徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

孫の成長を実感! ~ おゆうぎ会 ~

2012-02-13 16:53:55 | その他
 昨日は、孫のてっぺいが通っている幼稚園毎年恒例の「おゆうぎ会」。てっぺいはプログラムの1番目から登場するとあって、家内と朝早くから久留米へ出かけた。この幼稚園の卒園生である姉のみわは、今もこの幼稚園で行われているバレエ教室でレッスンを受けており、教室のなかまと一緒にバレエを披露した。てっぺいは合唱&合奏と音楽劇「ジャックと豆の木」の二つに出演したが、いつでも一生懸命、オーバーなくらいのアクションが彼らしかった。みわは2年生ともなるとバレエの動きにもだいぶしなやかさが出てきて少女らしさを感じさせた。二人の成長をあらためて実感できた一日だった。

 

そよ風の贈りもの ~ ホイットニー・ヒューストン ~

2012-02-12 20:52:12 | 音楽芸能
 悲しいニュースを聞いた。僕の80年代はホイットニー・ヒューストンとともにあると言っても過言ではない。二度目の東京勤務時代だった。小平から東京八重洲までの電車通勤の友はウォークマンだった。まだカセットテープの時代だ。いろんなアーティストの曲を聴いたが、中でもホイットニー・ヒューストンのデビューアルバム「そよ風の贈りもの」が一番の気に入りだった。毎日1時間半の通勤時間の往復に繰り返し繰り返し、テープが擦り切れるほど聴いたものだ。東京の生活で乾いた心を彼女の歌声がどれだけ潤してくれたことか。このアルバムに収められた曲はどれも好きで、世界的に大ヒットした「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」や「オール・アット・ワンス」、「セイビング・オール・マイ・ラブ・フォー・ユー」なども大好きなのだが、今日の悲しい知らせを聞くと、やっぱりこのアルバムタイトル曲「ユー・ギブ・グッド・ラブ(邦題:そよ風の贈りもの)」をまず聴いてみたくなった。さようならホイットニー、そしてありがとう。


朝ドラ「カーネーション」と熊本の意外なつながり

2012-02-11 11:50:30 | 熊本
 毎朝、ドラマ「カーネーション」を見るのが楽しみだ。6、7年前から注目してきた女優、尾野真千子が念願の朝ドラヒロインになり、役者としてその実力を発揮しているのが何よりも嬉しい。しかもこのドラマの作・脚本が僕の大好きな渡辺あやによるものであり、一昨年のドラマ「火の魚」以来二度目の二人のコンビであることが僕の興味を倍増させている。
 話は変わるが、僕は今、生まれ育った町、京町の歴史を調べている。中でも明治9年に起きた「神風連の乱」はわが家のすぐ近くに要人襲撃事件の舞台となった与倉知実邸跡があることもあり、特に真相を知りたいと思っている。
 実は最近、この朝ドラ「カーネーション」と「神風連の乱」につながりがあるという驚くべき事実を知った。これは「肥後細川藩捨遺」という細川家にまつわる記録や文献などをまとめたウェブサイトを運営しておられる津々堂さんのブログ「津々堂のたわごと日録」の中に記載されていたものだ。朝ドラ「カーネーション」のモデルとなった小篠(こしの)家と、神風連百二十三志の中の小篠(おざさ)四兄弟は、もともと岸和田の同じ一族だというのである。詳しくは津々堂さんの下記のブログをご覧いただきたい。
▼「津々堂のたわごと日録」より「岸和田の小篠氏のこと」
 http://blog.goo.ne.jp/shinshindoh/e/0bce23496f83111e511a0042b6a00ff2

※写真は尾野真千子のデビュー作「萌の朱雀(1997)」の一場面

春のたより・・・

2012-02-10 21:25:50 | 熊本
春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける(山部赤人)


 春の兆しを確かめに、井芹田畑の成道寺川べりを歩いてみた。田んぼの畦道に菜の花が一輪、可愛らしい黄色い花びらを開いていた。川面を覗くと、童謡「春の小川」を口ずさみたくなるような清流が流れている。僕らの子どもの頃には見慣れた風景だが、まだ熊本市内にもこんな自然が残っていたとは。春はもうそこまで来ていることを実感した。





※春のたよりとお聞きください!

「草の芽」 作詞・作曲 初代藤本秀丈

♪ 草の芽の 便りきいたか 土筆の坊や
  春を知らせに 袴を着けて

♪ 草の芽に 香り尋ねて お濠の鯉が
  蓮に頬寄せオオ ヒラヒラと

♪ 草の芽は すみれタンポポ 蓮華にアザミ
  せりに菖蒲に よもぎにハコベ



「高瀬米」の伝統 今ここに

2012-02-09 20:30:07 | 熊本
 今朝の熊日新聞に下記の記事が載った。2011年産の米の食味ランキングで、熊本県産の「森のくまさん」(菊鹿町)と「ヒノヒカリ」(七城町)が最高評価の特Aにランクされたという。全国45道府県の129産地から応募があり、そのうち26点が最高評価特Aに格付けされた。「ヒノヒカリ」は4年連続、「森のくまさん」は2年連続だそうである。
 熊本の米は肥後藩の時代から「高瀬米」として全国有数のブランド米だった。その伝統は脈々と受け継がれているわけだ。



▼高瀬米の歴史
 江戸時代、肥後藩の米は四蔵米の一つであり、その主産地である菊池川流域一帯で獲れた米は、菊池川を平田船で高瀬へ運び、高瀬御蔵にいったん納めた後、高瀬港から積み出された。そのため当時の肥後米は全国的に「高瀬米」と呼ばれた。江戸中期になると、河川の堆積などのため、高瀬は港としての機能を失い、3キロ下流の大浜がその役割を担うようになった。


高瀬が港として栄えた頃の名残を残す高瀬裏川沿い


高瀬御蔵から積み出された米俵は俵ころがしの坂道を通って平田舟へ積み込む


3キロ下流の大浜で五百石船に積み替えられ、大坂・堂島へ向け出帆する。


大坂へ運ばれた「高瀬米」は全国の基準米として米相場を左右した。

不思議な町名 ~ 一番被分町 ~

2012-02-08 20:37:18 | 熊本
 一番被分町(いちばんわかされちょう)。この何やらいわくありげな町名は僕の祖母の生家があった町の名前だ。しかし、現在はこの町名はない。周辺は今、熊本市水道町となっている。江戸時代は武家屋敷が並んでいた地区で、町名はなく、明治の代になってから「一番被分町」という名がついた。隣の町名は「二番被分町」といった。以前から町名の由来が気になっていたが、ついに先日、熊本市歴史文書資料室に調べてもらった。それによると、家督を相続せず分家をした者(通常は次男や三男など)を集めて住まわせた地区らしい。被分というのは分家をさせられた者という意味のようだ。昔の日本語は面白い。祖母の生家の子孫らはそこにはもういないことは知っていたが、先日、お墓などが残っていないかどうかを近隣のお寺を三軒回って尋ねたがわからなかった。


国道3号線水道町北交差点。前方の二つの立駐の間を抜けた先が一番被分町があった地区


大正7年頃の地図。水色の丸印のところが同じ地点。小さく被分の文字が見える。


今日の地図で見ると

Behind the Scenes ~ ザ・わらべ ~

2012-02-07 21:12:36 | 音楽芸能
 今日夕方のニュース番組「ぴゅあピュア」(テレビ熊本)では少女舞踊団「ザ・わらべ」および「こわらべ」を特集で紹介した。普段は見ることができない彼女らの舞台裏の様子や、ごく普通の中学生としての素顔などがとても微笑ましかった。さらに髪結い、化粧そして着物の着付けまでを、きびきびと全部自分たちでこなす姿はとても頼もしく感じた。中村花誠先生の指導は、時には厳しい叱咤も飛ぶが、それでもきちんとそれを受けとめる彼女らの姿に尊敬の念すら抱く。彼女らの将来を見据えた花誠先生の構想が結実することを祈らずにはいられない。


学校が終わってから夜遅くまで続く稽古


芸の向上のためには花誠先生の容赦ない叱咤が飛ぶ


髪結い、化粧そして着物の着付けまでを全部自分たちでこなす

赤松館(せきしょうかん)を訪ねて

2012-02-06 23:34:19 | 熊本
 家内が今朝の熊日に載っていた芦北・赤松館のひな祭り展を観たいというので、午後から母も連れて出かけた。ここは僕も行ったことがなく、薩摩街道佐敷宿とともに一度は行ってみたいと思っていたところだ。江戸時代後期から芦北地方の大地主として栄えた藤崎家の五代目当主・藤崎弥一郎氏が建造した邸宅で、明治27年の日清戦争により、未完成のまま工事を終えたという。庭園から望む三太郎峠の一つ、赤松太郎峠が赤松館の名前の由来だそうだ。国登録有形文化財に登録されているそうだが、母屋や米蔵などの建造物はもちろん、屋内に展示された家具調度、衣類、美術品などには圧倒される。中でも伸ばせば7mにも及ぶという楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)作の浮世絵「婦人風俗画」の見事な色彩は、見入ってしまって時の過ぎるのを忘れるほどだ。また、藤崎家は料理研究家の江上トミさんの生家だそうだが、そう言えばだいぶ前にそんなドラマを見た記憶がある。


粋な黒塀と見越しの松


2800俵を貯蔵したという米蔵


米蔵の中に展示されたひな祭り人形


楊洲周延作の浮世絵「婦人風俗画」のごく一部

肥後藩 家紋物語

2012-02-05 17:16:34 | 熊本

 昨年10月の「秋のくまもとお城まつり」の情景。熊本では熊本城に関わるイベントなどの際、藩主を務めた加藤・細川両家の家紋を掲げる習わしがある。舞台の左端に加藤家の「蛇の目紋」、右端に細川家の「九曜紋」。

▼加藤家の家紋
 加藤家の紋は清正の甲冑に用いられている「蛇の目」ですが、「桔梗」紋も用いていました。これは加藤清正が肥後に赴く際、秀吉は前年に改易した讃岐の尾藤知定の武具調度一切を与えました。その尾藤家の紋が「桔梗」。清正は桔梗紋の入った武具調度をそのまま使い、自分の家紋にしたのです。そして、清正は旧尾藤家の家臣三百名余りを、自分の家臣として召し抱えたということです。また、清正はもう一つ「折墨」と呼ばれる家紋も使っていました。

▼細川家の家紋
 細川家の家紋である「九曜紋」はもともと違ったデザインのものでした。しかし、延享4年、江戸城本丸で板倉勝該という旗本に細川家第七代細川宗孝公が切りかかられ命を落とす事件が発生しました。この原因が、細川家の「九曜紋」と板倉家の「巴九曜」とを見間違えたことによる人違い刃傷事件だったのです。幕府は再発防止のため細川家の「九曜紋」のデザインを変えるように命じ、以降現在の「細川九曜」といわれる家紋が使われています。

七城温泉の歩行浴

2012-02-04 21:29:20 | 熊本
 久しぶりに家内と母を連れ立って七城温泉に行った。2年ぶりくらいかな。以前は週一くらいの頻度で行ったものだが、各地で公衆浴場のレジオネラ菌騒動があった頃から足が遠のいていた。ここでの僕の楽しみは歩行浴。だいたい1時間半くらいの入浴時間の大半を歩行浴で過ごす。1周20mの浴槽を何周しただろうか。たぶん100周は超えていると思うので2kmほどは歩いたことになる。しかも水の抵抗があるので日頃の運動不足も一気に解消だ。週に何回かはわが家の周辺を歩いてはいるのだが、やっぱり水の中での運動は終えた後の爽快感が違う。また近いうちに行こう。

寒さに負けず初午踊り!

2012-02-03 17:46:56 | 熊本
 今日は初午の日。初午大祭が行われる熊本城稲荷神社の周辺は朝から参拝者の車で渋滞していた。午後から歩いて神社に行ってみたが、凄い行列でしばらくは参拝出来そうもなかったので、初午踊りが行なわれている下通アーケード街へ回ってみた。民謡三味線の藤本喜代則社中ほかの皆さんによる熊本民謡の演奏や、こわらべのメンバーによる可愛い日本舞踊などが披露された。厳しい寒さの中だったが、出演者の皆さんの熱演に気持だけでもほっこりしたひと時だった。明日は立春だが熊本もしばらくは厳しい寒さが続きそうだ。






大河ドラマ化推進運動の目的は?

2012-02-02 19:33:15 | 熊本
 NHK大河ドラマ「平清盛」の映像に対する井戸兵庫県知事の酷評がいまだにくすぶっているようだが、こんな騒動が起きるのは大河ドラマが、ゆかりの地の観光振興にどれだけ影響を及ぼすかということの表れでもある。かくいう僕の地元熊本でも、大河ドラマ化推進運動が二つ、関わりのあるものも含めると三つある。一つ目は「加藤清正」。これは随分前からの運動で、既に賛同者の署名を添えてNHKに働きかけが行なわれたが、熊本では今日でも絶対的な人気を誇る「加藤清正」の大河ドラマ化は熊本県民の悲願でもある。二つ目は「横井小楠」。一昨年の「龍馬伝」にも登場した「横井小楠」は、以前は政治的系譜の関係もあって、熊本ではあまり評価されていなかったが、近年再評価が進み、現在、ドラマ化の署名運動が進められている。そして三つ目は直接熊本で行われているわけではないが「細川ガラシャ」。ガラシャゆかりの京都府下の7市町が「ガラシャプロジェクト」なるものを進めているという。細川ガラシャは立田山の泰勝寺跡に夫の忠興公とともに御廟があり、もしドラマ化が実現すれば熊本も大いに関係があるわけだ。先日、泰勝寺跡で出会ったご婦人もそうだったが、ここを訪れる方のほとんどが細川ガラシャ御廟にお参りするのを目的としているようだ。
 それはさておき大河ドラマ化推進運動の目的は、観光振興の前に地元ゆかりの偉人の顕彰にあることを忘れないようにしなければならないと思う。
※写真は細川ガラシャ御廟

玉三郎 in 八千代座 ~ にっぽんの芸能・芸能百花繚乱 ~

2012-02-01 13:36:27 | 音楽芸能
 今週末2月3日(金)のEテレ「にっぽんの芸能・芸能百花繚乱」は、昨年11月、山鹿市の芝居小屋・八千代座で行われた「坂東玉三郎特別舞踊公演」が放送される。NHK熊本放送局のローカル番組では既に一度放送されたが、今回初めての全国放送。
 坂東玉三郎さんはもう20年以上、熊本県山鹿市の国指定重要文化財・八千代座で舞踊公演を続けている。昨年11月、八千代座開場百年という記念にあたり、玉三郎さんは山鹿伝統の「山鹿灯籠おどり」も演目に取り入れ、地元の市民や若手舞踊家と共演する新作舞踊を発表した。地方の伝統芸能を守るため力を尽くす玉三郎さんの心意気が伝わってくるような舞台が見もの。
 折しも山鹿市では2月3日より「山鹿灯篭浪漫 百華百彩」が始まる。真夏の灯籠祭りとはひと味違った冬の山鹿を彩る和の灯りのページェントを楽しむのもまた一興か。