靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

近況整理、ちびっ子海賊

2013-01-27 02:06:39 | 今週の整理
1.日曜日には、次男のクラスメートの誕生会。今まで家族ぐるみで付き合いのある友人に招待されたことはあれど、次男一人だけ名指しで招待されるのは初めてのこと。次男の名前の書かれた招待状(バービー人形のついたピンク色)を何日も前から大切そうに抱え、何度も眺めてはそれは嬉しそうに。公園のシャレーにて、兄弟姉妹も歓迎と言って下さり、三女と共に。上三人は周辺を夫とクロスカントリー・スキー。ちびっ子たちがいないので、上の子たちのペースでどんどん飛ばせたよう。スキーの後は上の子たちも合流、会場でピザにケーキにいただき。五人それぞれ皆一気に楽しめた午後でした

2.翌日月曜日の休日には、南西に走り、スワードの水族館へ。早朝出発、夕方帰宅、雪道往復6時間、現地に4時間の強行軍。久しぶりの遠出ドライブ、こうして少し日常を離れてみるのもいいなと実感。連なる山々が徐々に朝陽に照らされ、周りの雪は青から紫にピンクにオレンジにと色を変え。行きも帰りもその荘厳な風景に心洗われました。  
 久しぶりの水族館、冬のリモート地とあって、休日といえどもほとんど客もおらず。ウニにナマコにイソギンチャクにとスキンシップ、海鳥と戯れ、アザラシと気持ちを通わせ(手に持つ赤いボールを追いかけてくれたり、近くに来て顔を寄せてくれたり!)、蛸とその卵におののき、クラゲの光にうっとり。子供達も上から下まで大はしゃぎ。今週末も行きたいと。それはまあ無理ですが。(笑) 楽しかったです。

3.「作って食べる会」、餃子に中華スープ。12家族分、ひたすら刻む、刻む、刻む。流石に皆でするとあっという間! 練りに練ったひき肉と合わせ、その美味しかったこと。友人の一人からは、皆に自家製日本酒プレゼント! 毎回持ち寄られる昼ごはんも盛りだくさん。料理の知恵、学校関係、子育て、家族についてなどの情報交換も尽きず。大人達の笑い声に、子供達のはしゃぎ声に。美味しく楽しいひと時に感謝。

4.金曜日は娘たちの学校「exploration」を終日。いくつかあるテーマから自分が好きなものを選び、学年クラスごちゃまぜでそのテーマをその日一日突き詰めるという行事。長女は、「イヤーブック(学校中の子供達や活動の様子を載せたアルバム、毎年作られ希望者が購入)制作、次女は「台所化学」(パンケーキやアイスクリームを作ったり、洗剤と糊などで弾力性のある粘土のようなものを作ったり)、三女は「海賊」(ここ何日か次男ともずっと海賊ごっこでこの日を楽しみに。「当日海賊になって登校してもいい」というキャプテン(担当の先生)からの知らせを受け、ここ一週間ほど「何を着ていこうかしら?」も頭から離れず。ゲームにクラフトにそれはそれは楽しかったようです)。他にもスキー、スクラップブック作り、ケーキデコレーション、チェス、漫画作り、手品などなど。年に二度あるこの「exploration」、子供達の大好き行事です。

5.これから二週間の夫出張、学校の送り迎えに入り組んだ上四人の習い事の送り迎えに宿題にプロジェクトに家事にと、一人で回していくのは物理的に無理なのですが(送り迎え時間互いにぶつかる)、周りの知り合いに助けてもらう、子供達を待たせる、などアレンジして何とか乗り切る予定。上の子達を家事や下の子達の宿題にできる限り巻き込んで。ピンチの時は、家族の団結力も高まります


週末は、これから二週間へのエネルギーを蓄えるため、ゆったりと森へ散歩でも。
もう一月も終わりなんですね! 日に日に明るくなりつつあるアンカレッジより。

Have a wonderful week!


日常の風景写真:

こんな森の中のシャレーで、


誕生日会!


次男もゲーム参加。

目隠ししてスティッカー張って。

上三人と夫は周りのトレールをクロスカントリー・スキー。


ジャンプ!


合流してピザに、


ケーキ!

はっぴば~すで~とぅーゆ~、五歳の誕生日おめでとう!


終日の「exploration」から戻っても、すっかり海賊。

目パッチに、望遠鏡(これを持ってパイレーツの「P」で始まるものを探そうゲームをしたそう)、義手に、マスクに。

子育てノート、親離れ子離れ

2013-01-27 02:05:59 | 子育てノート
親離れ、子離れ、について、面白いアイデアを聞いた。

ウォルドルフの学校(シュタイナー教育を施す学校)で用いられているメソッド。

プレスクールやキンダーなどで、子供がなかなか親から離れたがらない場合、その親は教室にゆったりと座り(立っているより低い目線にある方が子供達の動きを邪魔しない)、クラス全体のための用事をし続けるというもの。編み物、クラフトの準備、パン生地作りなど、ゆっくりとした動きで。そういえば昔、布巾を桶と洗濯板!で洗っている母親の姿を見かけたことがある。

自分だけのママ、から、皆のママ、へ。そういうことらしい。

他の子供達の世話をするママ、コミュニティーのために働くママ、そうしてママは自分だけのママじゃないんだと、親離れ。親も徐々に視界が広がり、子離れ。

なるほど、と思う。


ちなみに甘えん坊次男のママ離れは、先生方の尽力のおかげさまで、軌道にのりつつあるようです。(笑)

「事実だと思い込まない」という知恵

2013-01-27 02:05:02 | 思うに
ある人に対するネガティブな考えが何度も頭に浮かぶ。過去に起こったネガティブな出来事を前に並べ、しばらく距離をとって会わないほうがいいかな、そんな結論を出しかけている。

そんな時は思い切って、その人に会い、話し、笑い、その人の空気に触れてみるといい。以前もそう思うことがあったけれど、今回もそうだった。

ニコニコと微笑むその人を前に、力が抜ける。私の内に創りあげたその人の像が、徐々にぼやけていく。ぺたぺたと上から塗りたくり、凝り固めていた幻想が、さらさらと流れ消えていく。はっと我に返る。関係が動き出す。

メキシコの古代文明(Toltec)の知恵をまとめた本に、「事実だと思い込まない(Don't make assumptions」というのがあったのを思い出した。他の三つ、「完璧な言葉を用いる(Be impeccable with you words)」「常に最善を尽くす(Always do your best)」「個人的なこととしてとらない(Don't take anything in personally)」と共に、『四つの同意 』(『The Four Agreements 』by Miguel Ruiz )」としてまとめられていたのだった。

自分の脳内で勝手に思い込み、自ら創りあげたその枠内にがんじがらめになっていることがある。そんな「雑念」によって、どれほどエネルギーを漏らしているかを思う。

動き、外に触れる。

「人を木に喩えるならば」、トピック三つ

2013-01-27 02:04:35 | 今週の整理
昨夜のファミリーディナー話し合いトピック三つ。


インスパイヤーされたら行動を

おお!とインスパイヤーされ、それでも何も行動を起こさないのなら、やがてあの鮮やかな感覚も薄れぼやけ、疑いに覆い尽くされ、いつしか元のパターンに。アクションを。どれほどの奇跡に出会おうと、アクションがなければ、何も変わることはない。


知恵と行為について

「知恵が良い行いより多い者は、枝が生い茂り、それでも根が少ない樹木のよう。風が吹きつけるならば、ひっくり返る。よい行いが知恵より多い者は、枝は少ないが、根が広く太く張り巡らされた樹木のよう。風が吹きつけても、びくともしない。
"A person whose wisdom exceeds his good deeds is likened to a tree whose branches are numerous, but whose roots are few. The wind comes and uproots it and turns it upside down. But a person whose good deeds exceed his wisdom is likened to a tree whose branches are few but whose roots are numerous. Even if all the winds of the world were to come and blow against it, they could not budge it from its place"」 (Avot 3:22).
ユダヤの知恵の書、Pirke Avot (Ethics of the Fathers)より


自由意志について

脳科学的には否定される「自由意志」(既に作られた回路に沿っているだけと)。
この日は、目の前には選択する自由が与えられていると考えてみる。
それは、善か悪かの選択ではなく、生に向かうか死に向かうかの選択。一つ一つの選択が、自身の進む道を築く。


スワードへドライブ、水族館

2013-01-27 02:04:06 | 風景・散歩・旅
車を3時間走らせスワードに着くと、ちょうど日が昇りかけた頃。


あ、みてっ!


野生のラッコのお出迎え。


Alaska Sea Life Center


カニカニ!あのはさみ!


カモって水の中でこんな風に泳ぐんだね。魚みたい。


うわあ、いそぎんちゃく。

触ると指にくっつく! これじゃあ魚も逃げられないね。

ヒトデに、ナマコに、ウニに。


ウニに指を近づけると針を閉じようとする!

「ハグしてるみたいでしょ」と説明係りのお姉さん。

アザラシがこっち見てる。

何だか手を振ってくれそうな雰囲気ね。

バルコニーに出ると、海!


はしゃいで走り回って。


タコの迫力。背景にあるひだひだは先週産まれたばかりの卵だそう。

一気に一万!の卵を産むのだそう。一同タコの動き、卵のおどろおどろしさに圧倒され。

あざらしの毛皮をなで。種類によって感触違うね。


コインをお土産に作り。


外へ出るとすっかり日が高く。


まぶしい!


また来ようねと口々に。

餃子に中華スープ!「作って食べる会」

2013-01-26 23:59:33 | 
さて、作るぞ!


おんぶに、


だっこに、


ひたすら刻んで。


お花とプリンセスの会話に耳を傾けながら。


12家族分に分けて。


皮も分けて。


ほっと一息。


子供達は遊び続け。


友人から夫さん自家製の日本酒差し入れ。今いく? いやいや一ヶ月は寝かさないとね。



夜は次女の宿題を見ながら、長女と包み、


笑って笑って美味しく温まりました。感謝をこめて。

近況整理、共に過ごせる時を大切に

2013-01-20 01:10:24 | 今週の整理
1.先週末から0度以上が続き、雪でなく雨。日中解けた雪水が晩に凍り、街全体がアイスリンク状態に。坂を回りながら滑っていく車や、タイヤが空回りして動けなくなっている車もあちらこちらに。近所で立ち往生している車の手伝いに行こうとしても、家のドアを出たところからつるつる滑って立ち上がれない。月曜日は学校が急遽休みに。週半ばからは再び冷えこみ、すっかり解けていた雪も、今は再びこんもり積もってます。

2.急遽休みの月曜日、日中は氷も解けそれほど危なくない状態に。エネルギー有り余る五人を連れ、屋内遊び場へ。空気で膨らませた巨大トランポリンや滑り台や障害物コースなどがいくつか置かれ、走り回りジャンプできる場。13歳の長男、「僕はいいよ」「車で待ってるから」「ママの傍で見てるから」と繰り返していたものの、屋内に入った途端、次男の手を取りすぐに姿が見えなく。ちびっ子と一緒になって飛び回る彼。最近「僕はもう大人だからそういうことは」とクールに決めてみたいことも多いらしく、それでも子供子供があちらこちらから吹き出てくる様が何ともいえません。(笑) 思いっきり走り回ってジャンプして、皆すがすがしい顔。その後五人とも汗だっくだくのまま図書館へ、の一日でした。

3.しばらくプレイデイに変わっていた「作って食べる会」、何気に復活。皆さんの都合に合わせつつできる時に。ずっと中心的に活躍してきた友人が、アラスカから引っ越すと今週の会で知らされる。彼女家族にとって最善の選択だと分かりつつも、悲しい。今までどれほど美味しいモノを伝授して下さっただろう、あのいつも温かい笑顔にどれほど元気をもらってきただろう、あと何回一緒に作って食べられるのだろう。友人のますますの幸を祈りつつ、残り共に過ごせる時を大切にしていきたいです

4.mixiの友人の日記とコミュニティーに掲載された中学の同窓会の様子を見せてもらう。友人たちの尽力のおかげで数年前から毎年この時期集まることになっていて、先生方も多く参加されている。写真を見ながら、中学時代を思い出し。小学校から知ってる子達も多い。あの時のあの子も、今はもう四十間近なんだなあ。狭い教室にぎゅーぎゅーになって毎日顔を合わせていた友人たち。今こうしてある土台も、共に過ごしたあの空間で作られ。子供時代を共有できた縁に感謝しつつ。いつか同窓会にお邪魔できる日を楽しみに。

来週月曜日はキング牧師の誕生日祝日。三連休です。ソリにスキーに誕生会に、楽しみます!

Have a wonderful week!



日常の風景:

再びこんもり雪。


よいしょよいしょと混ぜて。きゃはきゃはと笑って。


チョコレートチップクッキー。


そり!


風を切って、

きもち~。

子育てノート、バロメーター

2013-01-20 01:08:46 | 子育てノート
毎朝学校に向かう子供達とは、必ず目を合わせ、一人一人ハグして別れるようにしているのですが、笑顔で「行ってきま~す」と何度も嬉しそうに振り返りバイバイする場合もあれば、無表情ですぐに前を向き歩いていくこともあります。

別れる時の子供達の様子は、私自身の彼彼女への接し方を振り返るための、とてもいいバロメーターになっています。毎日忙しく走り回り、時には叱り飛ばしもします。それでも、共に笑い、ゆったりと柔和な表情で話し、肩を組んだり抱きしめるなどのスキンシップを取る時を持っているか。その子とそんな時間を少しでも過ごしているのなら、別れの時に、必ず笑顔に出会うのです。

ああ今夜は、膝に抱っこして本を読んでやろう、友人関係の話を聞いてやろう、今夢中になっている本や漫画の話しに耳を傾けよう、冗談を言い合って笑おう、マッサージし合おう、膝枕してただ髪をなでてやろう、彼彼女の後姿を見送りながら、そんなことを思い直します。

大きくなるにつれ、学校でのチャレンジも大きくなり、複雑な問題も抱えるようになります。かつての私自身がそうだったように、親にもすぐにはシェアできないような気にかかることなども出てくるでしょう。それでもこのバロメーター、まだまだ有効なのだなと、感じています。

家庭に温もりを整えていきたいです。

母性と父性のバランス、まとめ

2013-01-20 01:07:04 | 子育てノート
母性・父性というと、一般的に次のような特徴があげられます。

母性  無条件・受け入れ・緩み・境界なし・繋がり・内へ
父性  条件付け・突き放し・張り・境界あり・切断・外へ

一昔前には母親が家事育児を受け持ち、父親は家庭の外で生活の糧を得る、そんな役割がはっきりとしていました。ところが時代は移り変わり、両親共働き、シングル・ペアレントの増加など、現代の家族の形は様々です。家族のあり方の変化に伴い、母性父性というコンセプトを新しく書き換えていく必要があるのではないでしょうか。男がもっとしっかり父性を回復し、女は忘れてしまったかに見える母性という本能を思い出すべきだ、そんな「古きよき時代」に戻るべきだと議論をしても、あまり意味はありません。昔も今も、それぞれ何かしら問題があったものです。これからは女性も男性も一人一人の内に、母性と父性のバランスを自覚していく必要があるように思います。母性父性という呼び名は、古き日々の家族のあり方の名残としてのみ留め、女性が母性のみ男性が父性のみを受け持つといった、画一的な拘りを手放していく必要があるのではないでしょうか。母性や父性というのは、男性女性一人一人の内に、本来両性備わっているものです。

パートナーがいる場合は、母性父性を補い合います。互いに納得し父がもっぱら父性を、母がもっぱら母性をという選択もあれば、反対の選択もあり、時と場合に応じて変えるという選択もあり得るでしょう。どんな形であるかは問題ではなく、一人がきつく叱るのならば、もう一人は少しその子とゆったり過ごすといった、母性父性という両性のバランスが必要なのです。

母性と父性のバランスを取っていく上で、母性スイッチ父性スイッチというイメージが役に立ちます。自身でそれらのスイッチがオンになっているか、オフになっているかを見つめていきます。母性スイッチが「オフ」になっていると、まず子供達が近寄りがたそうになります。特に小さな子供たちの様子に如実に表れます。そして自身を鏡に映すと、無表情であるか眉間に皺がより険しい顔になっています。母性スイッチを「オン」にすると、眉間が緩み微笑が生まれます。そして子供たちの顔にも笑顔が広がるのです。

時に立ち止まり、自身のスイッチがどうなっているかを見直してみます。外で仕事を終え、帰宅する前に一度自身の姿を鏡に映してみるのもいいでしょう。忘れていた母性スイッチをまず「オン」にして玄関の扉を開け、または保育所の門をくぐります。育児と外での仕事とをうまく両立させるコツは、このスイッチの切り替えにあるのだと思っています。スイッチの感覚がうまく捉えられない内は、まずはとにかく温かい笑顔を浮かべ、穏やかに話してみるのも一つの手です。

 社会に出れば父性優位です。家族という単位を越え、より大規模な集団が共に暮らしていくためには、より父性が必要となります。無条件に失敗を許されもう一度チャンスを与えられといった母性に包まれることは、集団で暮らす社会の中ではそうはないでしょう。

 家庭では常に母性スイッチをオンに設定しておくのが、丁度よいバランスなのだと感じています。母性スイッチを常にオンにしたまま、父性スイッチをところどころでオンにしていくのです。家庭の中でたっぷりと母性に包まれるのならば、厳しい外の社会に再び足を踏み出す力が湧き出てくるでしょう。


行為者になる

2013-01-20 01:06:07 | ファミリーディナートピック
昨夜のファミリーディナーでの話し合いトピック二つです。

行為者になる

傍から眺め、ああでもないこうでもないと揶揄し、批評しているだけでなく、自身が行為者になる。どんなに拙くてもいいから、自分がしてみる、自分で生み出してみる。自分が揶揄され、批評される側に立つ。

セオドア・ルーズベルトの1910年のスピーチ「The Man in the Arena」を引用しつつ:

信頼・信望・名声(credit)は、実際にアリーナに立つ者が手にするのだ。

強い人がどうしくじったか、他の実行力のある行為者にやらせたらもっとうまくできただろうにといった批判する者は、信頼には値しない。

アリーナに立つ者の顔は、汗と埃と血にまみれている。勇敢に戦い、失敗し、何度も何度もあと一歩で届かないことの繰り返しだ。なぜなら失敗と欠陥のない努力などはないからだ。

アリーナに立つ者は、強烈な熱狂を知り、崇高な献身を知り、価値ある志のために自分の身を粉にする。

彼らは、最後に自身の最大限の高みに達した勝利を知るだろう。最悪、失敗に終わったとしても、少なくとも全身全霊で挑戦しての失敗だ。

彼らの魂が眠る場所は、勝利も敗北も知らない冷たい臆病な魂と、決して同じにはならない。

"It is not the critic who counts: not the man who points out how the strong man stumbles or where the doer of deeds could have done better. The credit belongs to the man who is actually in the arena, whose face is marred by dust and sweat and blood, who strives valiantly, who errs and comes up short again and again, because there is no effort without error or shortcoming, but who knows the great enthusiasms, the great devotions, who spends himself for a worthy cause; who, at the best, knows, in the end, the triumph of high achievement, and who, at the worst, if he fails, at least he fails while daring greatly, so that his place shall never be with those cold and timid souls who knew neither victory nor defeat."
"Citizenship in a Republic,"
Speech at the Sorbonne, Paris, April 23, 1910


同じパターンから抜ける

同じパターンを抜けるためには、行為を刻む、ということについて。身体を動かし掃除したり、立ち上がってエキソサイズを始めたり、外に出て新鮮な空気を吸うことで、それまではまり込んでいた思考パターンがぱっとシフトすることがある。行動してみる、違ったことへと足を踏み出してみる。

聖書の話を引用しつつ。

エジプトで奴隷だったユダヤ人が、エジプトを出て自由を手に入れる。奴隷から自由へ、奴隷的思考から自身で立ち上がり歩き出す思考へのシフト、その時、二つの行為が刻まれたとされる。一つは子羊の生贄ともう一つは男性の割礼。子羊はエジプトの神の一つともされていた。割礼はその後の長旅にとって危険を伴う行為。これら「神」によって示されたとされる二つの行為に従うことで、はまりこんでいた奴隷的パターンからシフトした、という話。

サーモンチャウダー&稲荷寿司「作って食べる会」

2013-01-19 23:59:02 | 
台所に並んでトントントントン野菜を切って。

混ぜて混ぜて。


夏に獲れたサーモンを焼いてほぐしておいて。


ことことことこと。


最後に豆乳と味噌!を入れる。稲荷ずしと合せるために味噌を入れ和風クリーム味という友人の知恵!

大量揚げを茹で油抜き。

油がしっかりついていると味がしみこまないそう。

しょうゆみりん砂糖で煮込んで味付けし。

出来上がり!

あったまる~。夕食分皆で分け合って。


友人から夫さんが作ったというハラペーニョ・パンの差し入れ。ハラペーニョのぴりりに、チーズ入り。

昨年夏には州祭りのパンコンテストで二位に。今年は一位を!と今から修行中の夫さん。本格パンです。

子供達は、思い思いに、

お絵かきしたり、


ソファの船で海に繰り出したり。


あなたたち、可愛すぎます。



楽しく美味しく温まりました。感謝をこめて。


近況整理、家の中に温もり整えて

2013-01-13 01:18:32 | 今週の整理
1.水曜日は「けの汁」で温まりました。とにかく小さく具を切り刻み続けるのですが、皆さん台所の達人、あっという間でした。その昔、小正月を迎え実家に休みに帰るお嫁さんが、家族に大量に作って帰ったという「けの汁」。日持ちがしこれ一品でバランスの取れた栄養満点料理。津軽地方に伝わる知恵を教えていただきました。 

2.六時間半は睡眠を取るようにし、早朝四時半に起きる、というのが自分にとってとてもいいリズムです。以前は睡眠三時間だったり、五時間だったりとばらばらで、週末に九時間ぐらい寝だめしても何だかだるかったり運転中に眠くなったりとしていたのですが、このリズムだと無理なく日々快調。毎朝コンスタントに二時間ほどですが書くことに没頭できています。納得した形になかなかできないと、うんうん唸りながらも、日々待ちわびる一時です。感謝を込めて。

3.昨日は友人たちと「ビジョン・ミーティング」。3週間ぶりほどだったので、近況報告にかなりの花が咲いた後、脳の活性化、境界を引く、夫婦、教育法などの話しも。「いやそれは違うと思う」とも言い合える関係がありがたいです。自分の思い込みを違う角度から眺められる機会、ひょっとして私は間違っているのかもと見直せる機会、こんな友人達に感謝。

4.振り返り、まだまだ改良点はたくさん、と歩き続けているとうまく回っていく。「~しとけばいい」という姿勢に安住し始めると、問題が起こりやすい、そう感じています。動き続けることを楽しむ、安住するのは心の奥底でだけ、そう自身に思い出させて。

5.中学の部活動クラスカントリースキーが始まる。初めての部活動です。毎日! こうして学校が運動などの機会を提供してくれるのは助かります。小学校は部活というものがなかったんです。

6.学校が始まり、外に向かう子供達。家の中に温もりを整えて


先週今週末と誕生日会続き、今日はプールで三女のクラスメートの誕生日会、長男は航空関係の活動、出たり入ったりの週末です。

柔らかな小雪に包まれるアンカレッジより。
Have a wonderful week!



長女、リモートコントロール飛行機作り、


ガレージでこつこつと続けてます。

翼。

近所を散歩、


ほっとするひと時です。

湖の上にて。

裏庭でソリ!

子育てノート、共に感じてみる

2013-01-13 01:18:06 | 子育てノート
夕食の支度が一通り終わり、長男の部屋を覗いてみると、ベッドの上でアイフォンをいじくっています。アイフォンは時間を決め使うというルールになっているので、普段なら「ほらあと~分でおしまい!」と声をかけるところ、そっと隣に座り、長男が夢中になっているスクリーンを覗き込んでみました。

ばねの角度や強度を調節しつつ石を放り、複雑な建築物をどううまく壊していけるかというようなアプリをしています。土台を最初に壊すか、左の支柱を壊してから上部を壊すか、などなど戦略を練りつつ何度も試しています。「まずここに当てるといいんじゃない?」「違うよ、こっちだよ」「あっ、変な崩れ方しちゃったね、石がはまり込んじゃった」いつしか私も参加。

時間になりアイフォンのスイッチを切ってからも、様々あるアプリの話。そして友達がはまっているアプリの話などから、友人関係や、学校や、先生や、勉強や、将来についての話へも。二人ベッドに寝転がりながら、ああだよねえ、こうだよねえ、と。

最近、お互い走り回る日々で、「その時必要な連絡事項」ばかり話して終わりがちだったのですが、久しぶりに二人でゆったりと話した時でした。

元々子供がゲーム機器的なものを覗き込んでいるのが私は好きではなく、ついつい、止めさせることばかり考えてしまうのですが、一歩踏み出して覗いてみる時も必要なのかもしれないなとも感じた夜でした。その子本人の興味のあることを覗き込んでみることで、その子もより心を開いて話し始めます。


9人の子供を育てた、経営コンサルタントのスティーブン・コビー氏の著書にも、こんなことが書かれていたのを思い出しました。

氏は、「家族皆で過ごす時間」と「一対一で過ごす時間」の二つを定期的にスケジュールに組み込むといいと提案するのですが、その9人の子供に交代で回ってくるパパと出かける「一対一で過ごす時間」のルールというのが、その日だけは、その子がしたいことをさせてやる、その子のことを「聞く」でした。カフェでアイスクリームを食べ、映画館でアニメを見、レストランへ行ってハンバーガーを食べ、とにかく一日その子がしたいということに付き合う。そして普段、ああしなさいこうしなさいああした方がいいこうした方がいいと、親の意見や良かれと思うことを教え伝え説教する必要もあるわけですが、それでもその日だけは自分の意見を挟むことなく、とにかく「聞く」側にまわる。


確かに、そんなルールを決めた時を組み込むことは、いいバランスをもたらすのかもしれません。一日出かけるとはなかなかいかないまでも一・二時間二人で出かけてみたり、そして日常にも、親の言い分を伝えるだけでなく、その子の興味関心を覗き込み、共に感じ、その子の言うことに耳を澄ませる時を取るよう心がけてみる。

長男との会話を楽しんだ夜の、改めての気づきでした。

苦しみと夜明けはセット、私の課題

2013-01-13 01:17:21 | 思うに
 苦しく悲しい時を越え、夜明けが訪れた体験をいくつか思い出してみると、暗闇を通ったことで、かけがえのないものを手に入れた場合がほとんどだと思い当たります。それを手にするには、どうしてもその苦しみを通ざるえなかったとさえ思えます。

 最も貴いものを手にしたのも、今までで最も辛く苦しかった体験の一つを通してでした。最も貴いもの、それは一言で表すことの難しい「感覚」ですが、ここでは「安心場」という言葉を用いてみます。


 三人目の子を妊娠中に、精神と身体を病みました。毎晩恐怖心と不安感で眠ることができなくなり、パジャマで裏庭を徘徊するしかありませんでした。しばらくして回転性のめまいも始まりました。元々ジェットコースターなどの乗り物は大の苦手で、一度高校生の時に友達に誘われ試して以来、もう一生乗るまいと決めていたくらいでしたから、右も左も上も下も分からなくなり物凄いスピードでぐるぐると回り続けるめまいに対する恐怖心は、とてつもないものでした。また立ち上がろうとするならば、すぐに吐いてしまいます。吹き飛ばされないよう(傍から見ていると吹き飛ばされるわけがないのですが)、震えながら必死に布団にしがみつき、ただただ発作が治まるのを待つだけでした。

 そんな状態が毎日のように続き、車の運転もできず、二人の幼い子を抱え、もう二度と普通の生活を送ることできないのかと打ちのめされていました。それでも医者から出された薬は、お腹の子に何かあったらと心配で手をつけることができず、玄米菜食などの食事療法を続けました。やがて寝込むしかないほどの大きな発作の回数は減っていき、小さな発作がより頻繁に起きる状態へと、少しずつ変化が見られ始めました。五分ほど目を閉じじっとすることでやり過ごすことのできる発作が、日に数度起きるという状態になった頃、鍼治療を試しました。すると最初の治療の三日後にぴたりと発作が止まり、有難いことに、無事出産を迎えることができたのでした。最初の発作から半年程のことでした。小さな発作は、その後もまれに起こることがありましたが、やがて完全に消えていきました。

 それでも、真夜中に不安感や恐怖心に襲われることは、頻度は減りつつあったものの、出産後も数年続くことになります。この恐怖心というのは、原因を明確に突き止めることができるものではありませんでした。例えば、今日はなんて楽しく幸せな時を過ごしたのだろうと微笑みながら眠りについたとしても、真夜中突然目が覚め、不安と恐怖でいたたまれなくなるといった有様でした。それは日常に散りばめられた不安や恐怖の芽を凝縮したもの、敢えていえば、死への恐怖と言えるものだったのかもしれません。眠ることもできず、じっとしていることもできず、頭を抱え震えながら歩き回るしかなかったのです。

 この恐怖心と、次第に恐怖心が静まっていく状態とを、何度も行き来する内に見出した感覚が、「安心場」でした。そしてこの「安心場」の感覚がよりはっきりするにつれ、真夜中わけの分からない不安感や恐怖心に襲われることを、恐れなくなっていったのです。「きた」、と感じるたびに、この「安心場」に戻ればいいのだと分かり始めたのです。「安心場」に戻ることで、どんな暗闇や重みに囲まれていようと、次第に明るく軽くなり、再び安らかな気持ちで眠りにつけるようになっていきました。そして徐々に、真夜中にそんな恐怖心に襲われることも、無くなっていったのです。


 暗闇は光に気がつくためにあるのだと、体験から信じています。暗闇と絶望があったからこそ、光の存在に気がつくことができたのです。繰り返しの暗闇の体験こそが、光を探し当て、そこへ戻る力を与えてくれました。

この「安心場」をどう子供達に伝えていくか? それが私の課題です。

今の私なりの答えが、親の無条件の愛と受け入れが、子供の「安心場へ辿り着く力=安心力」を育んでいくということです。

探索探究を続けていきます。

昨夜の話し合いトピック

2013-01-13 01:17:03 | 出来事や雑感や (行事)
昨夜のファミリーディナーでは、3つのトピックについて話し合いました。

1.「暗闇と夜明けはセット」

 苦しく辛い時にも夜明けが来る。そして暗闇を通ったからこそ、夜明けの眩しさがより鮮やかに感じられる、夜明けというものを本当に知ることができるようになる、というようなことについて。


2.「自分に良くないと知りながらも続けてしまうことを止める」

こんな子供向けのたとえ話(aish.comより)を用いつつ。

 夜も寝られない腹痛を繰り返し、牛乳アレルギーと診断された男の子。大好きなピザやアイスクリームも諦めた暮らしに。数ヶ月後、腹痛の苦しさを忘れた頃のこと、友達とスポーツして遊びペコペコのお腹を抱えて皆でピザストアに入る。あまりに美味しそうに食べる友達を前に、我慢できず一切れ口に入れる。再びあの腹痛。それからまた何ヵ月か後、山積みの宿題に向かっていると玄関のベル、一緒にこの宿題をやっつけようと友達が大好きなアイスクリームを持って。今度は口に入れる直前に思い直しスプーンを置く。自分の分も友達にあげる。大好きなアイスリームは味わえなかったけれど、引き換えに大きなものを手に入れた。健康だけでなく、自分を大切にする姿勢、そして意志の力を。

目先の楽しみ嬉しさの先へ行くとき、それらをはるかに超える喜びを手にすることがあるのよ、といったことについて。


3.「子供を育てるのに大切なことは?」
 無条件の愛、受け入れ、肯定、共感などから、赤ちゃんはこうやって抱っこしたらいいと人形での練習まで、アイデアを様々出し合って。

 自分自身、オムツの換え方から抱き方まで、何をどうしたらいいのか全く知らない分からないまま子育て生活に突入。子供を育てるって、こういうことだったの!?と、とまどい驚き途方に暮れる、そう繰り返す日々でした(今でもそんな時もあります!)。子育てに何が大切なのか、先達の知恵や自分達が試行錯誤の中見つけたことを、子供時代からでも少しずつ伝えていけたら、そう思いつつ。