食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Appartement アパルトマン

2013年06月13日 | ちょっとした事・話
我が家から、最寄り駅への一本道。



毎日通るこの道の、

とあるアパルトマンの扉が開いていた




“Porte ouverte 開いた扉”= “出入り自由”




パリのアパルトマン(アパート、日本でいうマンション)は、全ての入り口がオートロック。

普段は、住人か、招待された人しか入ることが出来ない。




で、このアパルトマン、入り口の扉がガラス張りで。

中庭が少しだけ見える。

その、かわいさといったら



で、

入ってみた





真っ白な壁に、青が映える

緑もお花も、良いアクセント




この週末、特別に“出入り自由”になっていた理由が、



アトリエ公開




“芸術の都”と言われるパリ。

実はこっそり、こういうアトリエが隠れている。

それも、意外とたくさん



この建物にも、4つのアトリエが隠れていた。

4年もこの近くに住んでいたのに、知らなかったなぁ。



『昔は、オートロックの扉なんてなかったから、いろんな人が出入りして。

それが楽しかったんだけどねぇ』

なんて。

イチバン年上のアトリエの住人さんの言葉。




こういうものに触れる機会が身近にあれば、たくさんの人が心豊かになる。

このアパルトマンに住んでいる子供たちは幸せだなぁ、って思う。




決して治安が良いとは言えないパリ。

私たちは、便利や安全と引き換えに、時々、大切なものを失っているんだなぁ、って、思った。




“また、時々うかがいます”って、お約束して。

こういうアドレスが、少しずつ、増えるとうれしいな