プリンターの調子が悪く、電気屋さんに持っていってみると、修理に出そうにももうメーカー元にも部品がないのだそう。ううん、仕方ない。買い換えることに。そして、今のプリンターを買ったのが、もう十年も前であると知らされて驚く私。たかだか6年くらいかな、と思ってたのに。歳月の過ぎ去ること早し。
最近、時間の流れが加速度的に早くなったような気がする。ついこの間と思っていたのに、もう2.3年前の出来事と判明したりして・・・。この2、3日うだるように暑くて、ふいに夕暮れのオレンジ色の暮色を帯びた空と、ゼリーのような空気、そしてお風呂に飛び込んだ時の気持ちよさなどを思い出して、それは私が高校生の頃、学校から帰って暑くてたまらず、お風呂に入った記憶が蘇ったものだとわかりました。
それから、四分の一世紀もの時間が過ぎ去っていたことに気づき、我ながら愕然。本当に、人間の一生で40、50年という時間はあっという間に過ぎ去ってしまうもの。そのうち、わかります。今、16、17歳という若さの盛りにいる君にも。私だって、十代の日々が永遠に続くような錯覚にとらわれていたこともある。一日、一日が今より長く、退屈なようでいながら、日々出会うことが新しく、新鮮でスリリングな驚きを持っていたもの。今じゃあ、旅行に行っても、本を読んでも次の展開がなんとなくわかってしまったりして、「新鮮」「フレッシュ」なんて喜びはそう味訳ない。
「朝の紅顔、夕べの白骨」なんて、どきりとするような名言を吐いた昔の人もいるけれど、長く生きていれば、その分記憶や思い出は豊かな輝きを帯びていくはずだろうと思う。
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