことが書いてない。

  読むだけ無駄である。専門家の監修もなく、価値がない。


2 親でも できる事があると知って、安心した。必ずしも


  支援者の言うとおりにしなくても、自分流で育ててもいいと


  言われて ほっとした気がする。自分の子どもも修行させて


  伸ばしたい。


3 これは この人だから たまたまできた事。参考にならなかった。


  自分には できないし、田舎住まいで 大家族だからできたのでは。


  都会の核家族では できない。





1は 主に支援者から、あるいは お子さんが いわゆる「療育」を受けている

 

   方から よく頂く意見。専門家、という方や、支援に関わっている方が読むと、


   批判的な意見、あるいは 黙殺、時には 「まあ 何とも言えない本ですねえ、



   こういう育て方をしている人がいるとは 思いもしませんでした」と


   良し悪しより 「とにかく驚いた」という声もいただく。



2  たとえ意に添わなくとも、専門家の いう事に 従わなければ、と


   思っている親御さんの意識を 変えていきたいと思い


   花風社の浅見さんは 何の実績も資格も学歴もない私の本を


   出版することを 決意してくださいました。


   売れる見込みの少ない、無名の著者の本を


   出版するのは 大きなリスクがあったと思います。


   しかし こうした声が あちこちから 届き、


   親御さんが ご自分の力に気づき、お子さんの力を


   引き出して 成果を挙げておられるという声を


   聞くと、私も 本当にうれしく思います。



3  こういうふうに「あの人だからできたのだ」だの「環境に恵まれていたからだ」と



   決めつけられてしまうと 複雑な気持ちです。じゃあ 核家族で育つ子は皆


   ダメなのか?そんなはずはないでしょう。田舎にいた方が 良くて、



   都会に住んでたら 修行ができない?そんなこともないと思います。



   核家族かどうか、母親が働いてるかいないか、街住まいか田舎暮らしか、なんて


   どうでもいいのではと思います。


   私が 出会ったお子さんたち、ママさんたちの 環境は様々でしたし、



   その環境で ご自分と お子さんの能力にあった 修行の仕方をしていけば


   結果は出てくると思います。



   私が 子ども達と接している時間は 短いものでしたし、


   夕食後に 家族団欒の時間も ろくに無いまま、


   深夜まで 働いていた時期もありました。



   環境的に 我が家が恵まれていたわけではないですが、


   その中で 私にできる事を 見つけ、子ども達にも


   それぞれ できる事を させながら、毎日やらなければならない事を


   こなしていっただけです。


   
   何を「いい環境」と 思うかは 人それぞれですし、


   私は 家庭に 起こる出来事に 自分の出来る範囲で対処しつつ


   どんな状態でも 自分の楽しみを見つけて過ごしました。


   猫本にも ありますが、たとえ数分でも 自分が自分らしく


   楽しめる時間を持つようにしていました。

   
   その他の時間が 時には 大変であっても、


   
 「この用事がすんだら OOをしよう」と 思うことで、



    乗り切れたように思います。


    人の 環境や事情を うらやんでも、その人にはその人なりの


    悩みや 苦しみがあるものですし、人を羨ましがっても


    自分の益にはならないように 私は 思っています。


    今後も 発達凸凹の お子さんが 資質を発揮して、


    自分のしたい事を選び、いきいきと生活していけるよう、


    私も 出会った方々に 自分の経験や、息子達の様子を


    伝えていきたいと思います。


    



    




支援者なくとも、自閉っ子は育つ 親子でラクになる34のヒント
こより
花風社
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自閉っ子のお出かけ

2018-01-19 10:31:02 | 子どものあれこれ
先日 休日で 家に居た自閉っ子。


お昼頃 友だちと 何やらやり取りをしていたようです。


急に「今日 これから 名古屋に行ってくる」と言い出しました。


わが家から 最寄駅までの バスは 本数が少ないし、


最寄駅からの 名古屋行きも 本数が少ないので、


乗り継ぎの待ち時間を 含めると、名古屋への道は


遠いです。


友だちが 仕事を終えて 名古屋の待ち合わせ場所に着くのが


7時ごろとの事。自閉っ子は スマホで 乗継ぎの方法や


所要時間を調べて、最短で行けるルートを 見つけましたが、


それでも 時間に余裕は 無いようで、


昼食後に シャワーを浴び、外出着に着替え、


早い時間に バスに乗っていきました。


「帰りのバスに間に合うように 向こうを出てね」とだけ


いいましたが、「もう調べてある」と 言う返事。


名古屋の 待ち合わせ場所で 友だちに無事会い、


用事を済ませたようですが、最寄駅から 自宅へのバスは


街に比べて 早い時間に 最終が出ます。


それに 遅れたら タクシーを使うか、


父親に 迎えを頼むしか ありません。


帰宅した夫は 自閉っ子がいない事にきづき、


事の次第を聞き 「大丈夫か?」と 言いました。


自閉っ子から 連絡が入ったのが 終バスがでる 1時間前。


「今 電車乗り換えた。終バスに 乗れる」と言うライン。


無事間に合って、バスで 帰宅しました。


長い時間かけて 名古屋の待ち合わせ場所に行き、


友だちとの 用事を済ませて ほんの少し おしゃべりして、


とんぼ返り。


たまには こういう事もいいでしょう。


出掛ける事や、交通機関を使うことに 慣れたので、


突然の事にも 計画立てて 対処できるのだなあと思います。


移動時間が長く、何か買って食べる暇もなかったとかで、


お腹減らして 帰ってきました。


友だちと何か食べてるか、そうでなければ 何か買ってくると


思ってましたが、その余裕は 無かったそうです。


バスの中から「何も食べてない」と連絡が来たので、


「うどんでも 茹でようか?」と送ったら


「OK]と返事が来たので、お湯沸かして


茹でてるうちに ちょうど帰宅しました。


「友達に会えて楽しかった?」と聞くと


「うん。」とうれしそうでした。


リンクを貼ったのは、自閉っ子が好きなチョコレート。


「スーパーの 大袋買っても、中味少なくてつまらない」そうで、


業務用の 大きいのが ずっしりして お気にいりです。









 








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いくつになっても、人は発達する

2018-01-19 09:55:06 | 
私が 花風社の本と出会い、浅見淳子さんとのお付き合いから


愛甲修子さん、神田橋先生、そして栗本啓司さん、


その他 たくさんの方々との交わりの中で 学び


心身共に 変化していくとともに、夫もまた


変化し 発達してきた。



夫婦であるから、お互い影響し合うし、



あれこれと 夫に 直接何か やらせたわけではない。


最近の 夫を見ていて「変わったなあ」と思うのは、


「待つ力」が ついたこと。


先日の コンディショニング講座の後、


皆さんに 頂いた お土産を 夫に渡したのだが、


いつもなら すぐ開けて 食べてしまうのに、



すぐには手をつけず、家族と相談しながら


何から 食べるかを 「夫から」言い出した。


夫は 食べる事が 好きな人なので、


お供え物でも すぐに食べたがったり、


人様へのお遣い物用に 私が買ったものでも、


聞かずに 開けてしまったり、という事があった。


最近は 「これは いつ食うんだ?」とか


「これは 家で食うやつか?どっかに持っていくのか?」と


聞いてくるようになった。


食べる事が好きな事には 変わりは無いけれど、


一旦 考えて、確認して、という事をしてくるようになった。


待つ力、というのが 夫の中に育ったんだなあ、と感じる。


いくつになっても 人は変われるんだなあ、発達していくんだなあと


思う。それを 見る事ができて うれしいし、それが自分の夫で


あり、毎日その姿を見られることは 幸せである。


先日 夫は 帰宅してから 買い物に出かけたが、


荷物の中には 夫が 自分用に買ったもののほかに、


私や 息子達への お土産と、卵1パックが入っていた。


「卵、少なくなったから 買ってきたぞ」と


渡された時のうれしさ。「ありがとう」と 受け取ったが、


頼まなくとも 冷蔵庫の在庫を見て、足りない物に気づいて


買ってきてくれた。感激。


いくつになっても できる事は増えるし、発達していくんだなあと


夫を見ていて 思う。私も 自分にはできない、と


思っていた片付けに 手を付ける事ができるようになった。


ゴミの日に ゴミ袋の大を 二つ出した。


何が ゴミだか、何が 必要な物で何がいらないのか


区別できずに 居たのが、今は 必要な物と 趣味の品を残して、


不要なものは 処分できるようになった。


先日も 夫に頼んで リサイクルショップに出向き、


使わないものを 持ち込んだ。


買い取ってもらったお金は 貯金箱行きである。


今年一年 こうした事を続けて、年末に 開けてみて、


使い道を決めようと思う。



リンクを貼ったのは、とある方から頂いた 缶入りの


もち吉の おせんべいの詰め合わせ。


たくさんのおいしいお菓子に


家族で 舌鼓を 打ちました。


一斗缶も 食料保存に 役立っています。



















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