日本の「政治」の〈可能性〉と〈方向性〉について考える。

「政治」についての感想なり思いを語りながら、21世紀の〈地域政党〉の〈可能性〉と〈方向性〉について考えたい。

№33私の語る「システム」論から、今回の広島G7サミットを、改めて捉え直すときー

2023-05-22 | 日記
№3私の語る「システム」論から、今回の広島G7サミットを、改めて捉え直すときー




(最初に一言)


 やっと広島サミットが閉幕した。そこでは核軍縮を前提とした、核兵器のない平和な社会の実現を目指すことが主要議題であったと思うのだが、私にはその会議それ自体がまさに私の考えるへいわを破壊する暴力の行使でしかなく、もう怒りや腹立たしさを通り超えて、ぼんやりとした精神状態に陥っていた。


 それにしても、私自身の人生をシュウカツしているときに、最悪の災厄に見舞われてしまった。すべてが私にとっては、あちら側の出来事の押し付けであるとしか思えないのだ。と同時に、私はそうしたあちら側の力によっていとも簡単にねじ伏せられた状態にある


 だが、私のこんな惨めな思いに反して、この出来事を見た小学生や中学生、高校生の中には、このサミットとそれを開催した日本に対して感動するこどもたちもおおいのではなかろうか。岸田内閣の支持率が急上昇したことを鑑みるとき、大人たちの中にも似たような感想を持つものも多いのではあるまいか。


 多様な価値観や生き方を大切にするといった現代の風潮をあざ笑うかのように、サミット万歳の大合唱の声しか聞こえてこないのだから、先の子供たちや大人たちが増殖しても何も不思議ではないはずだ。だが同時に、そうは言っても、私には、これほど愚かな会議を開催しながら、それが次の由々しき事態へと導くであろう深刻すぎる問題を掘り下げようとする空気が、主要テレビ局の報道からまったく伝わってこないのは、なんとも異様すぎるとしか言いようがない。




 それにしても、さすがである。私の語る「システム」はここでも用意周到に茶番劇を私たちに提供するのを忘れない。残念ながら、私たちのごく少数のものしかその茶番を的確に見抜けなくなってしまった。以下において、「システム」が演出した三文芝居の全体像を見事に描いている〈(阿修羅)総合アクセスランキング・瞬間〉に投稿された記事
〈「広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット(マスコミに載らない海外記事)http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/589.html
投稿者 HIMAZIN 日時 2023 年 5 月 21 日 16:16:56: OVGN3lMPHO62U SElNQVpJTg
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-9b94a9.html〉を、引用貼り付けておきたい。




―ーー(引用張り付け、始め)


広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット
2023年5月19日
Strategic Culture Foundation論説


 戦争の恐ろしさと悪の代名詞である広島でG7は事実上の戦争サミットを開催した。


 アメリカ主導の「グループ・オブ・セブンG7」カバールは、今週末、日本の広島で、益々無意味なジャンボリーの1つを開催した。アメリカ帝国主義の究極の野蛮さを表す場所でのこれらの戦争挑発エリートによる厳粛さの姿勢は、その偽善と冒涜にうんざりさせられるだけではない。これら山師の認識と明らかな恥の欠如は、連中の特権的な歴史的シャレードが終わりに近づいている確かな兆候だ。


 アメリカのジョー・バイデン大統領は自国経済の崩壊や一家の腐敗蔓延をめぐるスキャンダルから時間を取って、日本でのG7サミットに出席した。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダのいわゆる首脳と主催国の岸田文雄首相が加わった。怠け者に加わったのは欧州連合の腹話術師の主要傀儡ウルズラ・フォン・デア・ライエンとウクライナ人喜劇役者から武器商人に転身した別名「大統領」ウラジミール・ゼレンスキーだった。


 議事は1945年のアメリカの原爆投下で引き起こされた象徴的な亡霊のような遺跡、原爆ドームを中心的存在とする広島平和公園での冷笑的で不誠実な「献花」から始まった。この神聖な場所に集まった指導者は世界を次の大火に向けて犯罪的に押し進めている同じ連中だ。


 バイデンとお仲間は「平和」と「核軍縮」に関する空虚な話を手っ取り早く省き、G7サミットをロシアと中国に対するより多くの敵意を呼びかける集会にした。モスクワに対する更なる経済戦争(制裁)計画があったが、ロシアはウクライナに対する「いわれのない侵略」のかどでいつも通りに非難された。アメリカとNATO同盟諸国がウクライナに作った火薬樽により多くの武器を供給するという誓約があった。中国、中南米、アフリカ諸国に提案された紛争を解決するための国際的外交努力は高圧的に切り捨てられた。


 アメリカ主導のG7陰謀団は、ヘイトフェストを中国に対する敵意を煽るフォーラムにし、北京が核兵器を増強し、世界を脅かしていると非難した。


 要するに、戦争の恐ろしさと悪の代名詞である広島でG7は事実上の戦争サミットを開催したのだ。


 78年前の1945年8月6日朝、午前8時15分、米空軍エノラゲイB-29爆撃機が市内に原子爆弾を投下した。結果として生じた死者数は140,000人、主に民間人で、多くは即座に焼死し、他の人々は恐ろしい火傷と放射線被害で亡くなった。3日後長崎に2発目の爆弾が投下された。


 歴史は、そのような大量破壊兵器を使用する軍事的必要性がなかったことを示している。太平洋戦争の終結を早めるという表面上のアメリカ公式理論は、今やひどいウソと見なせる。爆弾は特に戦時中の同盟国であるソビエト連邦に向けた国家テロのデモンストレーションとして、アメリカに意図的に使用された。間違いなく、このグロテスクな大量虐殺犯罪は冷戦の始まりとなった。この恐ろしい区切りは、アメリカ主導の欧米帝国主義体制による戦後世界の支配方法だった。


 支配者アメリカと西欧の手先連中による同じ嘆かわしく犯罪的な冷戦精神が続いている。ワシントンは同じように共謀する欧米総督連中と共に、継続不能な覇権野望を維持するため戦争と紛争を必要としている。野蛮な権力構造は「敵」と「脅威」を指定する「イデオロギーの投影」によってのみ維持可能で、他の方法では認められない野蛮と戦争挑発の 隠れ蓑を提供する。ソビエト連邦が「敵」で、それが「イスラム・テロリスト」になり、今やそれはロシアと中国だ。


 イデオロギー投影は、慈悲深く、平和を愛し、民主的で、法を遵守するなど、アメリカと西側同盟国の自己陶酔的イメージを作り出す。それは世界的虐待と誤情報提示と現実逆転のほとんど信じられないほどの偉業だ。欧米企業マスコミ/プロパガンダ・システムを介した大量偽情報によって可能になっている。ありがたいことに、その見え透いたまね事も今やボロボロだ。


 今週の指標の一つは、評判が高いブラウン大学のCost of Warプロジェクトによる調査で、過去5年間にアメリカ主導の戦争で殺された人数を20万人と推定したものだ。第二次世界大戦終結以来、世界中でのアメリカ侵略戦争による死者の推定値は2000?3000万人規模だ。歴史上、ばかばかしいことに自らを「自由世界の指導者」「ルールに基づく秩序の民主的支持者」と宣言するアメリカ権力の破壊性には、どの国も到底及ばない。


 アメリカ合州国は、大企業資本主義経済を支えるため、戦争、紛争、大量殺戮、更に絶滅の脅威にさえうつつを抜かす巨大な帝国主義ならず者国家に転落した。累積記録的な31兆ドルの国家債務は慢性疾患と瀕死のドルの生命線を物語っている。


 ところが、卑屈な企業マスコミ/プロパガンダ・システムに支えられ広められているワシントンのイデオロギー的見せかけは、実に厚かましくも、ロシアや中国や他の国々を国際平和に対する「脅威」として描いている。


 ウクライナでの戦争を起こすには少なくとも9年かかっている。2014年キエフでCIAが支援したクーデター以来のタ対ロシア戦争準備を、NATO事務総長イェンス・ストルテンベルグさえ厚かましく認めている。戦争は今アメリカ支配者と西欧の追従者連中の精神病質論理を鮮やかに明らかにする形で展開されている。イギリスはエスカレーションを誘発するためのアメリカ政府右腕の子分として浮上しており、ロシアに対する最新の挑発は、クリミア攻撃が可能なストームシャドウ長距離巡航ミサイル供給だ。既にロシア民間人がこれらイギリス軍需品による犠牲者となっている。これはクリミア戦争(1853-56年)におけるイギリス軽騎兵旅団突撃による虐殺第二部のようなものだ。イギリスのリシ・スナク首相は、軽蔑的多様性の等身大パネルだ。彼やバイデンやショルツやトルドーやマクロン、メローニ、フォン・デア・ライエンなどの嫌な連中は戦争犯罪のかどで被告席に引き出されるべきだ。


 アメリカの覇権野望に強制された執拗な戦争論理は、世界が再び世界大戦の瀬戸際に追いやられていることを意味する。以前の二つの世界大戦を生み出したのと同じ帝国主義的傾向が再び頂点に達しつつある。


 広島は戦争、特にアメリカ主導の戦争を不愉快に想起させる。アメリカ大統領と西側エリート愚か者連中が原爆ホロコースト犠牲者に敬意を表しながら、同時にロシアと中国に対する侵略を強化する計画を狂ったように作成しているのは本当に憂慮すべきだ。


 傲慢なアメリカ支配者連中は広島と長崎に謝罪さえしていない。実際連中は正義を主張し続けている。週末バイデンはアメリカの「核の傘」で、中国の拡張主義とされるものに対する「保護」を日本に提供すると宣言して茶番に侮辱を加えた。軍事基地、ミサイル・システム、海軍戦力、核爆撃機で中国を包囲する国の指導者が述べたのだ。日本の卑劣な岸田文雄首相は実際バイデンに感謝しアメリカは世界平和のための勢力だと宣言した。


 いずれにせよ、G7は世界的に無関係になりつつある。それは元アメリカ帝国の力の遺物だ。かつて世界経済の半分を支配していた「金持ちクラブ」は今や30%にまで低下し、下落している。中国、ロシア、グローバル・サウス、その他多くの国々、BRICS、ASEAN、ALBA、EEA、SCOが率いる新興多極世界は全て衰退しつつあるアメリカ帝国と急速に衰退するドル支配の証しだ。G7は世界経済や開発を支援するふりさえしていない。それは崩壊しつつある覇権システムによって絶望的な戦争挑発をする好戦的な道具になった。


 欧米マスコミ/プロパガンダのおとぎ話の領域でのみ、広島でのそのような卑劣な茶番劇を投影することが可能だ。世界の他の国々は完全にうんざりしている。


記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2023/05/19/g7-desecrates-hiroshima-a-bomb-memory-with-warmongering-summit/


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 The Jimmy Dore Show 国民皆保険を推進しなかったサンダーズのいい加減さを批判。


Here’s Why Bernie Sanders & The Squad Are A Complete Joke 10:45


Bernie Sanders, along with notable progressive Democrats, held a press conference recently to announce with great fanfare that they would be re-introducing a Medicare for All bill. Why they waited through two years while Democrats held both houses of Congress and the Presidency until Republicans had re-taken the House ? ensuring that this bill will never get a vote on the House floor ? was not mentioned.


 寺島メソッド翻訳NEWS スコット・リッター記事翻訳


ウクライナの「反攻」―神話か真実か?


 Alex Christoforou youtube 冒頭はロシアに囚われたイスラム教徒クリミア・タタール人を解放しようとサウジで訴えるゼレンスキー


Elensky in Saudi Arabia, soon Japan. Politico, freeze conflict. Boris, Macron was a lickspittle. 43:29


 デモクラシータイムス


ゼレンスキーG7へ  武器支援の場となる広島 WeN20230520 1:35:35


 今朝の孫崎享氏メルマガ題名


ウクライナ問題理解の為に・東部2州の問題。多くの国民は露が領土拡大でウクライナに侵攻と思っている。この地に露人が7-8割居住。U「ウクライナ化」強引に進め、住民とU側と戦闘。2014年から双方1万4千人死亡。露人救う意味内蔵→ロ国民はプーチン支持。


 日刊IWJガイド


「招かれざる客、ゼレンスキー大統領が広島に。世界平和と核兵器廃絶の象徴・広島で、第3次大戦に発展しかねないF-16の供与決定へ!?」


はじめに~招かれざる客、ゼレンスキー大統領が広島に到着。ローマ法王の停戦への提案を拒否し、サウジアラビア・中東諸国を罵倒し、G7へ。何が何でもF-16戦闘機が欲しいゼレンスキー大統領と、ゼレンスキー大統領の広島訪問に合わせてF-16戦闘機の供与を容認すると発表した米国、世界平和と核兵器廃絶の象徴である広島で、ロシアとNATOの全面戦争に発展しかねないF-16戦闘機の供与を決定するのか!? 広島の悲劇から何も学ばないゼレンスキー大統領の美化を西側はやめて、一刻も早くウクライナ紛争を停戦に導く努力を!


2023年5月21日 (日)  


―ーー(引用張り付け、終わり)




 少し長くなったが、ここに引用貼り付けた記事内容を、私自身も書いていたのだが、この記事を見て、私のまとめ用途考えていた内容であり、今の私の精神状態ではおそらくこのようには書けそうにないと判断したことから、引用貼り付けた次第だ。




(最後に一言)


 それにしても私の語る「システム」は、今回の茶番劇の「真相?」を見抜けない人たちを育成してきたと同時に、これからも、これまで同様に、これでもかと思われるほどに、「〈米・西側諸国〉対〈中・ロシア〉」の対立・敵対の構図を、ほとんど洗脳に近い形で刷り込んでいくことから、私の語る「システム」が「米・中覇権連合」を、1970年代初頭から形成・発展させる中で、それまでの{[A]→(×)[B]→×[C]}から{[B]→(×)[C]→×[A]}へと〈「システム」とその関係の歩み〉を再編させることに着手したなど、思いも至らぬであろう。


 それこそが「システム」の狙いなのだ。さらに言えば、「システム」は、私の「システム」論に対しても、多くの人々が理解できないように仕向けている。たとえば、それは自由、民主主義や人権、平和といった普遍的価値と普遍主義に関する位置付け方や理解の仕方にも見い出されることだ。私はこれまで何度も、私たちの手にしている自由や民主主義、人権、平和は、誰かを犠牲にすることによって、すなわち誰かが誰かを差別し排除することによって、初めて獲得できるものであることを述べてきた。


 それゆえ、そんな自由や民主主義、人権、平和を最初からあるべき「理想」としてはならないのだ。それは天に唾する行為でしかない。今回の広島サミットで米国や日本や西側のG7諸国の歴史はまさに、そのような誰かを犠牲とすることによって実現・獲得してきた自由であり民主主義であり、法の支配ではなかったか、ということである。


 彼らG7諸国とその首脳たちはそもそも、ヒロシマを訪れる資格など何もないのだ。なぜなら、ヒロシマ以前もそれ以後も、私たちの歴史は、誰かが誰かを絶えず差別し、排除する歴史であり、換言すれば、その歴史は覇権システム、世界資本主義システム、世界民主主義システムの三つの下位システムから構成される一つの「システム」の歴史であり、それを前提としてつくり出されてきた自由、民主主義、人権、法の支配であるからだ。


 勿論、私が何度こんな話をしても、それを奇人変人の「戯言」だとして多くの普通の人には一笑に付されてしまうだろうが、それも仕方がない。「システム」は圧倒的な力をもって、、自らに都合のいいように、どのようにでもできるのだから。もっとも、それは私には了解事項である。とにかく、最後までこの「システム」と真正面から対峙して、ぶつぶつ、ぼそぼそと独り言を続けるしかない。 



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