のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.905

2016-09-15 17:32:30 | 新しい子猫たち 






神太郎の性格は広く知られていて、香奈に真向から逆らう事はしない理想主義的ではあるが、合理的な実務家今回の香奈が決めた大幅な寄付の増額も表面的には推進しているようにしているが、本音では反対ではないかとの思惑があった。









そのために 企業部門の会社ではグチグチと云う声があったのだ









ただ神太郎からの書簡が 思わず強いトーンだったので驚いていた









怒ると怖い神太郎なので、あまりグチグチと言っていると ジブから出てけと、ジブの保有する株式を売却されるリスクが急に出てきた。









ジブネットワークの中でのビジネスと ジブネットワークから出たビジネスとは根本的に異なる。









それに一番大きいのは 神太郎を怒らせた 経営陣とかになって自分たちの転職の道が閉ざされてしまう。これが経営陣にとっては致命的に効いた。別に自分の金ではないのだ。利益の一部を寄付して、しかも国によって差はあるが税金控除対象になっている国が大半だった。利益が出なくなると寄付は出来ない。そんな事は神太郎は百も承知だろう。









これで一気に グチグチと云う声は消えた。株主総会では ジブグループの一員として 社会貢献に寄与する事は大切とか云うようになった。