靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

今日の夢

2010-11-29 00:00:38 | 
真っ白な部屋。壁を、天井を見ながら、もう少し大きい部屋だったらなあ、などと考えている。

扉を開け人が入ってくる。途切れることのない人の列。部屋はまるでラッシュ時の通勤電車のような状態に。

ふと気がつくと皆が頭頂部に風船をつけている。色とりどりの風船。

「耳たぶを引っ張るとね、風船が割れるのよ。」と、ショッキングピンクの風船とドレスを身に着けた老女が笑いながら教えてくれる。「こうやってほら引っ張って、パッチン!」と明るく弾んだ声とともに頭頂部の風船が割れる。

割れる音とともに老女も消える。パッチン、パッチン。耳たぶを引っ張っては消えていく人々。

部屋にはもう誰もいない。

同じ大きさの部屋が何とも広く感じる。この部屋でだってあれもこれもできるかもしれないなあ、と思う。

2010-11-26 23:38:55 | 
雪景色に鍋を囲む。「海鮮鍋」に「鶏肉鍋」。

友人が春に獲ったフーリンガン(http://blog.goo.ne.jp/nmachika/e/d98fe913c0216c7edc3e594a69aae1c0)でつくねを作ってきてくれる。


ちびっ子達も嬉しくなってこんな風に鍋を待つ。


温まる~。



この日は道路表面が極度に滑る、という理由で急遽アンカレッジ中の学校休み。

長女も友人と団子作り。


長男もデザートのパンプキン切り。


子供達の作品も並ぶ。


(よかったらこちらもどうぞ。複数人で続けるブログです。カイで書いてます。http://ryoshiken.blogspot.com/2010/11/by_26.html

真夜中の感覚

2010-11-25 00:15:38 | 私史
精神を病んだことがある。7年前のことだ。

人はこうして発狂するのだと「こちら」と「あちら」の境界で、恐怖と絶望。

医者に出された薬は妊婦だからと拒否し、毎晩眠ることもできず真夜中裏庭を徘徊した。


「こちら」に戻ってくる感覚を掴んだのはその時だ。

こういった言葉でこういった考え方をすれば戻ってこられる、と順序だてて色々試したけれど、極限では言葉はもう役に立たない。感覚だ。身体にしみついた感覚が導いてくれる。

「あちら」では言葉は遅すぎる。戻って来たという確信と安心と幸福感と温もりに満たされ初めて、言葉が溢れてくる。


今朝もこうして言葉を紡ぐことができることに、感謝。

子供言葉

2010-11-24 00:00:33 | 子供言葉
学校で政治的、宗教的な迫害から逃れるために米国へ渡ってきた人々の歴史を学んできた9歳長女:

「ママも自由を求めて日本からアメリカにやってきたの?」

日本は、政治的にも、宗教的にも、言論・思想的にも自由な国であるはずだと伝えた。

今日の夢

2010-11-22 00:00:33 | 
黄緑青赤、色とりどりの砂を手に、円形の模様を描いていく。色の調合のし方も、描き方も何度も習った。はみださないよう、丁寧に。

できあがった迷路のような模様に、米粒ほどの大きさとなって入り込む。中心がゴールらしい。何度も壁にぶちあたりながら、ゴール目指して走り回る。

突然ドド~ン、ゴゴ~ンと強風が。うつぶせになって必死に地面にしがみつく。しばらくして静かになったと顔をあげると、砂の迷路も消えていた。

頭上には見たこともない大型扇風機。