靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

近況整理、おっとととお手玉落としそうな毎日

2013-06-30 05:10:01 | 今週の整理
1・こんな夏今まであったかねえ、とアラスカ在住十年以上の知り合い達と話すほど、夏夏した夏夏しい夏。湖に泳ぎにカヤックにと、日中青空の下へ出ずっぱりです。昨日くらいからまた少しすずし~くなってきましたが。


2.友人の娘Mちゃん + 今週は2日間もう2人、9歳と6歳の男の子半日お預かり。台湾人の友人ママとはまだ結婚する前こちらを訪ねた時からの付き合いで、妊娠時も共に乗り越え、同じ年に生まれた息子君たちと次女三女は、赤ちゃん時代からの仲良し。夏休みも仕事なママ、フレキシブルな職場を抜けサッカーや水泳の送迎にと朝から晩まで走り続け。その頑張りに背筋が伸びます

昼間7人くらい子供を連れわいわい行動していると、夜4人(長男合宿中)になると、なんて軽いんだろ~う動きやす~いと実感したり。普段大変だなあと感じていることでも、もう少しチャレンジしてみると、以前よりは易しく見えたりする。こうして見方を変えさせてもらえる機会に感謝


3.朝長女と算数の問題を解いていて、なかなか解けず、湖ビーチで友人に聞き、水泳レッスン眺めながらまた別の友人に聞き、それでもまだ解けず。皆じっくりと向き合うという時間がそうそう取れるわけでもないので、ちょっと試してみてすぐにはできないのでもうちょっとゆっくりできるときにね、といった感じなのですが。

丸いピザを6回切り、最も多く切るとしたらいくつになる?答えは22ピースなのですが、どうやって切ったら22になるのかが分からない。19ピースまでは何とかできたのですが。「○を描いたら?」という長女の方法でやってみると、22どころではなくなってしまうので、曲線は普通にナイフでピザを切ると考えて反則なんでしょう。

ふむふむと朝の日差しに長女と額をくっつけ合わせ、ビーチで照りつける太陽にうんうんと友人と頷き合い、温室プールの湿気の中でほおおおと腕を組み合い、なかなか普段使わない脳の箇所をストレッチしてくれます。

もしお分かりになる方がいらしたら教えていただきたいです!


4.夏休み明けからの学校や習い事の送り迎え整理。学校送迎を分担している知り合いの車、新しく中学生になる長女が加わると乗れなくなり。小学校中学校への送迎、水泳(長男長女三女)、ダンス(長女)、NPO活動(長男)、そこに次女のサッカー&三女のピアノが加わることになりそうで。その他、家で夕食準備片付け、宿題見るなども必要、どう考えても全てを入れるのは難しい。特に夫が出張の場合不可能。

夏休みの今週でさえ、長女のダンス終わるのを駐車場で待ち、終わったらレオタードのまますぐに走り出るようにと言ってあった長女を乗せすぐに発車するものの、三女の初めてのピアノレッスンに五分遅刻(あらかじめ信号の状況などで5分程遅れるかもと電話を入れてはありましたが)。長女はピアノを続けたいとも言い出しているのですが、彼女自身、宿題、水泳ダンスとで、毎日ピアノの練習時間など取れるはずがないだろうと話し合い。

まずは絞り、二つの手玉から初め、できるようだったら、三つに、もっとできるようなら四つにと増やしていこう。おっとっとと落としそうなお手玉な毎日です。


今日は二輪車乗りたてほやほや三女の、乗りたい乗りたい!の声に、今からサイクリングへ。明日は友人息子君の誕生日会!
曇り空広がるひんやりなアンカレッジより。

皆様の一週間が素晴らしいものでありますように!

Have a wonderful week!


日常風景:

30度近くと夏日!


でも水はつめたいね。


夏気分でスムージーをちょこちょこ作る長女。ほうれん草も一掴み。


二日後はまた別の湖へ。

海水浴場みた~い。


こんな遊び今まで何度したことあったかな。初めて?


水泳教室の後は、スプリンクラーでびっしょり。


へへへ。Mちゃんと三女。

今日は、湖で、水泳教室で、スプリンクラーで、三回水浴びちゃったね。

この後すぐ、車中でおにぎり食べて、次女のサッカー試合観戦。


ヤナギラン、まだまだよね。

(上まで咲くと、夏も終わりと言われています)

夏満喫中!

子育てノート、白い象を思い描いて

2013-06-30 05:09:06 | 子育てノート
日々子供達と接していて、ああ確かにこうした方がいいなあと感じるメソッドに、「肯定文を用いる」というのがあります。

そんなところにごみ捨てない! より ゴミ箱に捨てようね、ゴミ箱どこにあるかな

夜更かししない! より 早く寝ようね

キャンディーいくつも食べない! より 一つにしておこうね

走らない! より 歩こうね


「ピンクの象を考えるな!」と言われたら、ピンクの象が頭から離れなくなるけれど、「白い象を思い描いて」と言われるのならば、ピンクの象はスムーズに消え去るもの。

こちらの親御さんに接し、上手だなあと感心することがよくあります。「Don’t ~!」と声を荒げるよりも、Honey,Sweetie(愛情を込めた呼称)などもつけたりしつつ、肯定文で穏やかにかつ凛として導いていく。


小さな子になればなるほど、言葉より身体で示す。

きゃーきゃーと走り回っていたら、騒がない! より 一緒に静かに歩いてみせる、

玩具を乱雑に扱っていたら、隣で大切に遊んでみせる

周りの真似をして大きくなる子供達、モデルが必要。


だめ!と行き場をなくしてしまうか、こちらよとさりげなく示すか。

「あれしてほしくない、これしてほしくない」と頭に浮かぶ否定文を、肯定文に書き換え口にしてみる。

咄嗟のときなど、否定文を投げかけることが必要な場合もありますが(「道路に飛び出さない!」など)、多くの場合、肯定文の方が、物事も関係もよりスムーズにすすむ、そう感じています。

子育てノート、ぐずぐずぐだぐだの解決

2013-06-30 05:08:39 | 子育てノート
毎日一日中顔を合わせ続けている子供達、何だかぐずぐずぐだぐだぐずぐずぐだぐだだなあという時は、だいたい下のどれかに当てはまります:

1.お腹すいた
2.眠い・疲れた
3.アテンション欲しい
4.退屈
5.キャパシティー・オーバー



何が原因かを見、解決へ。

1.食べる。美味しく頂いた後のあの笑顔。


2.寝る。疲れてふらふらのところに何をしても効率悪し。


3.一対一の時間を取る。小さな子は膝に座らせて本を読んでやったり一緒に少し遊んでやるとまた元気に一人で遊び始めたり。大きな子は、少しゆっくり話を聞いてやるとすっきり。何かを一緒に作ったりカフェへ出かけたりも。


4.自分を楽しませるのは自分、誰か~してくれないかなあ、と待っているのでなく、自分で楽しみを見つけるよう導く。何ができるかの選択肢(トランポリンで跳ねる、ボードゲームをする、折り紙を折る、友達に手紙を書くなどなど)を共に考えてみたり。

取り組んでいるハードルが低すぎたり退屈すぎる場合は、新しいチャレンジを与える。ただ問題を解いたり床を拭くだけでなく、どれだけ早くできる?どれだけ早く正確にorきれいにできる?とチャレンジさせてみたり。


5.取り組んでいるハードルが高すぎる場合は、下げてやる。台所のごみを外に出すのが9歳児には重すぎたり外のゴミ箱が高すぎたりの場合は、より量も少なく軽いトイレのごみ出し当番に変えてやったり。

やるべきことがありすぎて頭の中がカオスになっている場合は、書き出して一緒に整理してみたり。これだけの課題をこの期間に終わらせるには、今日これだけして、明日何時に起きてあれだけして、とやるべきことを細分化してみたり。

両手いっぱいに抱えた石、全部入らな~い!と思っていても、大きな石から小さな石へと整理して入れ直せば、同じ器に入ってしまうもの。


1.2.3.4.5が重なっていることも多くあり。一つ一つすっきりさせていく。


大人の場合も、自分自身を振り返ると、3以外はそうかなあと。食べる、寝る、そして4の単調な仕事を楽めるよう工夫する、5の整理、心がけていきたいです。

継続について、朝に、夜に、子羊一匹

2013-06-30 05:08:01 | ファミリーディナートピック
昨夜のファミリーディナートピック。
(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)

継続するということ(Four Sages Debate What the Most Important Idea of Judaism Is By Y.Y. Jacobson Pinchas 5769 , July 6 2009を参考に):

ユダヤの賢人達がユダヤ思想(Judaism)の中で最も重要な教えは何かと話し合う。それぞれが聖書から引用しつつ:

1.「自分を愛するよう隣人を愛せよ」だ!

2.「人は神のイメージに似せて創られた」に違いない!

3.「神は一つ」なはずだ!

そこへ、一人の賢人が言う。4.「子羊を朝一匹、夜一匹生贄にする」であろう!

そして最終的な結論としては、4ということに落ち着く。(Authors Introduction to Ein Yaako,1492年より)


1.2.3.はそのコンセプトがいかに様々な方面へインパクトを与えたかを考えるとき、納得しやすいもの。

1.「自分を愛するよう隣人を愛せよ。”you shall love your fellow man like yourself“(Leviticus Chapter 19, Verse 18)」
集団社会、人の間で生きる上での理想として、社会学的な志向性をもたらした。

2.「神が人を創った日、神は人を神のイメージに創った。” on the day that G-d created man He created him in the image of G-d.“(Genesis Chapter 5, Verse 1)」
全ての人々は神に似せて創られ、全ての人々が神性を宿している。自身は本来神に限りなく近い存在なのだという心理的志向性、心理学的な影響をもたらした。

3.「主は私達の神、主は一つ」“the Lord is our G-d, the Lord is One.“
一神教の始まり、神は一つという神学的なインパクトをもたらした。いくつもの神がどちらがどちらより優れていると競うなど、神同士の覇権争い・ヒエラルキーといったストーリーに溢れていた世界に、大転回を与えたコンセプト。(私自身は、神は一つであり、その一つの神が森羅万象に表れているという考えと、日本の八百万の神とは同じようなものだと感じてます。八百万の神の背景にあり、それまで言葉で言及されることのなかった全てを司る一つの根源的な存在に、ユダヤ教は初めて言葉を与えた。エジプト神話やギリシャ神話などの多神教、その背景にある根源的な一つの存在に言及し、表に引き出した。)


人類に大きなインパクトをもたらした1.2.3のコンセプト、ではなぜ4の「子羊を朝一匹、夜一匹生贄にする」がそれらの上をいくほど重要だと?

4は、日々繰り返し遂行し続けるということを象徴している。朝も夜も、日々継続し続けること。それは、朝=光に溢れ順風満帆なときも、夜=闇に覆われ苦しく辛いときも、いいこと続きで飛び上がり風を切って進むときも、洒落にならないこと続きで落ち込みとてもそんな気分じゃないというときも、繰り返し繰り返し。

1.2.3は一つにもまとめられる。「全ての人は神性を宿し、神は一つ、よってあらゆる人々は神と共に一つに繋がっている、あなたを愛するように隣人を愛するとは、自分も含む全ての人々に宿る神を見出すことから可能になる」と。そしてこのコンセプトは、確かに素晴らしくインスパイヤリングになり得る。今までどれほどの人々が、よ~しと燃え上がり、情熱溢れ、時に奇跡的な出来事に触れ、体験し、エクスタシーにメルトダウンし、それでも日々の継続を、朝も夜もの継続を、人類は今だかつて果たしてきたことがない。

インスパイヤーされてからしばらくの間、祭りや祝いや特別な出来事など日常から離れた時、そういった一時だけでなく、何でもない日常、日々の暮らしの中で、朝に夜に遂行し続けること。そんな日常の中での積み重ね、継続、そこに最も重要な教えがあると。

ヒルにヤゴにギースに、カヤック!

2013-06-30 05:05:07 | 出来事や雑感や (子育て)
歩いて一分の湖へ。

よいしょよいしょ、と引っ張って押して。


じゅんばんまちなの。らいふべすとつけてね。


カヤックをこぎ終えた友人が嬉しそうに見せてくれた、ヤゴの抜け殻。

昔ヤゴ獲りしたした!と盛り上がる友人達。ザリガニ獲りはしたした!なのだけれど、ヤゴは私の子供時代の思い出の一ページにも載っておらず。子供に返ったような友人の表情に嬉しくなりながらも、ヤ、ヤゴって何だっけ?と自問。実は初めて見ました・・・。

ハスの花いっぱいね。


あっ、カナディアン・ギースが赤ちゃん連れて!

かわい~と子供達大歓声。

カヤックの後ろにヒルを見つけた子供達。


ムシ苦手な9歳友人息子君と次女はぎゃ~と走り去り。

四歳Kちゃんと六歳三女がこねこねと観察。


長くなったり、平たくなったり、丸くなったり、ぷよ~ん、ぼわ~んと瞬く間に変形する様子に夢中な二人。

こんな間近に見るの、私も初めてなヒル。存在感ありました。

「身体についたらね、はがしたらだめなんだよ!」「医療にも用いられるんだよ!」横から様々な声。きっとカヤックが赤いから吸い付いてるんだね、という四歳Kちゃんの推測に一同「四歳にしてみごとなロジカルシンキング!」と感心。この後ネットでも、子供達リーチについて調べてました。ふむふむ、はがすときは、ライターで炙ったり、塩や酢をかけるといいんだね。

太陽さんさんスナックタイム!

三女、自転車乗れた!

2013-06-29 23:59:42 | 出来事や雑感や (子育て)
四歳のKちゃんがす~いすいと補助輪なし自転車に乗るのを見て、衝撃を受けた六歳三女。

ちょっと貸してもらっていい?とKちゃんに三女申し入れ。

初め長女が支え、


スピードをつけて、

の、のれた!


本人も周りもびっくり。

ひゃっほ~!


まだまだできないと試すこともなかった二輪自転車、Kちゃんのおかげです。


早速その日夕ご飯を食べてからも乗りたい!と近所の小学校へ。

いえ~い。次男はスクーターでくっついて。


補助輪付きよりかなり速く走れ、これでお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒にサイクリングできる!と、もう嬉しくてしょうがないよう。

長男、長女、次女と乗った懐かしい自転車、再び活躍。

よかったね。


この日は初めてのピアノレッスンもあり、三女にとってのビッグデイでした。


四歳で!すいすいなKちゃんのお母さんによると、ペダル無し二輪車で遊ばせておくとバランス感覚が養われ(この商品人気らしく、他の周りの方々からもいい評判続々)、Kちゃんのように小さくても補助輪付き自転車を経ることなく二輪車にすんなり乗れるようになるそう。

近況整理、南国の白熊じゃないんだから

2013-06-23 11:40:08 | 今週の整理
1.2週間近く夏日が続き、週の半ばから20度に届くかどうかと涼しく。異例の暑さがおさまり、ちょっとほっとしているアラスカンも。30℃近くが続いた日々、友人家族が引越して以来、憧れとなったハワイに、「はたして自分は住めるだろうか・・・」とつぶやいていた長女、7月終わりにインディアナ州に2週間行くことになっている長男は、現地は38度近くが続いていると聞き、「僕もつかな・・・」と気弱な言葉。(笑) まるで南国の動物園で氷の上に横たわる白熊達のよう。日本の夏をいつか体験させてやりたいです。

2.旅から戻り、翌日は父の日の祝い。朝、壁の飾りやカードを作り、子供達こそこそテーブルの下に隠れて、サプラ~イズ。「1600マイル、運転ありがとう!」の文字。トレーラーを引っ張るからと、夫がほとんどの道を運転したのですが、お疲れ様でした。世界中のお父さん、おめでとうございます!

3.迷いに迷って、三女、上三人がお世話になった先生にピアノを習うことに。本人ピアノしたいとは言っていたのですが、私が先生をどうしようかで迷い続け。まずは技術よりも楽しいという気持ちを大切に、か、初めから技術面も完璧に仕上げていくか。以前なら迷わず後者でしたが、上の子たちのピアノや水泳や他の習い事の様子を見ていると、「楽しむ」ことの大きさをひしひしと感じていて。初めは技術的にあやふやでこんなので大丈夫かなあと感じても、楽しい楽しいと続ける内に技術もついてくることがある、逆に初めから細かい技術的なことにこだわっていると、楽しいという気持ちが萎えていくことがある、そうなるともう続けることが苦痛でしかなくなる。理想は「楽しく技術面も磨いて」と言えるのでしょうが、最初から技術を詰めて見ようとして下さる先生の場合には、「楽しむ」ために家庭でのサポートがとても重要になるのでしょう。毎回のレッスンが楽しいと思える状態に整えておく、つまり日々の練習を欠かさずきっちり技術を積み重ねておく、毎回のレッスンを楽しめるところまで。
 こういった密なサポートというのは、五人いる家には現実的に難しく。どうしても、自分達で続けたいと思うものを、自分達で続けていってね、となってしまいます。小さな頃からしっかりとサポートし何かをこつこつと続けさせ、物心ついたころには、突出しているようにしておく、これが得意!というものを作っておく、すると他の面に対しても自信がつき、また長く続けた中で身につけた知恵は他の道にも大いに活用できるようになる。そういった育て方というものがあるのだなと周りを見ていても思います。そして、それはまた理想的な形の一つでもあると。今までの家の状況では難しかったのですが。ひとまず三年は続けてみようね、そう三女と話しつつ。

4.夏休みも仕事、の友人の娘ちゃんを預かっている。三女の幼児時代からのお友達。三女毎朝大喜びで飛び起きます。「今日のご飯」のacupofteaさんMちゃんを朝降ろしてくれると共に、おにぎりやら、手作りパンやら、差し入れてくださり、もう家族皆ほくほくです。夕方水泳教室で落ち合って、習い事やら何やらの話とくとくをふむふむ聞いてくれ。ありがとう。

5.明日から長男14日間のNPO救援活動合宿。スタッフ側に回り、早朝皆を起こし、皆が寝静まってからシャワーを浴び寝るらしい。本番合宿の始まる数日前からスタッフとしてのトレーニング合宿。2週間後、また少したくましくなった彼に会えるかな。どんな表情をしているのか、どんな姿をしているのか、楽しみです。明日は家族でしばしの別れランチ。来月末にはインディアナ州にNPO救援活動合宿2週間。飛行機に1人で乗っての旅立ち!(乗り継ぎ2回なのでエアライン側からの特別ケアを申し込み)13歳の夏。大きな体験の夏です。


今日は朝長男をNPO活動に送り、1時間後には集まりを早く抜け、友人君のバル・ミツバ(ユダヤの男の子13歳の通過儀礼)へ。小学校1年生から一緒だったZ君。共に13歳。祝いは昼から夜8時過ぎまで続くと。アンカレッジから20分ほど走った、山の上のシャレーにて。運転しつつ、助手席の長男と、アンカレッジ一望の景色に思わずため息をついて。今日も緑、眩しいです!

皆さんの一週間が、素晴らしいものでありますように!

Have a wonderful week!



日常風景:

お父さん、1600マイルドライブありがとう!と壁に。


祝父の日!



生後10日のがちょうの子を預かる友人宅にて。

皆手を差し出して食べて!食べて!


か、かわいいじゃな~い、と思わず叫びたくなる姿。


子供達めろめろでつきっきり。



長男を友人宅に降ろし、長女次女も友人宅に降ろし、あっついしねえ、よしっ!と家から五分程の湖へ、Mちゃん三女次男を連れて。

きゃ~。


つめた~い。


生暖か~い吐息を腕に感じ、はっと見ると。

だれ、あなた・・・。

よだれ、私の腕についてますけど。

一緒に日向ぼっこな午後。


この日子供達がはまっていた遊びが、とんぼの死骸集め・・・。

死んだと思っていたのが乾いてきたら飛び立ったり。なかなかシュールに楽しんでました。

もうこのまま水着でいいよね、と森ぬけて、


水泳教室に行ってしまった夕方でした。


毎日ある水泳レッスンのあとは、だいたいこうして外の芝生で追いかけあっこ。



この日の友人差し入れ:シナモンブレッド。

ああこの香り、ほのかな甘さ、ふわりパン、たまりません。

あの景色の広がりを内に

2013-06-23 11:39:45 | アラスカ南東への旅2013
次は何をどう作って食べて、それにはどこに何がしまってあって、どう片付けて、これからどこへ行って何をして、どの服を着せて何を洗って、どこに泊まって・・・、

あの態度はないよなあ、あの表情あの言葉! 子供たちや夫の気になる態度や言葉に気を揉み、

この子こんなんで大丈夫かなあ、これから随分と苦労しやしないかなあ、子供たちの将来を心配し、

ああ、あれもしたいしこれもしたいのに、やること山積みで、そう帰宅してからの生活を思い、焦り悩み、


ふと、顔を上げると、そこには、はるかどこまでも続く山々、まぶしく広がる澄み切った水、



大地の輪郭をなぞる真っ青な空、



雲の流れ、



波の音、川のせせらぎ、鳥のさえずり、風にゆれる草木の音・・・




圧倒され、深呼吸。


あの山々がこうして聳え立ち、大地がこうして水に満たされ、木々がすっくと伸びるまでには、それはそれはもう途方にくれてしまうほどの時が過ぎ去り、

何百年も何千年も何万年も、こうして、どしりとあり続ける存在

こまごまと入り組み、移り変わり続ける営みに、せかせかと埋め込まれた自分

そのコントラストに、はっとさせられる、そんな瞬間を旅の間、何度も何度も体験しました


それは、ああ、こうして、常にそこにあり続けているんだな、

そんな、安心感に包まれるような瞬間でもあり


大海で、バタバタと必死で手足動かすミジンコのような自分

ふと手足を休め、ぷかりぷかりと浮かんでみる

そしてまた、前へと泳ぎ始める、大海の広がりを内に抱きつつ


あの景色の広がりを内に、日常の細部に丁寧に向き合っていこう、そう気持ち新たに!


善のためにロバに乗り出発したからこそ

2013-06-23 11:38:07 | ファミリーディナートピック
昨夜のファミリーディナートピック。
(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)

悪について: A Taste of Text―Balak by Chana Weisberg、 Balak: The Talking Donkey by Simon Jacobsenを参考に。

なぜ悪いことが起こるのか? 
一つには、鍛えるため。良いこと続きで緩んだ感覚を揺り起こし研ぎ澄ますため。悪く思えることが起こったならば、鍛えられる機会として、最善を尽くす。よくないと思えることでも、見方を変えるならば、好機でもある。より努力が必要となる、その物事を通して成長させられる、より強くなる、より大きな壁を越えられるようになる。悪には、時に善にはない衝撃や勢いがある。そのはずみ迫力勢力を善へと生かす。


普段から、緩み切らないようにしておく。それが予防にもなる
今自分の置かれたいい悪いといった状況に関わらず、自分のペースでより良き方向へと自分を少しずつプッシュし続ける。少し不快さに身をおき、少しチャレンジを課し続け、自分で少しずつ無理するなら、「し過ぎ・張り過ぎ」にならない加減が分かる。すると、悪いことが起こったときも、乗り越える準備ができていて、また緩み過ぎていないところには、悪いことが入り込みにくくもある。


本質を思い出す
昼間、影遊びしていた子が、夜、壁に映った影を見て怖がる。同じ影であるのに、明るい時は、遊び・楽しむ対象が、暗闇に囲まれた真夜中には、不安を呼び起こすものに。コントロールできていたものに、コントロールされることに。影は、かつて灼熱の陽光からほっと憩いをもたらしたものであり、追いかけ踏み遊んだものであり、視点に奥行きを与えたもの。


「悪は幻」?
アブラハムが善のためにロバに飛び乗り早朝出かけ、その何世紀が後に預言者バラーム(Balaam) が呪いをかけユダヤの国を滅ぼすためにロバに飛び乗る。(聖書より) バラームがロバに飛び乗り早朝出発できたのも、何世紀か前に、アブラハムが善のために同じことをしたからこそ。悪は善の偽モノでしかないと解釈されている。

ユダヤの世界観にある、「悪は幻でしかない、神は絶対的な善であるのだから」

奴隷から始まり迫害され続けた歴史を持つユダヤの世界観に、こうあるのが感慨深い。この言葉を目にするたび、ホロコーストの屍の山が浮かび、なぜそんなことが言えるのだろうと頭を抱える。この世界観を理解するには、肉体、この世、個々の命といったものを超えた、まだ実現していない世界への視線が必要になるのだろう。結局は全て善きことのためだった、そう佇む時への視点。

そんなまだこの世には実現していない理想郷を見上げ続けるのは、確かに、進み続ける力を与えてくれるかもしれない。身近なところから。自身の内のネガティブなエネルギーを、より良い方向へと生かしていくことから。


良心の声に耳を澄ませて
ロバの前に剣を持った天使が立ちはだかる。ロバには見えるがバラームには見えない。なぜ止まるのだと怒り、ロバを打つバラーム。ロバが「なぜ私を叩くのだ、私は今まであなたに忠誠を尽くし続けてきたじゃないか」と口を開く。そこでバラームの「目が開き」、天使の姿が目に入る。(聖書より)

ロバはヘブライ語で「chamor:物質(matter)」という意味。悪の目的のために見えなくなったバラームの目を開かせるために、ロバ(物質)に口を開かせる必要があったと。

預言者バラームのように、最もポジティブになり得る力、霊的な力を、ネガティブな目的に使うほど悪いことはなく、その内面の崩壊も大きい。内面の崩壊は、魂をシャットダウンさせる。良心の声が届く隙間がなくなる。そんな状態の心に、メッセージを届かせるものが「物質」と。「その人が偉大であるほど、その人の悪(evil)の性向も強い」(タルムードより)という言葉があるように、突出した人ほど独特のチャレンジがあり、より強いディッシプリンが必要。

良心の声は、心に、身体に、響き続けている。心柔らかく、耳を澄ませていきたい。

かつて野心渦巻いた地にて

2013-06-22 23:59:16 | アラスカ南東への旅2013
スキャグウェイ(Skagway)から舗装されていないガードレールなし川沿い崖道を、

7マイルほど行ったところにあるダイー(Dyea)のキャビンに3日間。

クロンダイク(Klondike)へ続くチルクート・パス(Chilkoot Pass)の入口だったダイー、今は民家がところどころに見られ、キャンプ場などがあるのみ。


ゴールドラッシュ当時(19世紀終わり)、この地に10万人近く集まったものの、気候の厳しさ(冬はマイナス50度!)、カナダ政府によるクロンダイクへの山越えには1年分の食料を持っていくべしという要請から、1トン近くにもなる荷物を運ぶ必要があったなどの過酷な条件により、金鉱にたどりついたのは3万人ほど、金を獲得したのはその中でも4千人ほどと言われている。

金鉱目指して急斜面を重荷担いで登る人々。クロンダイク・ゴールドラッシュの象徴的図。チルクート・パス。


ゴールドラッシュに集まる人々に向けての商売(宿泊施設や食事の提供など)目当てで、この地にやってきた様々な人々の記録も残されている。

過酷な環境に、一攫千金を狙って集まった人々。燃え上がる野心、ゴールドを目指した猛者達。

またそれらの背景には、多くのネイティブ・アラスカンがリザベーションに移され、亡くなったという歴史も。




そんな当時の様子は跡形もなく、今は観光地としてクルーズ客を迎える地。

志半ばに亡くなった人々、大金を得伝説になった人々などの墓地が、ひっそりと森の中に残されている。

当時町があったところ。




この地に立ち、野心というものを、改めて見直す機会になったように感じてます。

野心とバリューを、ヒレとウロコ(ヒレはプロペラ、前へ進ませる動力=野心、ウロコは身体そして魂を守るもの=バリュー)を、共に持つこと。

何に、どんな方向へと、渦巻く野心を生かしていくのかを見極めること。


そのすさまじい野心のエネルギーを、肌に感じつつ、

厳寒の雪山を、肩がひきちぎれるほどの重荷を背負って、何ヶ月もかけ、登り続ける勢いで、

Boys & Girls, be ambitious! そう子供達と話したダイー滞在でした。

アラスカ南東への旅1、2,575キロ走行!

2013-06-20 02:37:36 | アラスカ南東への旅2013
アンカレッジに無事、戻ってきました!

大きな事故怪我もなく、ありがたいこと、そうほっとしながらも、旅の片付け(衣服+寝袋+ブランケットなどで天井にまで届きそうな洗濯物の山!泥だらけ長靴やテント干しやらなどなど)を何とか終えたと思ったとたん、週の初めから再び怒涛の夏休み生活に走り回ってます。旅の余韻に浸るのも、この嵐の中で。(笑)

今年の夏は本当に快晴続きで、気温も30度近くの日々(記録的な気温上昇)! 毎日半そでショーツ、寝るのも窓開けて、なんて夏は、本当に久しぶりです。

旅中もずっと天気に恵まれ、皆すっかり夏の肌。

今日も快晴! 身体中に染み渡る太陽の熱、満喫中!



アラスカ南東への旅、とにかく、よく走りました。

カナダの国境を越え、アラスカ南東部スキャグウェイ(Skagway)へ、そこからフェリーで1時間のヘインズ(Haines)、そしてへインズからアンカレッジへ。合わせて約2,575キロメートル!(1600マイル:行き832マイル、帰り768マイル)。

日本縦断するとこれぐらいでしょうか。といって日本とは全く違い、途中小さな村をいくつか通るくらいで、ほとんど車にも出会わない道を時速百キロ以上でひたすら飛ばし続けるといった感じ。ということで、走っていたのは行き二日、帰り二日の四日間程。途中何度かちょっと休憩、ちょっと炊事食事としながら。

こんな出で立ちで。

自転車やらカヤックやら食料やら引っ張って。「引越し?」と出会った人々に聞かれながら。(笑)


車窓に広がる風景にひたすら圧倒! のドライブでした。

それらの風景、私の小さなカメラには、到底おさまりきらないのですが・・・:














道路横に光る深緑な湖に吸い込まれるように車をとめ。

「スピリット湖(Spirit Lake)」という立て札。

「ナショナル・ジオグラフィック」(雑誌)見てるみたいと、長男。(笑)


スキャグウェイに入る前に広がる風景、雪がところどころ残り、半分凍った湖、こげ茶の岩や山が広がり、もう何というか、この世のものとは思えない景色でした。日が傾き、その多くは光の加減でうまくカメラにはおさめられなかったのですが。



動物との出会いも:

グリズリーに二度(一度は小熊連れ)、

むしゃむしゃタンポポ食べてました。

鹿の群れ、


他にも、黒熊、ハリネズミ、シャチ、などなど。


出会った風景の一つ一つが、今も内に広がっています。

アラスカ南東への旅2、食事宿泊

2013-06-20 02:36:52 | アラスカ南東への旅2013
実は宿泊予定だったところに、出発二日前、泊まることができないということになり。さてさて、まあ何とかなるでしょうと出かけた今回の旅。(笑)

テント毎日でもいいし、と思っていたのですが。なかなかそういうわけにもいかず。

一つには「」、ドライブしていても三頭の熊に会ったのですが、カナダのキャンプ場では「熊が頻繁に出るのでテントでのキャンプは禁止(キャンピングカーならOK)」の立て札も。食べ物をきちんと車にしまい、こちらから熊を驚かせさえしなければ、だいたいの場合は大丈夫なのでしょうが(子持ち熊は例外)。夜中もトイレに起きたりとうろちょろする下の子達連れ、ちょっときついかなと。

二つ目には「」。アラスカの州鳥は何? 蚊、でしょ。 そんなジョークがあるくらい、アラスカの夏といえば「蚊」なのですが、場所によってはもう、人の近くにそれぞれ黒い煙が立ち上っているのかと思うほどの蚊。野生動物の皮膚を突き抜くほど強い針、ジーンズはいてても刺されることも。僕は38、私41かな、旅が終わり、皆で蚊に刺された箇所を数えて。(笑) キャノピーに網がついたものがあるといいですね。キャノピーは用意していたものの、網はアンカレッジの店、どこも売り切れで旅前には手に入らず。

ということで、キャビンなどに宿泊。

道中カナダでは、こんなテントを少し丈夫にしたようなところに。

といって結局ここは、隙間から蚊が入ってきてぶ~んぶ~ん、皆夜通し眠れず。

中にはベッド。


残りはこんなログキャビンの日々。


シャワーつきなんて贅沢なものもあれば、こんなバンクベッド&床に寝袋のところも。


コインランドリーにも一度お世話に。

一気に四台占拠。

食事は、おなべ用のコンロが大活躍。出発後一日半は自宅で作り持参したカレー、残りはペストorトマトソースにショートパスタやスパゲティが主、時々缶のスープやラーメンやホットドッグ。ちょこちょこサンドイッチも作って。

副菜には、じゃがいも、とうもろこし、玉ねぎなどこうしてホイルに包んで、


焚き火に。


レタス、トマト、アボガド、ベルペッパー、オリーブ、豆のマリネなどもアピタイザーに。

外でいただくわけですが、

こんな川辺で、


踊りながらだったり、

はだし・・・

花摘みながらだったり、


森の中だったり。


蚊が多くてとても座っていられない場合は、車の中で。

蚊を振り払いながらのラーメン作り。


ここでも、広げてみたものの、「蚊の煙」状態で車の中へ。


デザートはマシュマロとチョコを溶かしグラハムクラッカーに挟み、アメリカでキャンプといえば欠かせない「スモア」。


スナックにはオレンジやグレープフルーツなどなど。


8日間、水以外補給することなく、何とか乗り切ることができました!

外で作って食べて、美味しさも倍増ですね。

アラスカ南東への旅3、化石採集

2013-06-20 02:35:15 | アラスカ南東への旅2013
さて、出発!と早朝アンカレッジから一時間半ほど走ったところ、サットン(Sutton)。

車をとめて、こんな朝の道を一キロほどいくと、


アラスカ大学の地学の課外授業の場でもある、化石ごろごろ斜面。


あった!


こんなのが、あちらこちらに。


ふむふむ。


朝の日差しの中。


ここで一日過ごせそうというくらい五人夢中。旅は始まったばかり、また来ようねと約束して。


わたしのおへやにおくの、と。


皆お気に入りを少しずつお持ち帰り。

アラスカ南東への旅4、水に遊ぶ

2013-06-20 02:34:30 | アラスカ南東への旅2013
澄み切った水に手を足をひたし、つめた~い!

カナダ、Cluane Lake。


どこまでも澄んだ空に水に、石投げて。


きもちいいね。



スキャグウェイから7マイルのところにある、クロンダイク・ゴールドラッシュ跡ダイーへ向かう途中の海にて。


カヤック!


いえ~い!


岩へ、


よじ登り。


私達はゴムボート。


きゃ~、波と戯れ。


耳澄まし。



ダイーのゴールドラッシュ住居跡を回りながら、川渡り。



三日間お世話になったスキャグウェイ、バイバイ!


車ごと乗ってしまえるなんて、こんな大きな船初めて!と大興奮な子供達。



ヘインズの海!

ひゃっほ~。


海辺を歩き、


おやまつくってみたの。


おはな摘んで。


ざぶざぶ走り。


さいこ~。



アンカレッジへの帰り道、トークから一時間ほど、昼ごはんはポーキュパイン川の川辺で。



子供達の水辺での楽しみの一つに、石や貝殻の収集があります。この形、この色とうっとりしながら。

車中で収集品の披露会なども。


かにの甲羅も収集・・・。

こんな大きなの手に取るの初めてな子供たち。

澄んだ水に、心洗われました。

アラスカ南東への旅5、森に野に遊ぶ

2013-06-20 02:33:33 | アラスカ南東への旅2013
スキャグウェイから七マイルのダイー(Dyea)にて、ゴールドラッシュ跡をサイクリング!

装備確認。


ちびっ子達は、三輪車や補助輪つき自転車こいだり、トレーラーに乗ったり。


それ~。


建物跡を横に。


長男もトレーラーを引っ張れるようになり、助かります。




ダイーのゴールドラッシュ跡、森の中の墓地を歩く。この枝何だかすごいね。


スキャグウェイのダウンタウンからトレールを行き、ゴールドラッシュの墓地を抜けると、滝。




ヘインズの森を行く。


進むほど植生が変わる。



緑に囲まれ、


花図鑑を片手に、花々に目を留め。

bunchberry


yukon beardtongue


star flower


wild sweet pea