この花はこの辺りでは、盆花と、呼ばれています。
お盆に、お墓に飾る花です。
ミソハギ?または蝦夷ミソハギ?
昨年の稲刈の時に、義父が亡くなり、初盆です。
今朝、お墓の掃除に旦那と子供たちが行きました。
墓石をピカピカに磨いてきたそうです。
じいちゃんは、稼ぎ手(働きもの)で、村では有名だったようです。
この村で、最初にコンバインを買った人だそうです。
私が結婚した頃は、70歳を越していましたが、とても、元気で、
他の家の田んぼの稲刈を何軒も頼まれてしていました。
頑固で、倹約家でした。働くのが趣味の様な人でした。
こんな、暑い日でも、午後2時を過ぎると、田んぼに出かけて行きました。
戦争の時は、シベリアに抑留されたそうです。
小柄で、150センチほどでしたが、力持ちで、80歳を過ぎても、30Kの
米袋を持ち上げていました。
85歳まで、コンバインを運転していました。
じいちゃんが田んぼを見ていたので、私は、田植えと稲刈の時だけの
手伝いでよかったのです。
じいちゃんは、典型的越後人だったと思います。
このあたりは初盆といっても、特別のことはしないようです。
私の育った村では、初盆の人の位牌をお寺に持って行き、お寺でも、祭ります。
灯篭を家に飾り、盆踊りの時に、位牌と灯篭を持って行き、飾ります。
初盆の人たちの位牌と戦死した人たちの位牌が飾られます。
盆踊りは亡くなった方たちの霊を慰めるための踊りでした。
盆踊りの時、灯篭にロウソクが灯されます。
盆が過ぎると、灯篭は、海辺に持って行き、燃やされます。
昔は、小さな船を作り、お供え物をいれ、海に流したそうです。
私の父がなくなった昭和40年代には、もうそんなことは、しなくなっていました。
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