靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

ローピン作り

2010-09-30 00:05:38 | 
中国北部の定番献立に、ローピン、豆の入ったおかゆ、漬物というのがあるそうだ。ローピンは中華風パイのようなもの。昨日はローピンに挑戦。

まずは小麦粉と湯を混ぜ生地、そして具。豚ひき肉、しょうが、ねぎ、ニラ、キャベツ混ぜ味付け。


成形。生地を平たくし、四分の一を残して具をのせ、


パタンパタンと三層に折り込み、端を閉じ、円形にのばす。

焼く、裏表引っくり返しながら。

できあがり!

外側パリッと、中からジュッと肉汁、洒落にならないほどホント美味しかったです。

簡単でボリュームあり。また一つ日々の料理に嬉しいバラエティー。


子供達も具を混ぜたり、作る母達を覗き込んだりしながら盛り上がる。

友人ウランさんの動きを真似。催眠術にかかったよう。

落ち葉舞って~、動物眠り~、雪が降って~、芽が出て~、春が来た~!永遠に続く四季のサイクル身体表現。

すっかり寒くなった外。落ち葉にまみれトランポリン。


子供食べ(手前次男ママ抱っこ~~)、子供落ち着いたら、


大人食べ。


親子共々賑やかに楽しいひとときだった。


さて、車で15分の学校に上2人迎えにいき(長女コーラス練習で残る)、早速分け合った材料でローピン再現。

長男のばし、


次女具のせ。


バリッ、ジュワッ、やはり大好評だった。

(よかったらこちらもどうぞ。複数人でポツリポツリと続ける美味しいブログです。カイで書いてます。http://ryoshiken.blogspot.com/2010/09/by_29.html

週末の散歩など

2010-09-28 00:00:05 | 風景・散歩・旅
最近さぶい、と思っていたら、日曜日初雪!積もるほどではなかったけれど。子供達大はしゃぎ。子供にとっては、降っても嬉、溶けても嬉。

4ヶ月間ほど天井裏で夏眠していた冬服雪靴を降ろす。



車を10分ほど走らせ、キャンベル・クリーク(Cambel Creek)へ。

葉も随分落ち、見渡しよくなってきた。


黄色にカモフラージュ、次女。


落ち葉をガサガサいわせ、あちらこちらに隠れながら走る子供達。


川辺。葉に遮られない陽光のストライプ。


両手いっぱいの落ち葉を空へ放り投げ、かぶる、を繰り返す三女。


走りまわって気持ち~。鼻うっすらと赤く、三女。


すっかり冬木、葉全く残らずの木々も。


先週は6日間夫出張、ノンストップの分刻み活動、こ、心だけは、な、何とか、お、穏やかに、という日々だった。下2人も夜8時過ぎまで引っ張りまわされかなり疲れていた様子。週末少しペースを落とし、リフレッシュ。

ボードゲームなども。

私も長男長女とオセロ対決。


さて、月曜日。

心穏やかに、心躍る日々を!

シリーバンズ

2010-09-27 00:35:14 | 出来事や雑感や (子育て)
最近、こちらの子供たちの間で「シリーバンズ(silly bandz)」なるものが大流行。キンダーからティーンまで、主に女の子達の間で。

先週、「学校につけたり持ってきたりしてもいいけれど、交換はしないこと」という担任からのニュースレターを1年生の次女持って帰ってきた。

夏休み入る前にはみたこともなかったこのバンド、ものすごい勢いで大ヒット。

何でも元々は日本のデザインチームが環境にやさしいオフィス用ゴムとして2002年に考えたものを、ブレスレットなどを扱うアメリカ企業が子供用にアレンジしたものらしい。2009年初めにアラバマ州で売りに出され、アメリカ南部、東部と広がり、ここアラスカに到着。
                                  
日本にも逆輸入、となるのだろうか。


週末、夫と長男の誕生日プレゼントを買いに行った長女次女、こづかいで買ってきた。24個入りで3~5ドル(数百円)。

カラフルで様々な形のものを、


こうして手首に。手首から肩までびっしりとつけている子もいるそうだ。しめつけはかなりゆるい、それでも肩までって、血流大丈夫なのだろうか。


三歳児まで姉達の影響。(笑)


カラフルでなかなか可愛いじゃない、と思ったり。これほどの急激な広まり、さて、いつまで続くのだろうか。

最近の料理、長男と私

2010-09-26 23:45:47 | 
誕生日当日、フライドポテトが食べたい、とジャガイモを剥く彼。


揚げたてやはり美味しい。


劇の練習で8時過ぎに帰宅したにも関わらず、どうしてもオートミールバーが食べたいと作る彼。舞台衣装のまま。(笑)


先週末は朝からチョコレートケーキ。


上に何をのせるかの話し合い。


私、ズッキーニ・ブレッドが子供達に好評だったのでズッキーニ・マフィン作ってみた。


友人の庭で収穫させていただいたケールで、


ケールご飯も。

実家で青汁飲んだなあ。


台所、いつも賑やか。

長男11歳

2010-09-26 23:40:00 | 誕生日
長男妊娠7ヶ月、日本からアラスカ移住。腕の中に抱いた生命の温もり。それまで経験したことのない感覚にとまどう。

守る存在の現われた切なさと、深いところから沸き起こる歓喜と。

抱き方も、オムツの換え方も、あやし方も、何も知らないまま、とにかく必死の生活始まる。今日は寝てくれるだろうか、明日は泣きじゃくらないだろうか、一日一日の長かったこと。

彼も11歳。11年前この世にやってきたちょうど午後9時に祝った。


ありがとう。


おかげさまでここまで無事育ちました。

感謝を込めて。

月見

2010-09-24 22:21:10 | 出来事や雑感や (子育て)
今年は22日が中秋の名月、23日が満月だったらしい。こちらではこの頃の満月を「ハーベストムーン」という。今年は19年ぶりに秋分と満月がほぼ同時に重なる「スーパーハーベストムーン」だったそうだ。

お月見しようか、と昨夜。

まず、「ススキ」。子供達と写真をみながら「どこかでみたよねえ、こういった感じの。」

学校帰りに近所に探しに。


あったあ、ススキ~。走り出す子供達。

ススキに似た植物発見。何らかのイネ科の植物。


ススキ(らしきもの)を持って踊る走る。


飾ってみる。お月様まだかなあ、窓の外を見ながら次女。


さて、団子作ろう。ご近所のacupofteaさんの娘みーちゃんと三女。


お供え。


じゃ、私達も食べますか。acupofteaさんのプロ並みパンに先週採った苔桃で作ったというジャムをつけて。紫キャベツにナンプラーもいけるねえ。干しレンコン入り混ぜご飯、洋風煮物、枝豆も。


夜8時過ぎついに夕焼け。


しかし、月は雲の後ろ。昨日の月はきれいだったよねえ、と言いながら皆雲をみる。(笑)

それはそれは見事な「無月」でした。

「無月(むげつ)」:中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないこと。月が見えないながらもなんとなくほの明るい風情を賞するものとされる。

まあ、細かいこと言えば、中秋の夜でもなかったのですが。(笑)


友と語らい、子供達いつまでたっても跳ね回る、そんな秋の夜のひとときでした。

スウィートポテト大量

2010-09-23 00:01:10 | 
地面に敷き詰まっていく落ち葉。ああ焼き芋の季節だなあ、ということで、スイートポテトを作ることに。

サツマイモは韓国系の店で。

こちらの大手の店では「ヤムイモ」として売られている芋の方がみかけ日本のサツマイモに似ている。中は鮮やかなオレンジで少し水っぽい。味としてはサツマイモの訳語である「スイートポテト」として売られている芋の方が日本のサツマイモに近い。みかけはジャガイモを長くしたようなもので、中は黄色でホクホク。

何でもヤムイモを主食として食べていた西アフリカから奴隷として連れてこられた人々、がスイートポテト(サツマイモ)をヤムと呼んだことから、ヤムとスイートポテトが混同されているらしい。合衆国では「ヤムとサツマイモの違いを知る者は稀である。」そうだ。(ウキペディアより)

ヤムイモとスイートポテトは植物的には全く別物で、本当のヤムイモは日本でいう山芋に近く、北米ではあまり流通していないらしい。こちらでヤムイモと呼ばれているものもスイートポテトの単なる別種なのだろうか。真相はいかに。

ちなみにタイトルのスイートポテト、日本でいう焼き菓子料理スイートポテトのことです。

や、ややこしい。


とにかく剥く。

2週間前のりんごパイ作りを思い出す。目を閉じるとサツマイモが浮遊。

その後茹で、ひたすらつぶし、クリーム、バター混ぜ、小分け。砂糖全く使わずとも何と甘いこと!

できあがり!これほどの量のスイートポテト目前初体験。(笑) 香ばしさにうっとり。

友人達お持ち帰りでしたが、それでも大量に残していただきました。


美味しくいただきました。

夜も芋、今日も芋、秋の味堪能。恵みに感謝。



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受け取る受け取らない

2010-09-22 00:01:31 | 思うに
小学校で娘が担任の先生から聞いた話。


先生の娘さん、ある日泣いて帰ってきた。

先生の娘: 何々君がね、私のことバ~カって言ったの。

先生:   それで貴方は貴方のことバカだと思うの?

先生の娘: ・・・。思わない・・・。

先生:   だったらそれはもう貴方の問題じゃなくて、何々君の問題よ。あなたが傷つく理由は何もないのよ。


こういった教え方をするんだ、と少し驚く。身に覚えのない罵りから、自身の心を守る法を小さなうちから身につけておくのは素晴らしい、と思う。

受け取る受け取らないを自身で判断する練習。


ただ気をつけないと諸刃の剣でもあるな、とも思う。

世界的な批判を浴びながらもアメリカが突き進んでいった内の仕組みが少し見えた気にもなる。

「的を得た指摘」が「身に覚えのない罵り」へと自身の内ですり替わり、果ては「相手の問題」で終わる。自らを省み改善していく機会を失ったまま、とならないよう気をつける必要があるのだろうな。

自戒。

週末の散歩

2010-09-21 02:37:02 | 出来事や雑感や (子育て)
家から10分ほど歩いたところにあるトレールへ。次女スクーター。


まだまだ青々の芝生。


はるか先に海。


そこいらじゅうにセイヨウノコギリソウ (yarrow) が生えていることに気がつく。先週、抗生物質が含まれ茶にもできると知った野草(詳細:野生の茶会)、今まで存在に気を留めることもなかった。「知ってよかったね」と子供達。


野草茶でホッと一息。



さて、ここアラスカは今日から月曜日。

心穏やかに心躍る一週間を!

今週の子供言葉

2010-09-20 00:07:22 | 子供言葉
夕食後、ちょっと精神的な話に。父、「transcend」という言葉の説明。神学的な「超越」という意味で用いたかったらしい。


次女6歳: 「ト、トレメンダス?」 (tremendous:非常に素晴らしい) 


父:     「いやいや、transcend。 トランス、越えて、センド、上っていく、というかね。
人間的な自身 (self) を超えていくというようなね。」


長女9歳: 「・・・・。オタマジャクシが、カエルになっていくようなこと?」

イメージ(制作途中)

2010-09-17 23:26:18 | イメージ・ヴィジョン
自身の内に築き上げる他者の像は 常に制作途中

やはり圧倒的なインスピレーションは

他者が放った音、匂い、動き、気、言葉からやってくる


もし 気に入らない曲線を 許せない突起物を創りあげてしまったのならば

常に制作途中

気に入る曲線を 愛しい突起物を創りあげていけばいい


時に繊細 時に大胆 リズムにのって


ふと 像が輝いていることに気がつく

まぶしさに 形をとらえることも もはや難しく

光の前に ひざまずく


像は常に制作途中

おかずパン

2010-09-16 23:35:00 | 
こちらではクリームや餡の入った甘いパンはアジア系の店で手に入るけれど、おかずパンというものはあまり見ることがない。

そこで、何人かで具を持ち寄りおかずパンを作ろう、ということに。ちくわにツナマヨを巻いたもの、金平も美味しいね、と言い合いながら。ちくわパンは初めて聞いたのだけれど、日本では今普通、と聞き驚く。

持ち寄られたのは、マヨコーン、ハムポテトサラダ、金平、ナポリタン、ドライカレーなど。

朝用意した生地に包み込む。


生地を発酵させないでよい枝豆パン作りも。覗き込む子供達。


できた!

おかずパン、立派な食事になっていいですね。

日本では街角という街角にいい匂いのするパン屋があったなあ、と思い出しながら。

モグモグと食べながら、これから毎週何を作っていこうか、という企画会議も。料理知識経験豊富な頼もしい友人達。いつものように脱線続きだったけれど、解散直前何とか来週再来週の予定決まる。


何年ぶりかにおかずパンで腹いっぱい、となった楽しいひと時だった。

野生の茶会

2010-09-15 23:45:08 | 出来事や雑感や (子育て)
車を1時間ほど走らせたところにある自然センター(Nature Center)での「野生の茶会 (Wild Tea Party)」に参加した。

森の中を歩きながらみつけた葉で茶を作って飲もう、という集まり。植物に詳しいスタッフが一マイル(1.6キロ)程を一緒に歩きながら食用植物、毒の植物などの説明もしてくれる。

ゾロゾロと。長男長女は熱心に説明を聞き、下3人は思い思いに散歩。


次女は次男を押しながら。


ラズベリー、イラクサ(nettle)、ローズヒップ、カモミール(この場ではPinapple Weedと呼ばれていた)。春日本人が好んでとる「タラの芽」似のDevil's Clubも根を茶にできるらしい。腹の虫駆除にいいというWorm Weedなども教えてもらう。

このセイヨウノコギリソウ(yarrow)、抗生物質が含まれ茶にはもちろん、怪我をしたときなどこすりつけるといいらしい。

長男口に入れてみる。良薬口ににが~い。

何て食べられる植物の多いこと!まあ毒じゃなければ、大体食べてもいいのね、という感じだ。

毒のベリーのおおまかな見分け方として、手の平をダランと下へ向けたようになっている実はだいたいOK、手のひらをまっすぐ上に向けたようにピンと立ってなっている実は危険、と。猛毒ベーンベリー、見事にスックと立ってるなあ、と思いながら。

途中のボードウォークでサーモンもみたり。


1時間ほどでセンターに戻り、茶会。干したり煎じたり、ということもせず、そのままドバッと湯に入れ飲む。日本じゃちょっとあり得ない豪快さが気持ちいい。(笑)

ナチュラル抗生物質入りセイヨウノコギリソウ茶を飲む次女。 


ローズヒップの実は種の部分にやっと目に見えるほどのフックがついていて胃にひっかかると手術が必要になることもあるので、絶対に食べないように、と。

イラクサは花粉症に、ラズベリーの葉は子宮などの女性器官に、カモミールはリラックスにいいとも聞いたことがある。


センターの熊の毛皮と話もし。


再び車。辺り一面黄金に光る。


センターから少しいったところにある川で休憩。


棒を垂直にしてみたり。


長男は学校の宿題も。帰宅途中劇の練習に行く前に終わらせないと。


地面も黄色。三女と長女。


食べられるもの範囲が広がり嬉しい。

これからは森の散歩の後摘んだ茶葉でホッと一息、といこう。