のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1359

2017-12-28 00:18:18 | 新しい子猫たち 

このオッサン は 日本のカヨコファイナンシャルを実質的に統括するようになって、役員連中も少し変わった。ゼニ儲け優先は カヨコファナンシャルでも基本姿勢ではあるが ナンダカンダと考えていった。費用として ゼニとしては少額でも多くの人が助かる事もあって、それを探すと、このオッサンは喜ぶ。そういう姿勢が大切なんだと言う。


 


ゼニ儲けには依然として厳しい事には変わりにはないが、役員連中が変わると下も変わってきて、結局 カヨコファイナンシャルは変わった


 


このオッサンが実質的に指示していた アメリカのカヨコファナンシャルの日本支社みたいな会社は 日本のカヨコファイナンシャルに実質的に組み込まれて、ここはここなりに儲けていた


 


このオッサンは 洋太郎と親しい。治部一族の最長老とも洋太郎は言えた。洋太郎の紹介で事業はナンダカンダと拡大していった


 


しかも このオッサンが実質的に日本のカヨコファイナンシャルを統括するようになって、役員連中の報酬は上げた。自分でチョロまかす事がないとしたら、報酬をあげてやろうと このオッサンは思い、加代子もそれはそうだねと言った。このオッサンも加代子もいわば世界の最高報酬に近いのだ。今の報酬は加代子もこのオッサンも取るに足らない金額に見えた。


 


カヨコファイナンシャルはアメリカも日本も報酬はずっと高い、しかも利益も高い、寄付は利益に比例して行うのは昔から一緒、寄付も高レベル。企業グループとしての評価も高くなっていた。


 


日本のカヨコファイナンシャルは元来 エンゼルホープ病院を維持管理運営するための法人の筈だったが、別の社会福祉法人、病院関係の寄付の受け入れ法人を作り、その法人だけでも十分に運営していけるようになっていた。


 


 


 


 



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