のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

一息

2014年12月26日 | 日記・エッセイ・コラム
 父の葬儀一通りつつがなく無事に終了しました。

 午前中は火葬場に行き、略礼服からモーニングに着替えて午後から本葬、今度はモーニングから準礼服に着替えてお寺参りと7日法要。これが結構忙しかったです。
 親の葬儀など人生長くても2回程度ですが、田舎で「組」と言うコミューンに縛られていると、外から俯瞰的に何回も眺めているので、その手順など意外と冷淡に把握しています。この歳になると儀式のあらかたの役を経験しているので、喪主がどういう先回りをしなければならないかも踏まえているので、流れも順調に進みました。

 本葬の最中幼稚園年中のなっちゃんは脇僧の叩く鐘や太鼓の音で踊っていましたが、式が終わる頃には熟睡していました。おじいちゃんの葬式と言う意味など皆目分かっていないので、いとこやはとこが集まって楽しかったみたいです。

 広島勤務だと思っていた大学の時の友人が来てくれたのには驚きましたが、この秋から高崎に赴任していて新聞で知ったそうです。遠くから来てくれたものだと驚いていましたが、近くに赴任してきたのなら早く行ってくれれば顔出ししたものを。

 父の同級生と話をしましたが、ようやく平均年齢を超えた年代なのですが、同級生で生き残っているのが1割に満たないとのことです。「なんだか俺たちに年代がそのまま平均年齢になっているような気がしている。」と申していました。

 心配していたのは天候で、これから年末にかけて豪雪になる気配です。幸い、今日は20cm程度の雪だったので大したこともなかったのですが、組内でもう一軒控えている葬儀には影響しそうです。明日は早朝から不幸があった家の駐車場などの雪かきに出なければなりません。父を病院から連れて帰る時に、近所の人たちが出てきて家の周りの雪をどかしておいてくれました。「結」とか「手間返し」などと呼びますが、田舎のコミューンの互助制度です。

 まだ残った仕事は多々ありますが、とりあえず大きな役目は終わりました。
 皆様にご心労をおかけして心苦しく思っています。
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