ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

羊皮紙の手ざわり

2017-02-23 20:44:44 | カリグラフィー+写本装飾

最近、色々忙しくて、作品作りになかなか取りかかれませんでした。
今日、ようやく羊皮紙に、細密画の下絵をトレーシングペーパーで、写し取ったところ。

     
続いて、ジェッソも盛り上げました。 あとは、乾燥させて、金箔を貼りましょう。

作業しながら、ふと疑問に思ったのですが、羊皮紙の命は一体、何年なのでしょう? 中世時代のものがそのまま残っているのですから、少なくとも、千年は持つとしても……。

古代エジプトのパピルスは、数千年も前のものが、発掘されていますから、このナイル河畔に育つ葦科の植物は、とても強靭なのですね。
我々の使っている「紙」は、少し長く置いておくだけで、少し黄ばんできますし、長い時がたつとボロボロになってしまいます。多分、1世紀とは持たない?

貴重な仔牛の皮を使わせていただくのだから、心をこめた(自分のできる技術を精一杯使って)作品を作りたい、と思ってます。🐄

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