古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

愛知県名古屋市・守山白山古墳

2014-02-15 08:03:59 | Weblog
愛知県名古屋市守山区市場、守山台地の西端にあります。
南に矢田川、北に庄内川を望む台地先端です。
守山東山古墳と呼ばれることもあります。
後円部には守山白山神社の社殿が建っています。

全長98m、 後円部径54m・高さ6.5m、 前方部幅35m・高さ3m 二段構築の柄鏡式前方後円墳です。







左右のくびれ部に、造り出しの痕跡らしきものが認められるそうです。
墳丘には河原石による葺石が施されています。
土師質の円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

未調査につき、埋葬施設や副葬品などは不明です。

墳形(前方部が細く長い)や出土した埴輪などから、古墳時代前期・4世紀後半頃の築造と推定されています。

守山古墳群(前方後円墳10基・円墳100基・方墳1基が確認されています。)を構成しています。
名古屋市内で最も古い大型古墳の一つです。

訪ねたのが祭りの後だったのか、前方部で露店らしき建物の解体作業が行われていました。

    (後円部ー社殿前ーから前方部をみています)




「白山神社」
祭神は菊理姫命(きくりひめのみこと)です。
養老年間の歓請と言われています。
江戸期の社殿は不審火で全焼したため、昭和46年に再建されています。

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