手荒れが長ーく、長ーく治らないで、あかぎれができたり、水がしみたりして困るので、ついに皮膚科へ行って来た。実を言うと、この手荒れとはスゴーク長いつきあい。 大学時代、下宿生活をしていて、ちょっと水仕事をするようになったとたん、発症して、当時通った皮膚科は数え知れず。「こんなにひどいんだったら、いつも手袋してお薬もちゃんと塗っていて下さいね」といった女医さんの言葉を今でも、覚えているくらい。 指から皮がむけ、赤く腫れて、グローブのようになるんである。
さて、折からの曇天。ウォーキングがてら30分ほど歩いて、辿りついた皮膚科。その入り口の扉を開けた時、愕然。待合室にスゴーイ数の人が待っている。ああ、これだから来たくなかったの。皮膚科というのは、どこへ行っても、黒山のように人がいる。水ぼうそうやっているかもしれない子供たちから、ニキビの治療に来ている高校生もいたりして。
待って、待って、うーんと待って、日干しになるかと思うくらい時間がたった頃、ようやく診察室に呼ばれ、先生に手を見せると「いつものやつですね」と言われたなり、いつも塗る薬を出され「これを朝と夜の一日2回塗ってね」のお言葉。これだけ。2時間半くらい待って、診察は3分くらいじゃないかな?
もう昼の1時をとっくに過ぎているので、病院近くの「ならづ茶屋」でお昼食。土蔵のような外観と茶屋というネーミングがなかなかいいわ。それで、帰宅した後、くたびれたので一時間お昼寝。なんか、皮膚科騒ぎ(誰も、騒いでいないけど)でほとんど一日がつぶれた感あり。
P.S この手荒れ。ひと昔前は「主婦湿疹」とかいわれていたもの。塗り薬をペタペタ塗ると、あっという間に良くなる(でも、全快するには、結構時間がかかるんだけど)。眠る前、ベタベタした薬を手に塗るのが嫌でさぼりがち。よって、いつまでもぐずぐず治らないという結果に。 ああ、若かりし日、白魚のように美しかった私の手は、いずこに?