のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
質問があれば
gmailのnaosukikan
まで連絡ください

新しい子猫たち No.563

2015-09-15 00:00:25 | 新しい子猫たち 

香奈オフィスとしては世界中で経済的困窮にある人に対しては、この元気の出る緑の香りの購入費を援助していった。瑠璃興業系の奴らは、国の要人たちに、うま味のある株式とか出資比率とかで食い込んでいたが、香奈オフィスとしては、公正正大な支援体制を取っていた。奈津実は、それが結局儲かると思っていた。



香奈オフィスがボロ儲けしているとの非難は世界のどこでも聞かれなかった。元気の出る緑の香り以外も、ゼニも経済的困窮者に、ジブトラスト系列の社会保障財団を通して支援を行っていた。リトルチャ財団も協力していた。リトルチャの各グループも大儲けしていたのに、世界での評判は悪くなかった。



エネルギー分野では、神も驚く程儲けながら、医療分野でも少しは儲けていたのに、この社会保障活動で、みんな惑わされていた。



瑠璃興業は、スポーツセンターの地下から出た土砂にどっさりと、新しいレアメタルが見つかった事に驚いていた。今まであるよといわれていたけど、思いがけず、多かった。



チマチマとスポーツセンター地下の鉱山でほったけれども、地盤の事もあって、そんなには掘れない。敷地内の不思議に痛感していた。



瑠璃に相談しても、瑠璃も敷地内の家の下を採掘できるワケはないと冷たかった。流石の瑠璃も敷地内での話は香奈の手前、ガヅガツとはできず、瑠璃も百歳超えてからは、ハゲタカ振りも弱くなっていた。



瑠璃興業の奴らは興味があった。敷地内に近い、香奈オフィス名義の元鉱山だった所にも新しいレアメタルは見つかっていた。リアルな敷地内では、新しいレアメタルは、どんだけあるのだろうと思っていた。



コメントを投稿