のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2032

2021-11-15 00:54:46 | 新しい子猫たち 
仏像を預かった 研究員たちはア~でもない コーでもないと写真、内部のレントゲン撮影等をして話をしていた。真理がウチで当分預かるので、ゆっくりと調べなさい、今はちょっと 話があるから 返しな と云って 持って帰って


あの息子と三人 いや二人とこのお地蔵さんで ナンダカンダと話をしていた。このお地蔵さんは 声が大きい、周りのお地蔵さんまで話に入ってきた


真理は この息子への入館証を作れ と言った。お地蔵さんミュージアムは 入るのは難しい。入館証はそうそう出さない


しかもこの入館証は24時間タイプ 真理と同様に好きな時間に入れるタイプだった。元々入館証発行は、身元調査をしてからが本筋だったが、今回は真理が強引に進めた


ただ身元調査は手続きとして 正人の配下の調査機関に頼んだ。敷地内の調査機関は ジブトラスト 配下と洋太郎と云うか紡績の会長室配下 そして正人配下の調査機関に限定されていた。調査機関に対する調査 なんかしてられないのだ。例えば リトルホワイト配下の調査機関は極めて優れているが 元々組織外部からの調査依頼をなかなか受けない事もあり 入っていないのだ


真理は日本の貴金属業界では伝説の人、毛利貴金属の社員は貴族的で細かい事は気にはしないし、且つ丁寧、乱暴な人は元々社員にはなれない。しかもどこにでも例外があって、業界の事に詳しく、特に金関係ではこんな事も知っていると云う奴がいた。ただ自信過剰に断定する癖があり、人つき合いは極端に悪い奴がいた。コイツの根性さえ治ればとみんなが思っている奴もやっぱりいた。真理は この息子と一緒に仕事させればと アイツの根性はなおるのでは とふと思った

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