古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

愛知県小牧市・宇都宮神社古墳

2014-02-08 08:25:59 | Weblog
愛知県小牧市小木甲屋敷3-226、宇都宮神社の境内にあります。
墳丘は宇都宮神社の建立で大きく削平を受けています。
浄音寺古墳の北東方向すぐ近くです。

全長59m、 後方部一辺長35m・高さ6.5m、 前方部先端幅22m・高さ5.5m の前方後方墳です。


          (道路手前の方向に浄音寺古墳があります)





墳丘には川原石による葺石が施されています。
埴輪の出土がなく、墳丘に埴輪の配列はなされていなかったものとみられます。

昭和4年(1929年)、宇都宮神社の本殿建立の際、後方部墳頂のやや南東寄りから小口割石積の竪穴式石槨が発見されました。
倭製三角縁獣文帯三神三獣鏡(愛知県の有形文化財に指定)が出土しています。
岐阜県大垣市にある長塚古墳や佐賀県唐津市にある谷口古墳から出土したものと同氾で、鋳上がりが極めて良いものだそうです。

昭和62年6月9日、愛知県の史跡に指定されています。

古墳時代前期・3世紀末から4世紀初めころの築造と推定されています。

小木古墳群を構成していて、古墳群中最大のものです。


       (前方部から後方部をみています)


            (後方部)


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