大阪府八尾市楽音寺、大阪経済法科大学の北側・熊野神社の裏にあります。
標高約70mの生駒山系西側の独立した丘陵上です。
全長55m、 後円部径27m・高さ9m、 前方部幅23m・高さ5m の前方後円墳です。
前方部を南に向けています。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていたようです。
前方部は植木畑になっています。
明治14年(1881年)、開拓中に後円部から竪穴式石室が発見され、石棺が収められていたそうです。
石棺の中からは人骨とともに、三角縁神獣鏡・勾玉・管玉・小玉・鉄剣・鉄刀・定角式銅鏃 などが出土したそうです。
古墳時代前期の築造と推定されています。
古墳は、触れると 「祟りがある」 と言い伝えられていて、今は雑草・雑木などが茂るがままになっています。
楽音寺の村落が山麓にあった頃、この古墳がある丘陵が「西ノ山」と呼ばれていたことから古墳の名前として残っているそうです。
通りすがりの学生さんら何人もの人に熊野神社を尋ねましたが、誰も知っている人がなく半ばあきらめかけていました。
そんななか、たまたま自宅前で草取りをしておられた年配の女性に教えていただくことができ、ようやく辿り着きました。
想像していたよりはコンパクトな「社」でした。
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