食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

ワイン王国・フランス

2011年07月30日 | ちょっとした事・話
フランスは、言わずと知れた“世界一のワイン王国”




某展示会で、

ワインの味と、香りの講習を受けてみた



時々、ワインの香りを表現するのに、使われる言葉が、



実際に用意されていて。

ワインは、ぶどうのお酒なのに、

『このワインは、◯◯を思わせる香りが~』

なんて説明される事があるけれど




見えるかな??



赤ワインによく使われる表現、“赤い果実”のカテゴリー。





コーヒーや、エピス(香辛料)、





蜂蜜系、





木の実やドライフルーツに、





バニラや、乳製品など…。


こうやって見てみると、おもしろいし、分かりやすい

言われてみれば…なんてね。



たくさんの、



パンフレットを頂いたんだけど、





コレ、毎日、コレくらい飲む事をおススメします 

なカード


お酒は、百薬の長

Pomme de terre じゃがいも

2011年07月30日 | おいしい歴史
それは、フランス革命のちょっと前の事



ん~、

フランス革命って、王妃マリー・アントワネットが、国民の税金を無駄使いした所為で起きた…

って言われているけど。

私の解釈は、それだけじゃないんじゃないかな、って。




ルイ14世(アントワネットのだんなさん、ルイ16世のおじいちゃま)が、ヴェルサイユに、あんなに大きな宮殿を建てて。

ルイ15世の愛人の皆さんも贅沢三昧、し放題。

そして、ルイ16世と、マリー・アントワネットの時代には、当時、イギリスと犬猿の仲だったフランスが、イギリスから独立したいアメリカを応援。

莫大過ぎる金銭的援助をしていて

結局、イギリスが負けて、アメリカは独立出来たんだけど、フランスには、特に、何も残らなかった

(その時のイギリスの海軍大臣だったサンドイッチ伯爵は、サンドイッチの生みの親。

忙しい激務の合間に食べられるように考案されたとも?)

ルイ13世時代からの宗教戦争の影響での増税。

さらに、大飢饉があったり…。



そんなこんなで、食料不足やらなにやら、大変だったフランス。



そこで、当時の農学者だったパルマンティエさんは、ドイツでは、既に食べられていたジャガイモを、普及させようと考えた

ジャガイモは、主食の麦が凶作でも育つ救荒野菜



でも、

あんな、外見がゴツゴツした、ヘンなもの、誰も食べたがらなかった



で、ここで、国王ルイ16世の登場

ジャガイモの花を胸ポケットに刺して、毎日を過ごすように。

すると、まぁ、

『あの、陛下が身につけているお花って何かしら?』

『何か、おいしい食べ物のお花らしいわよ』

みたいなウワサが広がり。

マリー・アントワネットも、自分の髪飾りにしたり、と、こっそりPRを始めて。



さらに、郊外のジャガイモ畑に、

『崇高なる食物、盗むべからず』

って看板を掲げて



作戦は、大成功

今では、フランスのどこに行っても目にする、食べられるジャガイモ



功労者のパルマンティエさんの名前をとって、ジャガイモのスープは、“ポタージュ・パルマンティエ”って呼ばれてる

冷たいジャガイモのポタージュ、“ヴィシソワーズ”は、また、別のお話




でも、フランスのジャガイモ料理と言えば、



ポム・フリットでしょう


もうね、どこにでもある


我が家では、時々、おいしいフライドポテトが食べたい時は、自宅で揚げる

こだわりは、油




スーさん一家は、おじいちゃまの代から、パームヤシの油を使用。

常温でも固化するこの油、サッパリと揚がるうえに、お味も

こうして、瓶に入れおけば、何回か使えるし



日本人が、天ぷら用油を工夫するのに似てるかもね。

(私は、ごま油を足すのがスキ