食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Galette des Rois ガレット・デ・ロワ 10

2011年01月22日 | お菓子屋さん


買いに行ってきた、LENOTRE-ルノートルさん



日本から撤退してしまったり、創業者のルノートルさんが亡くなってしまったり、と、いろいろあったけど。

ここ2、3年の質の上昇っぷりは本当にすごい

前回の記事で、MOF(フランスの国家最優秀職人章)パティシエさんが、5、6人いるって書いたけど、実際は、15、6人のステキなパティシエさん達が携わっているそうで



早速、



堂々とした箱に入った、




ガレット・デ・ロワ

お味は、アーモンドクリーム



そう。

ガレット・デ・ロワといえば、アーモンドのクリームが定番だけど、それは、“Frangipane-フランジパーヌ”。

フランジパーヌは、アーモンドクリームにクレームパティシエールを合わせたもの。

ルノートルさんでは、クレーム・パティシエールを加えない、アーモンドクリームのみ、との事。

へぇ~




時々、パン屋さんで作られるガレットで、アーモンドクリームのがあるけど。

好みもあるんだろうケド、一般的に、格下扱いというか…。

お店に来るお客さんでも、

『こちらのお店は、ちゃんとフランジパーヌでしょうね?』

と、確認してくる人も。





う~ん

おいしい


パイ生地、クリーム、それぞれがおいしいくて。

ああ、このパイ生地だから、アーモンドクリームなんだ

って、納得できる、やさしいお味。



実は、去年食べたルノートルさんのガレットがあまりにもびっくり&おいしくて、今年はどんなお味なのかな?って楽しみにしていったら、

“毎年同じ味”

で、ちょっとガッカリしつつ、コレを買ってみたのだけど。

買って正解

ガッカリさせてくれないルノートルさんに拍手



フェーブは、





今年、ハーレー・ダビッドソンさんとコラボ?するとかで、刻印が。

6人前36ユーロ。




もちろん、ケーキも購入





“Devotion-デヴォーション”、信仰とか敬愛、愛着、なんて意味のチョコレートケーキ。

コレ、横から見ると




こんなカンジ。

そして、構成がおもしろい




見えにくくて申し訳ないけど

真ん中にビスキュイ(スポンジ生地みたいなの)、まわりがムース&ガナッシュ

普通、生地って、下に敷くか、周りにあるものだけど

クリームと位置が逆転してる

みたいな。

食感もおもしろいし、もちろんおいしい



あとは、



“Nougatine chocolat-ヌガティーヌ・ショコラ”

タルト・ショコラだと思った方、多いのでは?




またまた、見えにくくて申し訳ないけど

タルトみたいな所は、ヌガティーヌで出来てて、チョコでコーティングしてある

ショコラのしっかりした風味が主体で、甘くなく、ヌガティーヌが、甘さを補っているというか



普段、ケーキをいくつか買うときは、テイストの違うものを選ぶんだけど。

今回、予定していたガレットがなかったショックで、気の向くままに選んだら、チョコケーキ2つになってたんだけど

しかも、気づいたのは、食べる直前

2つとも、買ってよかった

というか、同じチョコなのに、全く違う表情を見せてくれた事&食べ比べられた事に感謝



LENOTRE ~ルノートル~
10 Rue Saint Antoine 75004 Paris
※複数店舗有り


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アーモンドクリームのみ (観光客)
2011-01-24 02:08:44
どんなお味か気になります。それはそれで美味しそう!
しかし何故に格下扱いなのでしょう?それこそガレットの歴史に関わりがあるのかな。
そうそう、先日メゾン・カイザーさんのガレット・デ・ロワを購入したら、どうらく人さんと同じカンパーニュ?のフェーブでしたよ。
各国店舗で共通なのかも。(ちなみに王冠は違う物でした)
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観光客さん (どうらく人)
2011-01-26 23:16:11
お返事が遅くなってしまい申し訳ありません

カイザーさんのフェーブ
同じものなんですね。
わざわざ輸出されているのでしょうか

クレーム・フランジパーヌは、クレーム・ダマンドに、クレーム・パティシエールを加えた、さらにリッチなクリーム、という立場のようです。
その昔、高級なアーモンドクリームと、芳醇なクレーム・パティシエールを合わせた最上のクリームを愛する人に贈ったフランジパーヌ伯爵の考案です。
(作る工程も増えます)
今では、材料と作り方次第で、どれが高級、とはいえないと思いますが、“フランジパーヌは特別”というイメージを持っている方が多いのかもしれません

こういう、フランジパーヌ以外のガレットを試してみるのも楽しいです
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pouchkineから魅せられて (ハンドルネームが決まらないA)
2011-02-05 07:34:59
はじめまして、ハンドルネームが決まらないA、Essonne県からParisに出勤している女性(夫は料理好きな仏人)です。

CAFE Pouchkineの検索から辿りつき、そしたら私の大好きなガレデロワが沢山載ってるんですもの、すっかり『お気に入りブログ』になりました。毎日楽しみにしています。

見させて頂いた中で、来年買いたいのは『ルノートルさんの』ガレです。
ちなみに、我が家のココ数年のガレは仕事のルート上にあるパン屋さんのみで何度か買います(Turin通り)、フランジパヌ/ピスターシュ/フランボワーズ/チョコレート/林檎/梨も有ったかなぁ。主人がココのパンオショコラのファンなので。
Julien
33,rue de Turin 75008
(73,av.F.Roosevelt75008/169,av.Wagram75017にも)
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ハンドルネームが決まらないAさん (どうらく人)
2011-02-06 00:53:49
はじめまして

ルノートルさん、どちらのガレットも オススメです

ジュリアンさん、1度買いに行った事があります。
大きな、丸いパンを買いましたが、おいしくて
ステキなパン屋さんと記憶していました。
ナルホド、パン・オ・ショコラ
今度買いに行ってみます
そして、来年のガレットも

プーシキンさん、行かれましたか??
ショーケースのケーキを選ぶ時、私はウキウキしちゃいました
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LENOTRE (ハンドルネームが決まらないA)
2011-02-06 21:48:03
コメントの返信を有り難うございます。
CAFE Pouchkineに、
『結婚デコレーションケーキ/1口ケーキ3種/マカロン』をオーダーにした友人がいまして、それで気になってたCAFE、やっと1月26日に行ける時間が出来そうで検索させて頂いたのでした(ブログの日付を見るとJust)。私は栗好きなので、1度目は迷わず『ガトー・マロン』でした(幸せ味)。次回が悩みます!!!!!

Julienのパンオショコラとクロワッサン・ブーを主人の為に毎回買い、冷凍庫へ。他の店よりバターが多いらしいです。10回中1回外れの日もありますが、、、。
LENOTREはRER郊外線に乗る駅にあるので、何かの日には毎回お世話になっています。ガレは見ていたのに買わなかったのが後悔です、来年来年ですね。

2011年ブログも楽しませて頂きます、宜しくお願いします。
返信する
ハンドルネームが決まらないAさん (どうらく人)
2011-02-08 01:24:29
マロンのケーキ
私が行った時は無かったので、ニューアイテムですね
マロン好きの私に、そんな“幸せ味”だなんて
無くなる前に行ってきます
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