カフェ・プロコープって、ご存知?
フランスのカフェといえば、
白いワイシャツに、黒のパンツ、タブリエ(エプロン)というイメージが最初に浮かぶ。
パリに“カフェ”が登場したのは、1660年代。
今では、紅茶の国として知られるイギリスに遅れる事、少し。
時の国王、ルイ14世(マリー・アントワネットの義祖父で、ヴェルサイユ宮殿を建設した王様)に、トルコ大使が献上したのが始まり。
で、パリ市内にも、カフェが出来始めるんだけれど
当初のカフェは、
なんていうか、“健全な憩いの場所”とは、程遠かったようで
それを、今風に、誰でも気軽に入れるような(とはいっても、当時は男性社会。 女性が気軽に入れるようになるのは、もっと、ずっと後の話。。。)公共の場にしたのが、彼、Francesco Procopio フランシスコ・プロコピオ氏。
名前のとおり、彼、フランス人ではなく。
イタリアの血を引いていらっしゃる。
ギャルソン(接客スタッフ)の格好を、今につながる形に考案したのが彼なら、
カフェの店内にその日の新聞を貼って、情報を提供したり。
カフェの隠れメニュー()の、グラス(アイスクリーム)とソルベ(シャーベット)を最初に出したのも彼
そのカフェが、今も、パリに残っている
それが、
Le Procope ル・プロコープさん
メニューは、クラシックなものばかり。
オニオングラタンスープがおいしかった
すっごくおいしいってワケじゃないんだけれど。
でも、
1日中開いているし。
何より、江戸時代から、ずっと営業しているって、すごくない
古き良き、時代のまま。
あ、観光客の多いこのカフェ(レストラン)、サービスは期待なさらず、お越し下さい