小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

営団丸ノ内線旧型車製作記 2009年版・・・その1(本サイトより移転)

2011年09月21日 12時56分48秒 | 営団地下鉄
***この製作記は2009年11月に本サイトへアップしたものです。
当ブログに移転の上、更新を継続する予定です。2011.09.21***

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■営団丸ノ内線旧型車製作記2009年版■

数年前に丸ノ内線の旧型車キットが発売された時、すぐに買って大窓ドア仕様で仕上げましたが、
たかだか4年ほど前の製作ながら今の目で見ると色々と不満が出てきます。
床板を自作して車内を作ったり、サインカーブもちまちまとインレタを貼ったり、
当時なりに頑張った感はあるのですが、やはり技術的には拙いところがあるのです。
いずれレストアをしようかという考えもあったのですが、私の場合一度完成したものに
手を加えて納得のいくものに仕上がったためしがなく、躊躇していたところ
ひょんなことから未組立のキットを譲っていただく機会に恵まれました。
こうなるともう新規に作る編成の事で頭が一杯で、既存の大窓2両編成は
あえなくというか無事にというか、、、静態保存(?)が決定したのでした。

さて、旧作では開業間もない頃に憧れて・・・加えておかねがなかったこともあり、
ドア交換の手間を覚悟で初期の短編成としたのですが、今度は幸運にも6両分の
部材が揃っていますので、迷わず小窓ドア・6連という、一番ノーマルな本線仕様
とすることにしました。
この仕様の魅力は何といっても中間に挟まった車両のバリエイションと、
工作の容易さでしょう。車体の基本部分がラクに作れれば、
息切れすることなく細部工作に力を注げるのです。これはとても嬉しい事です。

具体的な編成については随分考えましたが、
・前面窓が原型
・方向幕脇の表示灯付き
・300と400と500を全部含む編成
(上2つは先頭に出る車が対象)
という条件で探したところ、全部の条件を満たす編成はどうやら
居なかったようですので、色々と条件を緩くして

←荻窪 653+466+631+654+318+632 池袋→

という編成にしました。500型は644番までが方向表示灯付きですので、
631号と632号が表示灯付、653号と654号が無となります。
先頭に出る500型は殆どが更新時に前面窓をHゴム化していて、
この編成でも653号は後にHゴムとなっていますが、個人的にどうしても
この顔が好みでない為、653号と654号のみ未更新仕様とする予定です。
恐らく顔を弄る前だと側面ドアも大窓なんじゃないかと思うんですが、
このあたりはやる気と相談して決めていきたいと思います。
状況次第では無理をせず小窓のままにするかもしれませんね。
完成しなきゃ元も子もないんで・・・(´∀`;)

なお、上記の通り更新車と未更新車の混合編成となりますので、
時代設定は自ずと絞られてきまして、631号と632号の更新(S48年)~
653号と654号の更新(S52年)くらいの頃となります。

前置きが長くなりました。例によって進行はノロいと思いますが、
気長に書いていこうと思います。ご笑覧くださいませ。


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2009年10月~11月2日



まずは前面の加工から始めました。

旧作ではモールドのまま仕上げていたヘッドライトですが、
このまま塗装するとかなりカッコ悪い事がわかった為、
今回は迷わず市販パーツに交換しました。使用するパーツ
はとりあえず銀河のN-017を合わせて様子を見ていましたが、
その後、以前RMMで見た銀河のN-018使用の300型
登場時仕様(富士川車輌さん作だったとおもう)のカッコ良さ
に影響されて、そっちに変更しました。たぶん形とか大きさは
N-018のほうがいいと思うんですが、質感の面ではN-017も
捨てがたいものがあります(一旦車体と一緒に赤く塗った後、
先端だけ削り出せば中々リアルになるんじゃないかと・・・)

このほか、今はまだ交換していませんが
手すりと貫通扉のドアノブも市販パーツにする予定です。




まずは先頭に出る500型から作り始めたので、
切り継ぎパーツは運転台のないものを選択して組み立てて
あります。切り継ぎ部分がドアの端のラインに来ていて、
継ぎ目消しが楽になるようになっているのはいいのですが、
ただ継いだだけだとドアの上の隅にあるRが再現できない
ようなので、プラ材の切れ端を接着して整形してあります。




上の欄まで書いたところで文章チェックが面倒になり暫く
放置していましたが、その間に1両目の箱組みが済みました。
これは荻窪方先頭車の653号となる車体で、方向表示灯が
無く、かつ原型窓という前面を切り継ぎにて用意しました。
キットに含まれるHゴム窓前面からオデコだけ切り出し、
他を方向表示灯付き(原型窓)前面から持ってきたものです。
原型窓前面を行き先表示機のすぐ下でカットし、オデコのない
状態で一旦車体に接着した後、そこに上手く収まる寸法に
カットした表示灯無しのオデコを接着しました。

まだざっとペーパーがけをしただけで、この後瞬着を盛って
継ぎ目消しを行ないますが、慣れない工作の割にはまずまず
の出来なように思います。今回の編成ではこれをもう1両
やらなきゃならないのが、ちょっと気が重いですけどね・・・。

なお、モールドが浅すぎ+Hゴム表現が無くてカッコ悪い
行き先表示窓は、実車のこの部分の造作(パーツと実車を
比較するのが一番早い・説明しても訳ワカメかと・・・)の再現
も兼ねて削りこんであり、この後ランナー伸ばし線なり市販
ガラスパーツなりでグレードアップする予定です。
また、ライトは上記の通り銀河のN-018を使ってあります。


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2009年12月22日



久々の更新ですが、笑っちゃうくらい進んでません(^^;)
ずっと小田急2600にかかりっきりだったもので・・・
逆に言えば小田急が完成すれば本腰を入れてこれの
作業に専念することとなりそうです。

さて、前回の更新以降におこなった作業はこの行き先
表示窓のHゴム設置だけです。少し前のブログでも
触れたように当初TOMIXの113系の側面表示窓を
はめ込むつもりだったのが、幅が足りなくて無理と判明、
結局ランナー伸ばし線でHゴムだけ再現した・・・という
ものです。これもブログに書きましたが、方向表示灯が
付き、かつ表示窓がHゴム支持の車には前述のガラス
がピッタリなので、そっちははめ込みで仕上げることに
なると思います。




今回、キット指定のFS309が手に入らず困っていた台車は
割と似ているっぽいTS310(京急1000用)を試しに1両分
買って付けてみましたが、案外悪くないのでこれで代用
する事にしました。後日残りの分も買ってこようと思って
ます。パンタも集電シューもないので、理論上は走れない
電車ってことになりますが、そこは気にしたら負けだと
思っています。ふふふ

ちなみにキットの床板をそのまま使うと台車が微妙に
中央に寄り過ぎる気がしたので、適当に切り継いで
0.5~1mmくらい車端側に寄るよう調整してあります。




ちなみにFS309はこんな形してます。
てか今回調べて初めて知りましたが、丸ノ内線旧型車の
台車って地味に結構いろんな種類あるんですね。
片押し式ブレーキらしき台車(FS349っていうらしい?)を
履いたのがチラホラ居たりとか・・・。
今回はあくまでも代用台車なので深追いはしませんが、
多少調べて近づけられるところは近づけようかと思います。


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2010年2月25日



ようやく2両目となる318号の組立が済みました。
そのまま組み立てると屋根板と前面の継ぎ目に段差が
できるので、側面の上面をごく軽くヤスリがけして屋根
が出っ張り過ぎないようにしました。ついでに継ぎ目消し
の時にどうやっても消える雨樋は予め全部削っておいて
後でプラペーパーで付け直す予定です(これは組立済の
653号にも遡って行なう予定)

ライトは653号同様銀河のN-018で、手すり類は確かCPの
小田急FM用のうち、乗務員扉脇に付けるやつの小さい方を
使ったと思います。ホントはタヴァサの国鉄70・80系用(PN-
435-A)に入ってるのを使う予定だったんですが、含まれてる
数が少なくて絶対足りない!ってことで代用品を探してたら、
上記の部品がほぼピッタリの寸法でした。

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