靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

上達の過程を見え易くする

2014-02-16 08:19:09 | 一言整理
幼児から小学生にかけ、何かを教える過程で、こうするといいと思ったことなど、少しずつ整理していきます。

・「上達している」という過程を、本人が捉え易いようにする

自分がどれほど達成し、どこにいるのかが分かると、本人の「やる気」も高まる。それは幼児であっても。

 「できた!」度にシールを貼っていくというような手作りチャートなどを作る時間が家のようにあまり取れない場合は、1から始まり徐々に大きな番号になっていく、というようなシリーズ物の教材を用いるのもいい。

「読み」でも、クリスマスの頃はセット1をたどたどしく読んでいたのに、今はセット3に挑戦している。知恵遊びなども、まだ雪が降る前は1から10までのビギナーズカードがやっとだったのに、今は30から40の「エキスパート」カードもできるようになった!など。

こうして、もっとしたい!と主体的でコンスタントなやる気の持続に繋がる。 


また難しそうに苦労していたら、少し戻って易しい問題で自信をつけたりと、親もハードルの高さを調整し易いというメリットもある。

同じ箇所でずっと止まったままで何度も同じことをやらせるより、レベルを下げたり上げてみたりと試すことで、突破口になることがある。シリーズ物になっていると、親もそういった対処がとりやすい。



こういった方法を用いていると、子供というのは、1から40まで一直線にマスターしていくのでないということが本当によく分かる。

何度も戻り徐々にできるようになっていくこともあれば、25ができないけれど、30に挑戦してみたら、25から30まで一気にできるようになることもある。これは「普段はるか上に見上げているものに取り組んでいる!」というのが嬉しくて、持てる力を全て注ぎ込もうとするためのかなと見ていて思う。「ちょっと上のものへ挑戦」は、できなかったら、また戻ってあそこを目指そうねとまた目標がはっきりし、できたら自信に繋がる。


できた!という達成感を、一緒に喜び祝い、一歩一歩歩いて行く過程を共に楽しむ姿勢で。