食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Europain ユーロパン 2012

2012年03月07日 | お楽しみ・イベント
今日まで開かれている、ヨーロッパの食品見本市“Europain ユーロパン 2012”。




昨日ご紹介したのは、パンコーナー




今日は、



飴細工



とはいっても。

飴細工を売っている訳ではなく。



いろんな企業が、集客のために、各企業で、パティシエさんと契約して、デモンストレーションが行われている。



冒頭の写真は、



MOFパティシエ、ステファン・グラシエさんの作品。

ご本人も、実演中。

パリ郊外に、ご自身のお店をかまえていらっしゃるので、なかなかうかがう事が出来ないのだけれど。

普通の、どこにでもあるような店舗で。

斬新な(?)コンセプトで



ごあいさつする前に、私を見て、

『コンニチハ

と、日本語であいさつしてくれちゃうような、ステキなキャラクター

(お仕事中は、また、別キャラな方だけれど

今月中に、お店にうかがう予定



で、



この方、ステファン・グラシエさんのお店で働く日本人パティシエさん。

ステファン・グラシエさん、2つのブースを持っていて。

彼が、もう1つのブースを任されていて。




パティスリーを運営しながら、

プロ向けに、教室も運営されているステファン・グラシエさん。

そこで、彼の代わりに表舞台を任されるのだから。

この方も、相当な実力の持ち主


それにしても、



これが、砂糖なんて…。

輝きが、すばらしい。。



で、飴細工で、イチバンスゴかったのが、



ステファン・クラインさん




真剣なまなざし。




ドラゴン。




すごい…


でもね、



この、お茶目なドラゴンのお顔

これが、彼の世界。






プラスチックで、機械で作っているんじゃないかっていう位、

精密なパーツ。

輝き。


同時に、









ファンタジー感溢れる作品

写真に写っているもの、全てが、お砂糖

彼はもう、パティシエではなく、飴細工師

フランスが誇る、ね。

ステファン・クラインさんご本人の製作現場なんて、なかなかお目にかかれない


でも、



見にくい写真で申し訳ないが…、

ご本人の手

手袋をしているけれど、その下は、傷(やけど?)だらけ。

そういう、お仕事。



他にも、





製菓学校の紹介ブースでは、先生方の作品や、デモンストレーション

こちらも、プロな皆さん。

もう、すごい、しか、コトバが出てこない



そして

パンの世界大会が開かれているのと同時に、

ピエスモンテの世界大会も、開かれている



飴細工、パスティヤージュ(シュガークラフトみたいな)、チョコレート細工を、2人1組で作って、競う。




これが、日本代表作品

今回の日本代表は、

グランド ハイアット東京のパティシエさんと、パティスリー・アテスウェイのパティシエさん。

私が、とっても行きたいパティスリーの1つ






飴細工に、




プティ・ガトーに、




パスティヤージュ。

(これね、ブランコみたいに揺れるの 



そして、



チョコレート

このチョコレート、40回、日本で練習して。

40回、失敗して…。

最後の最後、本番で、成功したそう

なんていう、精神力


私が会場に行った時は、



半分のチームは、まだ、未完成で。

全ての作品を見る事は、出来なかった



このコンクールの結果は、

1位:日本

2位:スイス

3位:フランス

イェ~イ 

本当に、お疲れさまでした



まだ、結果が出ていなかったとき、某・パティシエのコンパニオンさん(←フランスの、MOFを育てたり、コンクール対策のスペシャリスト)とお話ししていたのだけれど。

テクニック的なもの、味覚、そして、仕事の流れや、作業の効率、

さらに、常に作業台がキレイな日本人チームをまさに、“ベタ褒め”されていて。


『某国なんて、あんな仕事の仕方じゃ、どんなに良いものを作っても、賞は取れないよ』

と。


そう。

コンクールは、結果(作品)はもちろんだけど、過程も重要



それにしても

本当においしいものは、実は、日本にあり

世界中のパティシエさんたちが、興味、感心、ライバル心を持つ、日本のパティシエさんたちは、

日本の誇り


Europain 食品展示会

2012年03月07日 | お楽しみ・イベント


Europain 食品展示会に行って来た

2年に1回、パリで行われる、パティシエ、ブーランジェ、ショコラティエさんたちの為の展示会



お仕事に使う、器具、機材、材料、デコ、ユニフォーム、家具、包装etc...

いろんな企業の皆さんが出店

日本で、毎年幕張で行われるモバックショーみたいなもの



あまりの展示品の多さに、私の撮った写真も、ホントにたくさん

なので、何回かに分けて、アップしよう




まずは、パン

パン屋さんといっても、個人店から、大量生産する企業まで、いろいろある訳で。



これは、ヴィエノワズリー(菓子パン)を作る機械。


これ



向こ~の、奥までで、1つの機械


スーさん、

『これ、どこに置く? 

イヤ、買わないし





パン・オ・ショコラの実演

平べったい形のパン・オ・ショコラ。

丸く成形しているのを見ると、これがパン・オ・ショコラになるなんて、言われないと、気付かない





これは、フランスのパンの大本命・バゲット用。




バゲットは、




クープ(切れ目)を入れて。

このデモンストレーションは、バゲットを置いている、白い布(?)の宣伝。

こういうデモンストレーションを見ると、

“なるほどねぇ~”

って。

いつ見ても、いつまで見ていても、飽きない





パンの世界大会も開催されている



これは、台湾の作品。




全部、パン


残念だったのは、全部のチームの作品が、完成してなかった事。

日本やフランスの作品、実物を見る事が出来なかった





これも、パン

フランスの地図。

小麦粉メーカーさんの所に飾ってあった。



日本から招待されているブーランジェ(パン職人)さん達もいらっしゃったり。

普段、パン屋さんの中って、のぞく事が出来ないから。

とっても興味深いものがたくさん




ちなみに、今回スーさんがイチバン欲しがったものは

ケーキとかを、切る機械。

“刃”で切るんじゃなくて、高圧噴射される“水”で切る、っていうやつ。

畳2畳分の大きさ、お値段、570万円