goo blog サービス終了のお知らせ 

食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Fromages チーズたち

2013年01月14日 | チーズ
年始のお休みに、実家に帰っていた同僚からお土産を頂いた



Fromages フランスのチーズたち








Reblochon ルブロッションは、フランスのサヴォワ地方のチーズ。

モチっとした食感で、やさしい味の牛のミルクで出来たチーズ。



これを、ほぼ丸々1つ使って、タルティフレットにして、スーさんと豪快に

あまりの良い香りに、完成写真撮るの忘れて食べちゃった

残りは、パンとワインに合わせてそのまま食べた




ヤバっ

今まで食べてきたルブロッションの中で、一番おしいかも






これは、Tomme de Savoie トム・ド・サヴォワ。

サヴォワ地方は、雪国。

冬の間の栄養源として、長期保存できるようにしっかりとした皮に覆われたチーズ。




フランス料理のレストランで食べるような、

“ワインと合わせてそのまま食べる”

のもおいしいけれど

冬の寒い時期は、熱々に溶かして、“調理して”食べると更に幸せになれる気がするチーズ



さて、トム・ド・サヴォワはどうやっていただこうか

Saint-Felicien サン=フェリシアン

2012年01月19日 | チーズ
食べ物の話題が続くなぁ



なんて言いながら、また、食べ物





久しぶりに、チーズを買った。

Saint-Felicien サン=フェリシアン

羊のミルク、ブルビのチーズ。



これは、サン・マルスランによく似たチーズ。

でも、生産地が違う。


私、何も考えずにチーズを買う時は、トロっとした、クリーミィーなチ-ズを選んじゃう

そして、それを、



パンに、豪快に付けて食べる

これが、いちばん美味しい



チーズを食べるのは、私一人だから、全部独り占め

あっという間に、無くなっちゃう

pave de chevre パヴェ・ド・シェーブル

2011年11月08日 | チーズ


どんなチーズも好きだけど。


イチバン好きなのは、



とろっと、とろけるクリーミィなチーズかも



あ、このチーズは、



pave de chevre パヴェ・ド・シェーブル

四角いシェーブル。

ちょっと前にも、同じようなシェーブルチーズを食べたけど。

これは、また、別なモノ。


なにせ、酪農家さんの数だけ、種類があるといわれるシェーブルチーズ。

山羊が食べるエサ、気候etc...

熟成の仕方や、期間もそれぞれだから、味が違う


AOPチーズに指定されているものなら、材料、製法、熟成に規定があるから、違うチーズ農家さんで作られても、そこまで味は変わらない。

でも、こういう、小さい生産者さんのチーズは、個性豊か。

どんなものが食べられるかは、買うフロマージュリーさん(チーズ屋さん)の好みと、顔の広さが重要?




それにしても、



白カビチーズとかの、この模様。

自然に出来るものだっていうから、すごいよねぇ

Fromage Gaperon ガプロン

2011年11月08日 | チーズ


これ、な~んだ??



正解は、チーズ。

Gaperon d'Auvergne ガプロン・ドーベルニュっていう、フランスの、オーベルニュ地方のチーズ

“Gaperon ガプロン”は、オーベルニュ地方の方言で、“バターミルク”っていう意味。



ガプロンが作られていた山岳地帯は、とっても、物資に乏しくて。

ミルクからクリームを作って。

クリームからバターを作って。

その時に出きた脱脂乳にミルクを足して。

そこにニンニクとこしょうを足して。

これで、お肉の代わりの主食に変身


まるで“シャポン”みたいね

(シャポンのお話は、また今度



黄色いひもは、熟成の為に、暖炉の横に吊るす用。

もみの木の板の上にライ麦を敷いて、しっかり寝かせる方法は、酪農家さんの熟成方法。



気になる内側は??



こんな感じ


ふんわり香るニンニクが食欲を引っ張りだす


そのまま、一口サイズに切って、食前酒と一緒に

なんていうのもアリだけど。


グラタンの上とか、オーブン焼きする時に、とろけるチーズの代わりに使えば、料理のコクが

おススメ



Fromage Mon d'or モン=ドール

2011年11月05日 | チーズ


これ、Mon d'or モン=ドール



そして、



これも、Mon d'or モン=ドール



AOPフロマージュのモン=ドールは、2種類の大きさで登録されている。



で、先日買ったのは、普通に、パンに塗って食べて。

今回のは、去年のように、



オーブンでトロットロに



でもね

去年は、Vin de Paille-ヴァン・ド・パイユっていう、白ワインがセットになっていたのを買えたんだけど。

今年は、



ココットがセットになっていた。

こういうのは、家にいっぱいあるんだよなぁ。

ワインのセットが良かったなぁ。。。


しかも、



サイズが若干合ってないし



なんだかんだ言って、

アツアツ、ほくほくのお野菜やらシャルキュトリーやらと一緒に美味しく頂いた

次は、やっぱり、“あれ”が食卓にのぼるだろうなぁ

Fromage Mon d'or モン・ドール

2011年10月31日 | チーズ
私がバターを買うお店は、フロマージュリー。

チーズ屋さんなので、



この前、一緒に、季節のチーズ、Mon d'or モン・ドールを買った



このチーズがお店に並ぶと、冬が来るなぁ~って、思う



このモン・ドールを、

フロマージュリーの、斜め向かいのイタリアンな食材屋さんで買った、



パルマの生ハムに、トロっとかけて、食べようと思ってね

お供は、茹でたジャガイモで、ラクレット



ハフハフ言いながら食べるんだ~い

Fromage Stilton スティルトン

2011年10月17日 | チーズ


スーさんが買って来てくれた“Stilton スティルトン”



フランスのロックフォール、

イタリアのゴルゴンゾーラ、

に並ぶ、世界3大ブルーチーズの1つ




“The King of English Cheeses イギリスチーズの王様”

といわれるスティルトン。

1730年、スティルトン村で作られ始めて。

1170年からある、チェダーチーズを差し置いて、“王様”と、呼ばれるのは、この、上品な香りと、口溶けのおかげかな


私、久しぶりにスティルトンを食べたけど。

やっぱり、ブルーチーズの中で、一番好きかもしれない。

私が初めて食べた、ブルーチーズは、スティルトン。

これのおかげで、チーズ好きになったと言っても過言ではない



ロックフォールより、塩味の低い、いつでも食べられる感じも好き



フランス人なら、食後のチーズには、甘口白ワイン。

もしくは、そのチーズに合う赤ワインやヴァン・ジョーヌなんかも食卓にのぼる。


イギリス人で、スティルトンと言えば、ポートワイン

黄金のコンビ



さて、ブルーチーズ。

ロックフォール、スティルトン、ゴルゴンゾーラと、有名ドコロの名前はよく聞くけれど

何がいったい違うのか?


まぁ、産地が違う、っていうのはモチロン

それぞれの国の嗜好に合わせて、味が違う。


あとは、

例えば、



スティルトンと、




ロックフォール。

明らかに、青カビのくっつき方が違うでしょ?


理由は、作り方。

ロックフォールが、カイエ(凝乳=液体の状態)の時に、青カビを混ぜるのに対して、

スティルトンは、型に入れた後に、チーズに、針で空気穴をあける。

その穴に沿って、青カビが成長(?)していくから、縦縞模様になる。

ゴルゴンゾーラは、マーブル(大理石)模様。



ロックフォールは、羊のミルクから作られるから作られる。

スティルトンは、牛乳。

ゴルゴンゾーラは、牛、もしくは、ヤギから。



それぞれ、同じブルーチーズでも、材料も、見た目も、実は違う



スティルトンを食べた初日、

とりあえず、何でも良いから、早く食べたい

って、近所のパン屋さんに駆け込んで



買ったパンは、スティルトンの風味に負けちゃって

味、相殺されちゃった


で、



チーズに合うだろうと、私の職場で売っている、激ウマパン“イチジクと、アプリコットと、クルミのパン”を合わせたら、

パンの個性が強すぎた


結局、私の大好きなバゲットの一種を合わせて、大正解


合わせるパン1つで、いろいろな表情を見せてくれたスティルトン。


もう少しで無くなっちゃう

Fromage Abondance アボンダンス

2011年10月16日 | チーズ


チーズの盛り合わせ、最後の仲間は、




Fromage Abondance アボンダンス

プラトーの、いちばん奥に積み上げられた、棒状のもの。






ギュギュっと、ミルクを濃縮させた、加熱圧搾チーズのアボンダンスは、盛り合わせの上では、切り分けにくい。

だから、私は、先に切っちゃって、盛り付ける。

こうすれば、取り分ける人が、スマートに自分のお皿に運べる



“Abondance アボンダンス”は、フランス語で、“肥沃な、多量の、豊穣な”なんていう意味。

サヴォワ地方で作られるこのチーズは、冬の間、雪に閉ざされる地方の栄誉源にされて来た。

このチーズを作るためのミルクは、アボンダンスっていう、乳牛



1年中作られているチーズだけど。

夏に、シャレ(山小屋)で作られたものは、山のラベンダーやハーブを食べているから。

冬の、干し草を食べて採られるミルクより、風味豊か。

未だに、フェルミエ(農家製)のチーズが主流なのもうれしい



アボンダンスは、そのまま食べても、モチロン美味しいんだけど

野菜のオーブン焼きとか、グラタンの上に薄く削って、とろけるチーズの替わりにすると

もともと、とろけるチーズは、こういうチーズを、使いやすく商品化したもの。

ちょっと贅沢だけど。

一度、試してみては? 




って、いう事で。

チーズの盛り合わせの詳細は、以上。

チーズのバリエーションは、普通、白カビ、青カビ、ウォッシュタイプ、硬質タイプ…、

なんて、製法の違いで揃える事が多いけど。

今回は、自分用だったから、地域の違いで集めてみようと。

普段、買わないもの中心に、買ってみた。



お店には、もう、モン・ドールが出始めてて

チーズのおいしい季節の足音が



次は、何を買おうかな

あ、その前に、ロンドンからの、あのチーズを紹介したい。

Fromage Le Herve du Vieux Moulin ル・エルブ・デュ・ヴュー・ムーラン

2011年10月15日 | チーズ


チーズの盛り合わせ、第4回。

中央の四角いチーズにクローズアップ



このチーズ、もとは、



こんな紙に包まれていて。


ん? 

正面に、見慣れない文字。


そう。



Le Herve du Vieux Moulin ル・エルブ・デュ・ヴュー・ムーランは、ベルギーのチーズ

だから、チーズの名前も、フランス語と、オランダ語で書いてある。

(ベルギーの公用語は、フランス語とオランダ語だから)





包みを開けると、

“はい。

これ、最初に食べきり決定

もうね、チーズが苦手な人なら、もの凄い勢いで逃げていきそうな香り。

納豆が嫌いな外国人は、匂い(臭い?)がダメって言う人が多いけど。

このチーズが食べられるベルギーの人達なら、納豆は、問題ないんじゃない?

…っていう位、強烈。





切ってみたら、

皮と内側の区別がつかない色


皮、無いのかなぁ?

って、食べてみたら、

皮、しょっぱすぎ


中身は、ピリッと舌を刺激する程の塩味と、口の中に残る香り。

塩の刺激にビックリして、はじめのうちは、感じなかったけれど。

だんだん、しみわたってくる、チーズのうま味

これねぇ、ベルギービールと一緒に出したら、止まらなくなるんじゃないだろうか



ベルギーのチーズを調べてみたら

こんなページを見つけた

フランスのチーズでは、ほとんど見かけない形。

国も違えば、?


いろいろ、試してみたいなぁ

Fromage Saint-Marcellin サン=マルスラン

2011年10月14日 | チーズ


さて、今日は、手前右側の、見切れているチーズ。





Saint-Marcellin サン=マルスラン



このチーズにはねぇ、おもしろい逸話がある

昔、この、サン=マルスランを作っているドフィーネ地方では、フランス王家の王子様たちが、子供時代を過ごす場所として、利用されていて。


ある時、ルイ11世は、ドフィーネの森で狩りをしていて。

うっかりクマに遭遇

助けを求める王子の声を聞いた、地元の2人のきこりさんが、王子を救出。

疲れていた王子に、この、地元のチーズ、サン=マルスランを食べさせたら、王子、いたくお気に入り

このきこりさん達に“ナイト”の称号を与えたそうで。

で、一緒に、金貨もあげるよ~、って、言われていたので。

きこりさんの子孫は、この金貨を未だに待ち続けているとか、いないとか…?



そんな、ルイ11世王子もお気に入りなサン=マルスラン。



直径8cm位の、小さなチーズ。



でも、



トロっと、上品な口溶けと、しっかりした塩味。

スーパーとかでは、工場製がとてつもなく、たくさん出回っているけれど。

ぜひ一度、フェルミエ製(農家製)のサン=マルスランを食べてみて欲しいなぁ