靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

中華風粥&わらび餅!

2012-01-08 23:59:54 | 
七草が手に入らないので、中華風なお粥。わらび餅粉が手に入った!という友人提供でデザートもあっさりわらび餅。

米からことこと煮る。


材料切って、わらび餅粉練って。


氷水に落としていく。


中国野菜や葱入り中華風粥!トッピングに煮卵、豆各種、韓国海苔、キムチ、桜塩、フライドオニオン、葱、サイドにインゲン胡麻和え、酢の物などなど。

これだけトッピングあると粥も華やか。何度も楽しめる気分、で何杯食べたか・・・。

わらび餅!友人手作り黒蜜。ああとろける舌触り。


胃にやさしく、ほっと一息。

(よかったらこちらイマココ煮もどうぞ。複数人で続けるブログです。「カイ」で書いてます。)

胸の奥に刻まれたシーン

2012-01-06 00:12:30 | 夫婦ノート
今まで様々な結婚式に出席したけれど、その中で強烈に記憶に刻まれたシーンがある。

ユダヤの結婚式でのこと。新婦と新郎とラビをちょうど覆うほどのキャノピー(chuppa)の下で、新郎が新婦の右人差し指に指輪をはめ、祈りの言葉。その後新郎が右足で白い布をかぶせたガラスのコップを踏み潰す。パリンという音が響き渡ると、集まっていた人々が口々に「Mazel Tov(Good luck)!」と叫び踊り始める。

2人が誓いを交わす結婚式の最高潮の場で新郎が足でガラスを踏み砕く、その光景が目に焼きついた。そしてこの行為の意味について調べていくことでますますこのシーンが心に刻まれていった。

このガラスを踏み砕く行為は、「世界は完璧でないと思い出すため」と言われている。二人が結ばれ全てが完璧に見える人生の最高の場でガラスを「壊す」ことにより「まだまだ完璧でない」と思い出す。

完璧でないからこそ二人で力を合わせ創っていく必要がある。結婚は「始まり」であり完璧さの頂点にあるわけではない。そして相対する二つの要素が組み合わさりあたかも世界の完璧さが象徴される瞬間に、世界にはまだ悲しみや苦しみが溢れ完璧になったわけではないと突きつける。

私にとってパートナーとの暮らしの中で、日々の自身の暮らしの中で、あの右足で踏み割るシーンがパリンと響き渡る音が、その後の歓喜に溢れる歌や踊りと共に、深いところで力となっている。

愛するということ

2012-01-06 00:11:29 | 夫婦ノート
「Love is a verb(ラブは動詞)」という言葉は、こちらでパートナーとの関係などについて語られる時によく聞かれる言葉。

「愛があるない」のではなく、「愛する愛さない」という自身の選択があるのみ。


Steven Coveyとある相談者との会話にこんなのがある:

相談者:私の妻と私はもうかつてのような感情を互いに対して持ち合っていない。私はもう彼女のことを愛していないのだと思う。彼女も同じだ。私はどうしたらいいのでしょう?

Covey:感情がもうないということ?

相談者:そうなんです。私達には3人の子どもがあり、私達は本当に心配してるんです。どうしたらいいんでしょう。

Covey:愛しなさい。

相談者:だから言ったように感情がもうそこにはないんですよ。

Covey:愛しなさい。

相談者:分かってくれませんね。愛という感情がもうないんですよ。

Covey:じゃあ愛しなさい。もし感情がないというのなら、それこそ愛する理由になる。

相談者:だけどどう愛することができるんですか愛せないという時に?

Covey:友人よ、愛は動詞なんです。愛という感情は愛するという動詞の実りのようなもの。だから愛しなさい。犠牲を払い(sacrifice)、彼女のことを聞き、共感し(Empathize)、感謝し、彼女を肯定し。あなたはそれらを喜んでできますか?



何の努力もせず燃え溢れるような愛情が湧き出る、確かにそんな始まりがあるかもしれない。それでも互いに愛すると選択し行動に移していくのなら、そんな二人の始めの高まりを互いに維持することは可能なのだろう。

子どもに対しての愛情にも似たようなところがあると思っている。子どもに対する母性や愛情が発露している場合とそうでない場合がある。「この子に対する愛情が湧いてこない」ならば、より思いやり、その子のことを聞き、共感し、肯定し。するとそれらの行為の実りとして愛情がふつふつと湧いてくる。愛があるから思いやるのではなく、思いやるから愛情が湧いてくる。

愛は奥底に常に滞ることなく流れ続けているものなのかもしれない。愛するという選択・行為によってその常にある流れに蓋をしていた詰まりがとれ、尽きることのない無限の愛の泉に繋がる、そんなイメージを持っている。

緩める

2012-01-06 00:06:41 | 子育てノート
小学4年生の時、母親についてヨガを習った。まだ子どもで柔らかかったのでなんで周りの大人があんなにも苦しそうにしているのか不思議でたまらなかったのだけれど、今は良く分かる。(笑) なるべく一日一度は当時習ったヨガ真似をして体をストレッチしたいと思っている。 

あの時学んだ、吐くと吸う、張ると緩める、両方を意識するバランスのようなものがその後大きく役立っていると感じている。ついつい張りっぱなし、緩みっぱなしになりがちなのだけれど。

子ども達とも感覚を磨いていけたらと思っている。毎日フル回転で休みなしの上の子達、ほっと緩む時間を作っていけたら。一緒に美味しいもの食べたり、笑い合ったり、マッサージしたり、ぎゅっと抱きしめたり、そんなときが緩まるときなのだろうな。あちらこちらに散りばめて。

鍛える

2012-01-05 23:59:54 | 子育てノート
ちょこちょことダンベルで鍛えるようになってきた長男。引き締まった肉体への憧れもあるのだろう。「もう少し重いダンベルが欲しくなってきた」と言う。

生活の中のチャレンジもダンベルのようなものだね。その時は必死で力を込めて向き合っている内にどんどん鍛えられていって、徐々により重いものへも対応できるようになる。もし軽い方へ楽な方へと変えていくのならば鍛えられないよね。

そんなことを話した夜。

謹賀新年

2012-01-03 00:02:02 | お知らせ
明けましておめでとうございます。


2012年、変わっていけると信じて。希望を胸にビジョンと共に。

自分が変わっていくことから、身近な周りから少しでも変えていくことから。

遥か遠くの目的地へ着くためにもまずは目の前の一歩を踏み出す。今日一歩踏み出しているか?そう自身に問いかけつつ。


初日の出は地理的に難しいので近所で初日の入りに見入る。元旦午後3時50分日の入り。


空のキャンパス、雪のキャンパスに見とれたひと時。



皆様にとって2012年が飛躍の年でありますように!

三大柱整理

2012-01-03 00:01:27 | 今週の整理
下の子が2歳半となり身重でもなく新生児の世話につきっきりでもなく走り回れる、ここ12年間で初めての年です。久しぶりのこの軽さを日々楽しんでます。あれもしたいこれもしたいと様々なアイデア(妄想)も激しく浮かび、手を出し過ぎ全部が中途半端になることのないよう一つ一つ丁寧に向き合っていきたいです。ということであれもこれもと欲張りすぎないよう新年を迎え今年の目標整理。

もし明日死ぬのなら、と考えるとき、何が必要なのかどちらを向いていけば良いのかすっきりと整理できます。

 
1.私にとっては子育てがおろそかになることが死ぬ間際に(死んでから?)1番苦しむ因となるのでしょう。まずは子育て中心で。わざわざこう整理して書いておかないとついもう終わった気になってしまう私がいたりします。(笑)赤ちゃんに付きっ切りでない分、一人一人と向き合う時間をしっかりとるよう。日々大きくなっていく子ども達との時間は後回しにできないもの。他のことが後回しになろうとも、期間限定の今のこの彼ら彼女達との時間を優先して。あと5年もすれば5人の上からいなくなり、15年もすれば今とは全く違った環境にいるのだろうから。

2.1とかぶりますが三女のキンダー準備・ホームスクール。特に力を入れる必要があるので敢えて。彼女と昼間過ごせる時もあと少し。一緒に学べることを日々精一杯。

3.執筆。今取り組んでいるものを半年から一年をめどにまとめあげる。

この三大柱を立てておいて、あとはいくつものやりたいことを時間を見つけ散りばめていきたいです。

ブログも細々と続けていきたいです。2と3が佳境に入ってくるとまさに切れるんじゃないだろうかというほどほそ~くなることもあるかもしれません。それでもほそ~くなが~く続けていきたいです。読んでくださる皆様に感謝を込めて。

自身の言葉に耳澄まし

2012-01-03 00:00:07 | 思うに
自身が繰り返している言葉に耳を澄まし、言い換えてみることで、ぱっと目の前が開けることがある。

ホント思い通りに行きやしない  → 思い描く方向へ進んでいくために何ができるだろう 
この子はこんなこともできないで!→ どんな方法で教えていけばこの子にこれが身につくのだろう
あの人ったらこんなこと私にして → あの人との関係改善のために何かできることがあるだろうか
ちょっと私に当たらないでよ   → 彼の気持ちが落ち着くようお茶でも入れてあげようか
掃除してもしてもすぐに散らかして→ 片付ける習慣を身につけさせるにはどうしたらいいだろう。
                   いつもきっちり片付けさせてる~さんに今度聞いてみよう。
時間がない!          → どうしたら時間を搾り出すことができるだろう。どうアレンジしよう。

何か問題がある、何か気にかかることがある、ならば解決のために何ができるかと考え動いていく。

しゃがみこみ「あれされたこれされた」と嘆く時間を、「ああしようこうしよう」と動き回る時間へ。

選択「させられる」のではなく選択「する」。自身の主体性を立ち上げて。

お節作り

2012-01-02 23:59:39 | 
各自1~2品持ち寄って。当日昆布巻きと煮しめを皆で作る。10家族分。

立派なごぼう!


にんじんは花形に。


昆布にしょうがとサーモンを巻き、かんぴょうで結んで。


煮しめと、昆布まきを煮る。


ふ~、一通り終えすっかり暗くなりました。


出来上がり!

煮しめ、昆布巻き、えび、栗きんとん、伊達巻、たたきごぼう、紅白かまぼこ、紅白なます、黒豆、松前漬け、鳥肉胡麻和え、八幡巻き、生ハムレンコン挟み、田作り。

ここアラスカでこんなお節が実現したことに感動。大切に大切にいただきました。

ありがとうございました!

次女8歳

2012-01-02 23:58:22 | 誕生日
なかなか出てこずどうやら来年へ持ち越しのようね、と思い始めていたところ、予定日10日遅れで年末ぎりぎり30日に生まれてきた次女、8歳に。

前夜ケーキを作り、


にぎやかなケーキを作り、


家族で祝った後、


再び小麦粉やバターや混ぜて、


マフィンを焼き、


翌朝飾りつけ。


次女誕生日に定番の、

しろくまや、


ゆきだるまが。


にょきにょきと。長男作。


お節作りの横で、祝っていただきました。


おかげさまでここまで無事元気に育ちました。


感謝を込めて。