juntarouじいじの日々是好日

保谷障害者福祉センターの卒業記念に「じいじにも出来るよ」と言われて始めたブログ、早いもので、もう19年目に入りました。

エフゲニー・オネーギン

2019年10月04日 | 音楽・オペラ・美術


今日は又暑くなりました。とても10月の気温とは思えませんね。センター、元気ジム、麻雀教室、と元気に通っております。

昨日の午後、初台の新国立劇場へ出かけて来ました。オペラの2019/2020シーズンの開幕です。開幕を飾るのはチャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」、彼の10作のオペラの中で最も有名なオペラです。プーシキンの同名小説を原作として、チャイコフスキー38歳の時の作品で1879年初演。新国立劇場では新制作なので、私も観るのは初めてです。
ロシア帝政時代の1820年代、ロシア上流社会が舞台。お話は、「夢見る少女タチアーナの純な愛をニヒルな青年オネーギンは冷たく退ける。数年後、放浪の旅から戻った戻ったオネーギンは、美しく成長し公爵夫人となっているタチアーナに再会。今になって彼女への愛に気づくのだが・・・・」

微妙な人間心理を中心に据えた室内劇のようで、ドラマティックな場面は少ないですが、グランドオペラ的な2つの華やかな舞踏会の場面もあります。チャイコフスキーの抒情あふれる美しい曲が全編に奏でられました。
指揮は、アンドリー・ユルケヴィチ、演出は、ドミトリー・ベルトマン、美術も衣装も照明も振り付けもいずれもロシア出身の人でした。タチアーノを歌ったのはエフゲニア・ムラーヴェワ(ソプラノ)、オネーギンはワシリー・ラデューク(バリトン)、レンスキーはパーヴェル・コルガーティン、グレーミン公爵はアレクセイ・ティホミーロフ(バス)、と、オリガを歌った鳥木弥生(メゾソプラノ)を除いて主だったところはロシア一色の歌手陣で、みなさん素晴らしい声を聴かせてくれました。オーケストラは何時もの通り東京フィルハーモニーでした。
新国立劇場の今シーズン、次はドニゼッティの「ドン・パスクワーレ」、更に「椿姫」、「ラ・ボエーム」と続き10作品が上演されます。内、私は5作品を鑑賞する予定です。
新国立劇場に通い始めて、もう15,16年になりますか。毎年5,6作品を鑑賞して来ましたから数えると随分な数になりますね。その割に覚えていることは少ないです( ◠‿◠ )


エントランスの所に展示されていました。アイーダの舞台で実際に使われたもので、近寄って見ると結構大きなものでしたね。アイーダの凱旋の場面が蘇りました。
コメント (1)