のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1183

2017-06-26 00:19:18 | 新しい子猫たち 

 


この新しい会社設立に、娘婿が走り回ったのでは全然なかった。自分のチームは元々クリエイターたち、コネコ研究所の猫たちそして周辺の人間との打ち合わせ まではしていたのだが、奥さんの調子が良くなかった。ジブシティーの瑠璃興業が抑えている マンションに引っ越し、娘が気にかかる会長夫妻まで一緒に引っ越し、エンゼルホープ病院に通院する、会長の娘に付き添っていた。コイツは奥さん命の人間だったので、仕事は全て部下たちに丸投げしていた。


 


残ったクリエイターたちにも、コイツからワカラン話に参加する事はない、ジブの管理部局から出向していた、元高級官僚たちと香奈事務センターの元銀行員たちと張り合うなんて所詮無理、法律ゴロはそれを調整していたので、コイツに全面的に丸投げしていた。


 


結局、この会社に元々いた人間は、いつものようにゲームソフトを作っていただけ。しかもコネコ研究所の猫たちは次々と新しいアイディアが、そしてベースとなるゲーム機も次々に新しいものが出来て、この調整にみんな追われていた。



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