靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

「もっと野を駆け回り、星を見つめて」Diana Loomansの詩

2014-03-09 09:54:07 | 引用
作家でスピーカーのDiana Loomans氏の詩、訳してみました。
子育てをしながら、思い出したいこと。

If I had my child to raise over again,
I'd finger paint more, and point the finger less.
I'd do less correcting, and more connecting.
I'd take my eyes off my watch, and watch with my eyes.
I would care to know less, and know to care more.
I'd take more hikes and fly more kites.
I'd stop playing serious, and seriously play.
I'd run through more fields, and gaze at more stars.
I'd do more hugging, and less tugging.
I would be firm less often, and affirm much more.
I'd build self-esteem first, and the house later.
I'd teach less about the love of power,
And more about the power of love.
It matters not whether my child is big or small,
From this day forth, I'll cherish it all.

by Diana Loomans


もし もう一度初めから子育てをやり直すことができたなら・・・


指をさして注意してばかりでなく
その指を一緒にお絵かきすることに使うでしょう

間違いを正す(correction)よりも 
もっと繋がりを持つ(connection)ようにするでしょう

時計から目を離し
その目をあなたを見ることに使うでしょう

知るということを思いやるよりも
思いやるということを知ろうとするでしょう

もっと一緒にハイキングして、もっと一緒に凧を飛ばして

真面目であるという遊びをやめて
真面目に遊ぶでしょう

もっと野原を駆け回り もっと星を見つめて

引っ張る(tugging)のではなく
もっと抱きしめる(hugging)でしょう

頑なである(firm)代わりに
もっと肯定的(affirm)になるでしょう

あなたの自信を築くのが先で
家を築くのは後でいいのです

力を愛することより
愛の力についてもっと話すでしょう


あなたが大きかろうが小さかろうが 関係なく

今日というこの日から これらのことを大切に抱いていきたい

「喜びに蹴つまずく」

2013-12-29 07:26:54 | 引用
Hafizの詩、その出会いから、少し特別な思い入れがあるということもあるのでしょうが、今でも時々手に取り、何度も読み返しては、心の奥底からuplift。(「ある体験、ある詩集との出会い」)

年を経るごとに、彼の一つ一つの詩が、より深く響くようになってきました。

彼の詩は、ホントもう能天気と思えるほど、喜びと希望と明るさに満ちている。彼の「いたところ」は、きっと本当にそうだったのでしょうね。


Tripping over Joy


What is the difference

Between your experience of Existence

And that of saint?


The saint knows

That the spiritual path

Is a sublime chess game with God

And that the Beloved

Has just made such a Fantastic Move


That the saint is now continually

Tripping over Joy

And bursting out in Laughter

And saying, "I Surrender!"


Whereas, my dear,

I am afraid you still think


You have a thousand serious moves.




日本語にしてみます:

喜びにけつまずく


「その存在」の体験について、

あなたと聖人との違いは何だろう?


聖人は、霊的な道というのは

崇高な神とのチェスのゲームのようなものだと知っている


そしてその愛しい存在である神は、今ちょうど素晴らしい手を打った


聖人は、喜びに果てしなくけつまづき続けている

そして笑い転げて言う、「降参です!」


ところが、親愛なるあなたがた、

言うのもはばかれるのですが


あなたはまだ何千もの深刻な「うつ手」があると思っているのです。



真剣真摯精一杯でありながら、深刻に陥らない、そう自分に周りに声をかけつつ。

今日の引用

2012-04-05 00:50:52 | 引用
「人は起こったことに惑わされるのではなく、起こったことについての意見に惑わされる。」

"Men are disturbed not by things that happen, but by thier opinion of the things that happen."
       
                                (Epictetus: Stoic派哲学者 AD55-AD135)

今日の引用

2012-03-18 01:12:31 | 引用
"What is now proved was once only imagin'd"

今証明されていることは、かつてはただ想像されていただけだった、ということ。

                                William Blake(詩人)

手塚治虫さんの言葉

2011-11-19 01:10:45 | 引用
手塚治虫さんの漫画を読んで育った。実家に手塚さんの作品ほとんど全部あったのじゃないかと思う。物心ついたときから周りに溢れいて、何度も何度も読んだ。小さな子にはかなり際どいエッチなシーンや、歴史や宇宙の壮大なシーンにドキドキしながら。(笑)

子ども時代のことを思い出していたら、以前読んだこんな手塚治虫さんの言葉を思い出した。

“ダメな子”とか“わるい子“なんて子どもは、ひとりだっていないのです。もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見ることしかできない大人達の精神が貧しいのだ、ときっぱり言うことができると思います。

『ガラスの地球を救え』光文社文庫より

「仏陀は科学者だった」、ダライ・ラマ法王の言葉

2011-11-07 00:09:18 | 引用
ダライ・ラマ法王が脳科学者の茂木氏に語った言葉(11月4日茂木氏「クオリア日記」より)。

「私は、あなたにもうすでに言ったかもしれないけれども、仏陀は、自分の言葉を、決して、信者として信じろ、とはおっしゃらなかった。仏陀がむしろ強調したのは、探究すること(investigate)の大切さでした。自分の言うことを鵜呑みにするな。必ず、自分で探索せよ、と。」

「そういう意味においては、仏陀は、一人の科学者だったのです。」

「だから、瞑想をするにしても、心の状態にどのような要素と成り立ちがあって、それが実践によってどのように変化するか、ということをきちんと見つめなければ、ただ目を閉じてぼんやりする、ということになってしまいます。」

「ある場所で、瞑想センターをつくるというので、訪問したのですが、その建物を見て、私はこう言いました。ここではどんな瞑想をするのか。もし、仏教の瞑想をするのならば、ただ単に座って目を閉じる、というだけではなく、講義があり、実践があり、話し合いがあるという風に、心の成り立ちを探究するのでなければ意味がない。そうでなければ、単に、忙しいビジネスマンが休みにくる場所になってしまう。」

「魂」(ソウル)というのは、仏教の伝統の中から出てきた言葉ではありません。仏教の中では、セルフ(自己)しかない。そのセルフが、連続した心(mind)の上に成り立っている。」

「脳は大きくて複雑です。だけど、心は、もっと大きくて複雑でしょう。」


鵜呑みにせず自身で探究せよ、その探究の中で気づきがあり、その気づきを実際に試し、また気づきが生まれ、そうして繰り返していく。自分で探究していくという意味において「仏陀は科学者だった」というダライ・ラマ法王の言葉、心に響いた。

ジョブズ氏妹の手記

2011-11-04 23:58:24 | 引用
ジョブズ氏の妹の手記を読んだ。小説家の妹からみたジョブズ氏。

「スティーブは常に『やがて美しくなるもの』を追求していました。」

「一生懸命が恥ずかしいとは決して思わない人でした、結果失敗に終わっても。 スティーブぐらい頭のいい人が頑張る自分を恥ずかしいと思わないんなら、たぶん私だって恥ずかしがる必要ないよね、と思ったものです。」

「スティーブは愛のことを語ると、女の子みたいに延々しゃべってる人でした。彼にとっては愛こそが至高の美徳、神の中の神だったのです。」

「ローリーン(妻)に対するいつまでも変わらぬ愛が彼の支えでした。愛はいつでもどこでも生まれるものだ、と彼は信じていました。ことこの重要な摂理に関してスティーブは、一度も皮肉を言うこともなければ、斜に構えることもない、悲観もしなかった。」

「美」を追求し、努力を惜しむことなく、妻や子どもたちを愛した愛情に溢れる人という像が描かれている。「愛はいつでもどこでも生まれるもの」だと。


「兄は死さえも主体的に取り組んでいたんだと。死がスティーブに訪れたのではなく、 スティーブが死をやり遂げたのだ」

臨終のシーン、「死へも主体的に向かっていった」という言葉が突き刺ささった。

ジョブズ氏の言葉

2011-10-12 00:02:17 | 引用
スティーブ・ジョブズ氏の2005年スタンフォード大学卒業式でのスピーチを子どもたちと聞いた。

「あなたの時間は限られている。だから誰か他の人の人生を生きることで無駄にするな。ドグマにとらわれるな。それは他の人々の考えの結果と共に生きていることでしかない。他の人々の意見という雑音にあなた自身の内なる声を押し流させるな。最も重要なのはあなたがあなた自身の心と直感に従う勇気を持つことだ。それらはあなたが本当になりたいものを既に知っている。ほかの事は全て二次的なもの。
Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma - which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.」

「自分が死ぬということを思い出すこと、それが私が今まで大きな選択をするときに助けてくれた最も重要なツールだ。なぜなら、全ての外的な期待、プライド、恐れ、恥、失敗、は死の前に崩れ去る。そして本当に大切なものだけが残される。死ぬのだということを思い出すことが、何かを失うかもしれないという思考の罠にはまることを避ける私の知る最もよい方法だ。あなたは既に何も持っていない裸だ。あなたの心に従わない理由など何もない。
Remembering that I'll be dead soon is the most important tool I've ever encountered to help me make the big choices in life. Because almost everything - all external expectations, all pride, all fear of embarrassment or failure - these things just fall away in the face of death, leaving only what is truly important. Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose. You are already naked. There is no reason not to follow your heart.」

「決して安住するな!Never settle!」

彼は大学をドロップアウトして、インドへ渡り仏教徒として戻っきたこともあるという。70年代、様々なカウンターカルチャーも体験し。これらの経験も彼の成し遂げたことに大きく関わっているという。「He later said that people around him who did not share his countercultural roots could not fully relate to his thinking.」(Wikipedia)

12歳、10歳の上2人、それなりに思うこと感じることがあったよう。

7歳次女、最後の言葉がどうしても解せなかったよう。

「ハングリーであれ、馬鹿であれ! Stay hungry! Stay foolilsh!」

「えっ、フーリッシュ? フーリッシュであれ?」 何度も繰り返していた。(笑)


彼の言葉に触れ、皆で内の炎が燃え上がった夜。

今日の引用

2011-01-23 23:37:58 | 引用
「二つのタイプの真実がある。ひとつは浅いタイプであり、言明することの反対が間違いである、というものだ。より深い真実は、言明することの反対も同じように真である、というものだ。

There are two types of truth. In the shallow type, the opposite of a true statement is false. In the deeper kind, the opposite of true statement is equally true.」
                                        by Neils Bohr 理論物理学者

今日の引用(Rumi)

2010-11-08 00:10:33 | 引用
「思考は火の存在を証明する煙を放つ。神秘は燃え盛る中にある。わき起こる煙には想像力をかきたてられる素晴らしい形が。しかし、そんなかすんだものばかりみて火から離れてしまうのではいけない。ここに、炎の中心にいなさい。」

“Thinking gives off smoke to prove the existence of fire. A mystic sits inside the burning. There are wonderful shapes in rising smoke that imagination loves to watch. But it's a mistake to leave the fire for that filmy sight. Stay here at the flame's core.”

Rumi(詩人:1207–1273)




今日の引用

2010-10-06 00:00:37 | 引用
指導者が一番よいのは

指導者が存在するとは誰もほとんど思わず

仕事が終わり 目的が達成されたとき 

彼らが「自分達自身でしたんだ」と言うときだ。

A leader is best when people barely know he exists, when his work is done, his aim fulfilled, they will say: we did it ourselves.

                                老子(紀元前5世紀頃)