聞いていた社長は、聞いた事が少し恥ずかしくなったが、親分のグループを率いていたジイサンにも、聞いた事を伝えた
このジイサンは、それは単なる建前と思ったが、黙っていた。このジイサンはジブそのものが、同族会社みたいな組織で、建前が綺麗なだけと思っていた
このグループは、このジイサンの縁故主義、このジイサンの主観による抜擢人事が行われていた。もっともこのジイサンもなかなかのジイサンで そこそこ優秀な人が抜擢される事もあった。愛弟子を社長に据えて、自由にさせた事からあの会社は好調になり、グループ内でも優秀な成績を上げていた。ジイサンの心の中ではワシの目に適う奴だから上手くいっていると思っていた
神太郎オフィスの指針では
人事は公平でなければならない、
成果と能力を中心としたものでなければならない
社員の能力はそれぞれの個性と特質に応じて、会社が磨かなければならない
と云うものがあって、この会社への疑義は、この会社の人事がこのジイサンの思い付きにすぎないのが、引っかかっていた。
このジイサンの目が少しでも曇れば、このジイサンにヨイショするアホが抜擢され、他の社員がやる気をなくし、やがて 会社そのものが低迷するリスクがあると神太郎オフィスは考えていたのだった。
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