紹介編はこちら
左:2012年5月竣工 GMキット加工2663×6 右:2018年6月竣工 マイクロエース完成品加工5057×4
そもそもプロトタイプが異なるので単純比較はできませんが、
車体断面やライトケースなど、本来同じ姿を目指している部分において
表現の違いを見て取ることができます。
断面はマイクロのほうが幅広ですが、実測19.3mm程度(実車は2900mm)と、ほぼスケール通りです。
古いGMキットは動力の関係で幅が広かったり背が高かったりするのがよくあるパターンですが、
小田急についてはむしろ幅が狭い(実測18.9mm程度:9000の2870mmと換算しても0.2mmほど狭い)という
意外な結果でした。
無論S50年代半ばの設計であり、更にそもそも9000をモデルにしていると捉えるならば十分すぎるとも言えます。
この2600形の作例では、面長さを緩和すべく裾を0.3mm詰めています。
マイクロから5000の改良品が出たとき、買うか悩みました。
下で載せますが、15年前にも一度マイクロベースで5000を作ったことがあったのです。
その時に客扉周りの雰囲気が惜しいとか、側面のガラスパーツがピタピタ過ぎて
嵌めると窓周りの塗膜がボロボロ剥がれる、とかそもそも高くて沢山買えないとか
色々な事を考えた結果GMキットに回帰した経緯がありました。
で、その後10年近くGMで作り続け、エコノミーキットからできるMAXのところまで
突き詰めた2600を作った、これを標準に増備しようというのがマイクロの改良品発表当時の状況でした。
最終的には車体断面の正確さが決め手となりマイクロベースでの増備を決めましたが、
小2で初めて買ってもらって以来延々と作り続けたNo.404シリーズの最終作例として
2663×6は今後も大切に保管していこうと思っています。
横顔。
作った当時はエコノミーからこれだけバキバキに仕上げる日が来ようとは・・・と
思っていましたが、それすらも既に素朴な感じに映るようになってしまいました。
弱点である戸袋窓やドア窓の雰囲気が改良されたものが出た日には
これも「以前はこうだった」的に紹介することになるんでしょうねえ。
完成した瞬間、それは旧作であるという昔のTMSの記事を思い出します。
妻面。
顔以上に車体断面の違いがよくわかりますね。
GMのほうは、前面がライトケース以外跡形もなくすべてのディテール(窓の高さすらも)を
作り直しているのに対し、妻面は二段窓化して幌枠を薄く削ったくらいなので、より素朴な感じが際立っています。
側面。
Hゴムの色で印象が変わっちゃうので、
2600は6両中唯一黒Hゴムのサハで比較。
2003年にマイクロから2600が出た時、この日の字型サッシの表現が大げさだとする
声が多かったですが、個人的にはとても好き。
2015年の改良品では先頭車だけサッシが奥まってて中間車は外板ツライチという謎仕様なので、
これはいい塩梅になるよう揃えてあります。
簡単に言いましたが、先頭車のガラスはそもそものモールドの深さが足りないので、
別の中間車からガラスだけもらってくる必要がありました。
なお、昨年出た2600と4000の改良品では直っています。
GMのほうはタヴァサのサッシを貼ってあり、これはこれですっきり見えて好きだった。
前面のほうから見た時にサッシが奥まっちゃうのが弱点といえば弱点だったかな。
2004年4月竣工 5000形(車体修理後)
15年前の作。
とりあえずHゴムは出っ張ってないんだよって教えてあげたい。
左:2016年5月竣工 デハ2228
中型車と並べた時の幅の違いがぐっと際立ってうれしい。
ヘッドライトケースの大きさを揃えたかったんだけど、
マイクロの立体感あるフードがかっこよくてそのまま仕上げてしまった。
貫通扉のHゴムはプレスの凹みにゴムがはめ込まれて見えるように改良し、
急行灯もトレジャーの新製品へ変更・・・と直近の2年間にも変化が見られます。
大型車はあくまでもGMで揃える、としていたならディテールも
古いほうに合わせて作っていたはずなので、進歩するほうに舵を切ってよかったかなと思います。
ボナの2300とマイクロのHEを早く加えたくなる。
TN化、するか・・・?
上の写真でもわかるように、ディテールはダミーのほうがいいんだよなあと。
以下、お遊び。
相模湾アーバンリゾート・フェスティバル1990、の略らしい。
略さなかったらドア間埋まりそうなネーミング。
バブルの頃は地方博が流行ったらしいですが、その流れを汲む
最後のほうってことなのかな。平成のはじまりのころのおはなし。
このステッカーは江ノ島線運用に入ることが多かった5000の4両口に貼られたらしいです。
小田急のネームドトレイン。
江ノ島たこあげ大会のHMがいつごろのものなのかはよく知らない。
やや脱線しますが、5057×4を選んだのは種別幕の故障が多く
マル急板を付ける機会が多かったらしいからです。
種別板を掛けるフックを付け直したのもその関係ですが、
今のところ種別幕は本来の姿で仕上げてあります。
No.404とNo.421がいまのステッカーに切り替わるまではこれだったっけ。
小2の夏、初めてキットを買ってもらった時にこれが入っていて、感激した思い出。
写真ではうまく表現できてませんが、帯用の水色が絶妙に緑かかってて
まさに小田急の帯の色なんですね。実際貼ると微妙なんですが、
こども心にはもう十分でした。
白抜き文字が銀色で刷られてても、1000の車番が1251…1501,1551となっていても気にならなかったころ。
次は1000形?
できればデビュー当時をやりたいんだけど、
最初の8本は屋根のビードからして違うらしい。
縦樋の漏斗は頑張って直すけれど、ビードは・・・ということで
1059以降にしようかと思ってます。
1000の本命は1090の千代直仕様なので、
先に4Rで課題を抽出するつもりです。
左:2012年5月竣工 GMキット加工2663×6 右:2018年6月竣工 マイクロエース完成品加工5057×4
そもそもプロトタイプが異なるので単純比較はできませんが、
車体断面やライトケースなど、本来同じ姿を目指している部分において
表現の違いを見て取ることができます。
断面はマイクロのほうが幅広ですが、実測19.3mm程度(実車は2900mm)と、ほぼスケール通りです。
古いGMキットは動力の関係で幅が広かったり背が高かったりするのがよくあるパターンですが、
小田急についてはむしろ幅が狭い(実測18.9mm程度:9000の2870mmと換算しても0.2mmほど狭い)という
意外な結果でした。
無論S50年代半ばの設計であり、更にそもそも9000をモデルにしていると捉えるならば十分すぎるとも言えます。
この2600形の作例では、面長さを緩和すべく裾を0.3mm詰めています。
マイクロから5000の改良品が出たとき、買うか悩みました。
下で載せますが、15年前にも一度マイクロベースで5000を作ったことがあったのです。
その時に客扉周りの雰囲気が惜しいとか、側面のガラスパーツがピタピタ過ぎて
嵌めると窓周りの塗膜がボロボロ剥がれる、とかそもそも高くて沢山買えないとか
色々な事を考えた結果GMキットに回帰した経緯がありました。
で、その後10年近くGMで作り続け、エコノミーキットからできるMAXのところまで
突き詰めた2600を作った、これを標準に増備しようというのがマイクロの改良品発表当時の状況でした。
最終的には車体断面の正確さが決め手となりマイクロベースでの増備を決めましたが、
小2で初めて買ってもらって以来延々と作り続けたNo.404シリーズの最終作例として
2663×6は今後も大切に保管していこうと思っています。
横顔。
作った当時はエコノミーからこれだけバキバキに仕上げる日が来ようとは・・・と
思っていましたが、それすらも既に素朴な感じに映るようになってしまいました。
弱点である戸袋窓やドア窓の雰囲気が改良されたものが出た日には
これも「以前はこうだった」的に紹介することになるんでしょうねえ。
完成した瞬間、それは旧作であるという昔のTMSの記事を思い出します。
妻面。
顔以上に車体断面の違いがよくわかりますね。
GMのほうは、前面がライトケース以外跡形もなくすべてのディテール(窓の高さすらも)を
作り直しているのに対し、妻面は二段窓化して幌枠を薄く削ったくらいなので、より素朴な感じが際立っています。
側面。
Hゴムの色で印象が変わっちゃうので、
2600は6両中唯一黒Hゴムのサハで比較。
2003年にマイクロから2600が出た時、この日の字型サッシの表現が大げさだとする
声が多かったですが、個人的にはとても好き。
2015年の改良品では先頭車だけサッシが奥まってて中間車は外板ツライチという謎仕様なので、
これはいい塩梅になるよう揃えてあります。
簡単に言いましたが、先頭車のガラスはそもそものモールドの深さが足りないので、
別の中間車からガラスだけもらってくる必要がありました。
なお、昨年出た2600と4000の改良品では直っています。
GMのほうはタヴァサのサッシを貼ってあり、これはこれですっきり見えて好きだった。
前面のほうから見た時にサッシが奥まっちゃうのが弱点といえば弱点だったかな。
2004年4月竣工 5000形(車体修理後)
15年前の作。
とりあえずHゴムは出っ張ってないんだよって教えてあげたい。
左:2016年5月竣工 デハ2228
中型車と並べた時の幅の違いがぐっと際立ってうれしい。
ヘッドライトケースの大きさを揃えたかったんだけど、
マイクロの立体感あるフードがかっこよくてそのまま仕上げてしまった。
貫通扉のHゴムはプレスの凹みにゴムがはめ込まれて見えるように改良し、
急行灯もトレジャーの新製品へ変更・・・と直近の2年間にも変化が見られます。
大型車はあくまでもGMで揃える、としていたならディテールも
古いほうに合わせて作っていたはずなので、進歩するほうに舵を切ってよかったかなと思います。
ボナの2300とマイクロのHEを早く加えたくなる。
TN化、するか・・・?
上の写真でもわかるように、ディテールはダミーのほうがいいんだよなあと。
以下、お遊び。
相模湾アーバンリゾート・フェスティバル1990、の略らしい。
略さなかったらドア間埋まりそうなネーミング。
バブルの頃は地方博が流行ったらしいですが、その流れを汲む
最後のほうってことなのかな。平成のはじまりのころのおはなし。
このステッカーは江ノ島線運用に入ることが多かった5000の4両口に貼られたらしいです。
小田急のネームドトレイン。
江ノ島たこあげ大会のHMがいつごろのものなのかはよく知らない。
やや脱線しますが、5057×4を選んだのは種別幕の故障が多く
マル急板を付ける機会が多かったらしいからです。
種別板を掛けるフックを付け直したのもその関係ですが、
今のところ種別幕は本来の姿で仕上げてあります。
No.404とNo.421がいまのステッカーに切り替わるまではこれだったっけ。
小2の夏、初めてキットを買ってもらった時にこれが入っていて、感激した思い出。
写真ではうまく表現できてませんが、帯用の水色が絶妙に緑かかってて
まさに小田急の帯の色なんですね。実際貼ると微妙なんですが、
こども心にはもう十分でした。
白抜き文字が銀色で刷られてても、1000の車番が1251…1501,1551となっていても気にならなかったころ。
次は1000形?
できればデビュー当時をやりたいんだけど、
最初の8本は屋根のビードからして違うらしい。
縦樋の漏斗は頑張って直すけれど、ビードは・・・ということで
1059以降にしようかと思ってます。
1000の本命は1090の千代直仕様なので、
先に4Rで課題を抽出するつもりです。
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