靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

誤解を解く

2012-01-27 23:57:49 | 思うに
人間関係の問題の大きな原因が「誤解」と聞いたことがある。

同じデータ現象をどう解釈するかのくい違い、

同じ言葉をどう定義するかのくい違い。

理解しようとすること、

自身の見方フィルターを安易に当てはめジャッジするのでなく、

相手の文脈にたって理解しようとすること。

そんな簡単に相手のことが「分かる」なんてありやしない。

理解し続けようとすることが、「誤解」を解かす。

資金集めから関わる子ども達

2012-01-27 23:55:01 | 子育てノート
長女のクラス、遠足代の2千ドル(20万弱)をいかに集めるかの相談。船に乗って島をめぐる予定らしい。こちらでは学校やスポーツチームなどの子どもの集まりで、何らかの行事や新しい器具を買ったりなどの目的のために子ども達自らお金を集める「ファンドレイジング」がよくある。

長女のクラスでも今までビーフジャーキー、ポップコーン、ピザを売ったり、街角に立って洗車したり、などのファンドレイジングがされてきた。

今回はクラスメートの毛皮商家族から千ドル(10万弱)分のウサギ毛皮で作られたブーケが寄付された。赤やピンクや紫の毛皮花を一個10ドルで1人5個売る、あと50ドル(5千円弱)は各自が負担、ということに。これで子ども20人のクラス、2千ドル集まる予定。50ドル負担分は、匿名の奨学金制度もある。何人かの親が多く負担することを申し出ている。

うさぎ毛で作られた花。妹と妹の友人達がこずかいで購入したり近所の人が買ってくれたり親戚へのプレゼントに長女自ら購入したり。いかに売ろうかと思案して周りに声をかける長女。売り切れて満面の笑み。まだクラスに数個残っているものも売りたいと張り切る。

日本で少なくとも私が育った頃は考えられないシステムだけれど、子ども自身が工夫して行事のために資金作りから関わるというのはいいことだと思っている。

このふわふわ花がまた素敵。

こずかいで買った次女は冬帽子につけている。本物毛皮、なんて贅沢な!