靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

では行ってきます!

2012-04-23 00:02:33 | レゴリーグ
世界大会目前、とにかくレゴリーグな毎日。

木曜日、メンバーは学校帰りに二時間、コーチと長男昼過ぎから気がついたら夜9時過ぎ・・・。

跳ねながらプリゼンの言葉復習。すっかり春の陽気、きもち~。


リサーチプロジェクト発表用劇練習。


土曜日は最後のミーティング。コーチのお父さんもみえて。


こんなパネル,


9枚!

ロボットデザイン・プログラミング説明、リサーチプロジェクト説明、コア・バリュー説明(勝ち負けだけじゃ無くその背景になる価値観・良心のようなもの、どれだけ人やコミュニティのためになったかなども)まとめて。頭にあるものをこうして形にし他人が見やすいようまとめていく、限られた時間内に。そして他者に伝わるようプリゼンテーション。子供達いい練習体験してます。

これらパネルをとにかくぎりぎりまで作り続け、リサーチプロジェクト発表用の新しい劇もやっと形になり、

それらに平行してとうとうぎりぎり完成したロボット!


空気力学も活用し、最後はこんなアームがゴールに伸びて終了予定。


交換パーツ。

4回のパーツ交換、交換補佐役長女と交換タイム縮める練習何度も何度も。

まだまだ調整必要大、といって現地では練習機会がほとんどないよう。86チームに練習台たった6台!らしい。さてどうなることやら。とにかく子供達にとってこの一連の新ロボット作りで学んだことはとてつもなく大きかったことは確かですが、大会ではできる限りのことをするのみです。

チーム半分は「じゃあ空港でね」、半分は「じゃあセントルイスでね」、と別れました。

レゴリーグ準備にほとんどの時間とエネルギーを費やし、ちびっ子達の荷造りは少し手をつけたものの、まだ私自身の荷造りは全く始めてない状態・・・。あと半日、何とかなる、のだろうか。(笑)

久しぶりの遠距離旅、ここ数日皆興奮しっぱなし。あまりの嬉しさ&根つめワーク&木の芽時が重なり、叫んで走り回る子ら。まずは親が地に足つけて・・。(笑)

それでは、楽しんできます!

皆様の初夏が健やか爽やかなるものでありますように! 

日常整理、気づき整理

2012-04-20 00:00:55 | 今週の整理
・出発まであと4日。長男長女は学校を休み最後の詰め。コーチも毎日のように顔を出して下さる。

4日間続く世界大会スケジュール、朝7時から夜7時頃までみっちり。「ワールド・フェスティバル」というだけあり、アトラクションも多い。"Wouldn't it be cool if..."というTVショーの収録もあったり(チームメンバーとコーチ、観客として参加)、野球観戦のチケットを安く購入できたり、最後のフィナーレでは市の博物館や遊園地などを回り夜中過ぎまで祝うのだという。アラスカ育ちにはかなりの刺激の旅となりそうです。(笑)

今夜はスポンサーのロゴをユニフォームにプリント。
YMCA
BP(British Petroleum)
SPE International, Alaska Petroleum Section
Juneau Economic Development Council
HAIしろくまツアーズ (こだわりアラスカ旅行を手伝ってくださるツアー会社です。) 
に感謝!

・めっきり温かくなり、日に日にそこかしこに積まれた雪山も解けつつあります。子供たち屋内でロボットに向き合う合間に、外でトランポリンしたり思いっきり走り回ったり自転車に乗ったり。内と外との境がどんどん薄く。眩しい日差しに目を細めながら、ああ長い冬が終わった、そうかみ締める今日この頃です。


気づき整理:

・様々入り混ざった意図。相手の最善の意図にフォーカス。

・倍速に触れ続けると、普通の速さがスローモーションに感じる。速読の要領を応用して。

・自分がここまでと思ったらもうその先はない。

・日常の家事のリズムを傍で感じることで子供は落ち着く。作って洗って掃除して。

・「しなさい!」でなく、「いつする?」と聞くとスムーズにいく。「あと30分してから」「これ終わってから」「5時になったら」、子ども自身が計画を立て主体的に実行。

・その場に到着する前にその場でどうしたらいいのかを明確にしておく。

「これからいくところではあなたが一番年上だから、小さな子のお手伝いしてあげるといいね。あなたからいいことを学んでくれる機会になるといいね」
「これだけ大勢の子供達の面倒をみるの大変だからたくさん手伝ってあげるといいね」
「こんな機会を整えてくださってありがたいね、きっと準備大変だっただろうね。後片付けだけでも手伝おうね」
「今日は何々と何々を買ったらさっと帰ろうね」
「お友達と順番にシェアして遊べるといいね」
「きちんと目を見て挨拶しようね」
「帰る時間になったらさっと集まってね。ママ一人であちらこちら呼びまわるの大変だから」

到着前に話をするとしないとではかなり違う。「これからいくところでは何に気をつけたらいいと思う?」と聞き、子供に答えさせると、またより主体的に動くようになる。


書けることに感謝しつつ。今日も良い日を!

気づき&支える言葉整理

2012-04-17 00:01:02 | 今週の整理
・内に重さを見つける→元になる考え方を観る→違った物語を上書きする

・繰り返しそう考え、繰り返しそう行動することにより、その回路が強く脳に上書きされる。

・Let nothing put you down  自身を貶めるか貶めないか、それは自身の選択。

・根幹を傷つけることはできない 傷ついているのは周り 周りへと逸れた目を戻せば かつて傷ついたことなくこれからも傷つくことのない根幹が見えてくる

・13年前長男を妊娠しアラスカへ移住したとき、ネイティブ・アラスカンの「父」に言われたこと。私のお腹に手を当てながらまっすぐと目を見て。

「This person needs you, you need this person.
This person needs this world, this world needs this person.
That is the reason why this life is here.
この人にはあなたが必要 あなたにはこの人が必要
この人にはこの世界が必要 この世界はこの人を必要としている
だからこうして命が宿ったのです」

 この「父」の言葉が、その後の子育て生活でどれほど支えになってきたか分からない。親と子、互いに必要だったからこそこうして宿ったと。そしてこの子が今のこの世に生まれることが必要だったように、この世界もこの子の存在を必要としている。この世界に必要とされない命など一つもない。奥の深いところで強く響き続けている「父」のメッセージ。

・一日に原稿用紙数枚のペースで書く。


こちら月曜日早朝。Have a wonderful week!

レゴリーグ、市からの預かり物

2012-04-16 23:59:08 | レゴリーグ
出発まで残すところあと2回のミーティング。

ピザかじりながら。

昨日はコーチの父が市からこんなバンナーを借りてきてくださった。

会場での「クラム・チャウダー」アラスカ・ブースを飾るために。ブースに立ち寄った人々のお土産用に、アラスカの風景がプリントされた絵葉書やブックマーク、ムースのバッジなどもたくさん。感謝。

国をあげて参加するチームなど、ブースを飾るのに何十万とかけるチームもいるという!

その後親のミーティング。4日続く大会、毎日の予定について話し合う。

子供達、最後の最後まで諦めず、これまでしてきたこと、今もてる最大限の力を出し切り、精一杯楽しもうと決意新たに。

長男長女あと二日学校へ行った後、休みに入り準備。あらかじめ学校側が欠席中にとアレンジしてくださった山のような課題とレゴリーグに向き合う日々。



少しまとまったものを書き上げるということ

2012-04-14 00:00:56 | 今週の整理
日常的にノートを片手に気づいたことなど書き込み、ブログを書く前にその中からいくつか選び膨らます、ということをしてきたのですが、しばらく膨らます前の状態を箇条書き整理して書き込んでいきます。写真での近況報告と共に、できるときに。後に膨らましていくかもしれないトピック整理のためにも。

書く時間を減らすというより、しばらくまとまったものを書くことに力を集中してみたいというのが本当のところです。それがまた前回書いた今後の「チャレンジングな道」にも繋がることであり。日常の気づきをその都度膨らませることと、少しまとまったものを書きたいということと、同時進行していけたらと思っていたのですが、今はやはり子供たちが寝ている夜か明け方にしか集中して書くという時間をとることができないため、時間的体力的にもきつく。ひとまずこの目の前に書きかけている「少しまとまったもの」を書き上げます。子供の手が離れるにつれ少しずつ時間が取れるようになるのでしょう。子供たちとの時間を大切に少しずつ歩いていきます。

気づき整理:

・より長い目で見た大きな図に放り込むことで目先の利益を握り締める手が緩んでいく。

・子供の学習。シナプスを繋ぐイメージで。少しずつその時点で難しいと思える問題に向き合ううことで脳が鍛えられていく。少し難しい問題への取り組みを繰り返すことで徐々に脳がストレッチしている感覚が心地よく快感になってくる。次第にストレッチの幅も広がっていく。

・子供の可能性を信じる。「あなたならできる」と思ってくれる人がいることの大きさ。努力に向かうモーティベーションに。

・目指している先から振り返り、どのページを開いてもそこへ至る自身であったと思える自身でいる。今の自身がどうなのか、ということ。

・あれも書きたいこれも書きたい。時間を区切り、一つずつ。

「MUGA」第9号!

2012-04-14 00:00:07 | お知らせ
「MUGA」第9号が完成。「MUGA」は毎月15日配信の無料メールマガジンです。興味のある方は是非こちらから登録どうぞ!

今回は、春の空の下ネイティブアラスカンの友人と出かけたそりの様子を書かせていただきました。

以下、MUGA第9号の目次です

MUGA 第9号
「私」ではなく「世界=無我」からの表現を発信する

無我表現研究会発行 月刊メルマガ

◆目次

◇アート

・詩

『例外者たちの詩』  那智タケシ

『季節の詩』     rita

◇インタビュー

「何もしない時間の大切さ」 

菊地クミユキ(ウルトラリンパ開発者)

◇評論

無我表現としてのAKB前田敦子
       高橋ヒロヤス

・無我的観照第4回

映画『マイネームイズハーン』に見る愚直な愛の表現

       那智タケシ


◇エッセイ

アラスカ便り―北の果てに暮らす日々― 
『春の空の下』   長岡マチカ

レゴリーグ世界大会あと10日を切り

2012-04-13 23:59:53 | レゴリーグ
世界大会出発まで10日を切り。大家族大移動なので荷造りを始める必要もあり。「今年はここまで、来年に生かそう」という大人達の言葉もちらほら。本当にたくさんのことを学んできました。

来年度レゴリーグをするかどうかは未定。中学生になる長男、宿題の量が半端じゃないと聞いているし、身体も動かしたくてしょうがないらしく、今のような学校を休んでの毎日かかりきりペースでは無理でしょう。

4年ぶりの家族での州外旅行。エスカレーターでさえもめずらしいアラスカ育ちおのぼりな子供たち(笑)、今からセントルイスの映像を見ては大興奮。州外の風景、世界44カ国からのチームとの出会い、楽しんできます。

昨日はエンジニア・ミーティングでのプリゼンテーション。


プロジェクター用意して。


ロボット準備も完了。


オフィシャル・フォーマルな場で人前に立ち、レゴリーグ部外者の専門家に伝わるよう秩序立てて説明することの難しさを体験したようです。エンジニア達、鋭い質問も次から次へと。普段ふざけまわっているメンバーもかなり緊張した様子。終了後「5回くらいすればうまくなるよ」というコーチの言葉に励まされて。帰宅してプリゼンテーションのビデオを見ながら、互いの失敗にケタケタ笑い合い、改善点の話し合い。

ありがたい貴重な体験となりました。





今後の更新について

2012-04-11 00:02:33 | お知らせ
四月でブログを始めて二年になりました。書くことに、こうして読んで下さる方々がいることにどれほど励まされてきたか分かりません。ありがとうございます。

一番下の次男が二歳半となり、ここ十三年近くの間、妊娠もしておらず赤子を抱えることもなくこれほど身軽に動き回れるようになってきたのも初めてのことです。今年秋からは三女がキンダー(予定)、日中子供が一人だけという私にとってはとてつもない変化。次男がキンダーにあがる二年半後までは本格的に動き出すということはありませんが、そろそろ子供が日中いなくなる時へ向けての準備に本腰入れて取り組んでいこうと思っています。私にとってかなりのチャレンジングな道なのですが、春のせいかチャレンジしたくてむずむずとしている自分がいます。(笑)最大限自分を「使って」いけたら。

といって、ひとまず目の前には「レゴリーグ世界大会」があり、この先出発までの二週間ほどエンジニアファームでのプリゼンテーションも含めそちらにかかりきりになる予定です。そして22-30日までミズーリ州セントルイスにて「世界大会」(報告します!)、その後三女キンダー入学に向けての準備大詰め二ヶ月程、五月中旬からは三ヶ月間の夏休みも。そんなこんなで私自身の準備にじっくり取り組むのは秋になるかもしれませんが。一つ一つを丁寧に仕上げていきたいです。

今後、気にかけて下さる方々のために写真などで近況を知らせることを主流に、箇条書きなどの一言整理的な書き込みをしていきたいと思っています。時間が二倍あったら、寝ないでいい身体だったら、何度思ったことか分かりません。

春、ヴィジョンへ向けまた一歩踏み出しつつ。

これから書き込みが減りますが、細々とでも続けていきたいと思っています。

ここまで読んで下さった方々へ心より感謝を込めて。

母性スイッチ父性スイッチ

2012-04-11 00:02:18 | 子育てノート
母性スイッチ、父性スイッチ、ということをよく思う。母性父性というのは母だから父だからということでなく、一人一人の内に両性あるもの。

母性は無条件受け入れ/ 境界なし/ 抱く、父性は条件づけ/ 境界作り/ 突き放す 。

母性スイッチを常に「オン」にしておく。父性スイッチは必要なときに「オン」。それぐらいのバランスが調度いい。

母性スイッチを「オン」にするのを忘れているというシグナルが、最近分かるようになってきた。「オフ」になっているとまず子供が近寄りがたそう、ちびっ子たちの様子に如実に表れる。自身を鏡に映すと、無表情or眉間に皺がよりいかつい顔になっている。母性スイッチを「オン」にすると、眉間が緩み微笑が生まれる、そして子供たちに笑顔も。

母性スイッチ父性スイッチ両方必要。両方があって子供は育つ。時には厳しい条件つけて突き放すことも必要、それでも常に母性スイッチは「オン」にして。

このスイッチ操作が子育ての鍵なのだろう。

母性スイッチ「オン」、常に確認して。

祭行事を通して

2012-04-11 00:01:20 | 思うに
今年も過ぎ越しの祭と復活祭を祝った。過ぎ越しの祭はユダヤ教徒が「出エジプト」を思い出すための行事。復活祭はイエス・キリストの復活を祝うものだけれど、キリスト教徒以外にも広く行き渡っている。この時期アラスカでもウサギや卵をイメージしたパステルカラーのデコレーションが街中に溢れる。多産と再生を象徴するウサギと卵は、元々ヨーロッパ土着の春の祭りから復活祭に組み込まれていったとされる。

過ぎ越しの祭について去年まとめたもの

過ぎ越しの祭は、「自由」ということを見つめ直すための儀礼でもある。奴隷であるということ、自由になるということ、出エジプトの歴史を思い出しつつ体験していく。それは今現在誰にでも当てはまること、今あなたは何の奴隷になっているのかと問われる、自由の獲得に終わりはないのだと。

そして復活祭。木々が芽吹き始める春、再生のイメージが街に溢れている。

子供は祭り行事大好き。いつも指折り数えて楽しみにしている。子供たちと楽しみつつ、最近、毎年繰り返し儀礼や季節の行事を祝うことの貴さ大きさをひしひしと感じている。子供たちの内に何層にも積み重ねられた思い出として残っていくのだろう、私の内にあの夜店の並ぶ神社の祭りやお寺での盆踊りの風景が鮮やかに残っているように。

祭りや儀礼を終えた後には、いつも見慣れた風景がまた少し違って見える。節目を越え、何だかすっきりと軽く新しい気持ちで足を踏み出している。

こうして今年も心優しき友人達と家族と共に祭りを祝えたこと、感謝を込めて。


過ぎ越しの祭り準備。

レタス拭いて、


ナッツ砕いてアップルソースと混ぜて。


一つ一つ象徴的食べ物。一番上はマッツア(イーストを用いないパン)。

「カフェテリア宗教」

2012-04-11 00:00:36 | 思うに
「カフェテリア宗教」、原理主義者の人々が否定的に用いる言葉。あちらこちらから部分的に取捨選択して成る宗教のこと。

「カフェテリア宗教」でいいじゃないか、と思う。様々な宗教から学び、いいところを寄せ集めて。取捨選択の基準は、自身の良心。一人宗教。

ただ各宗教を守る人々は必要なのだろう、宗教の根幹にある知恵が伝えられていくためにも。日々決まった形をとる儀礼儀式に身を投じ知恵知識のコアを守る人々。縁によってそういった役割を担う人もいる。昔、ある宗教団体の熱心な信者の知り合いに、「あなたがどの神にしようかと選ぶのでなく神があなたを選ぶのよ」と言われたことがある。私なりに分かる、神というか縁のようなものがあるのだろうと。

科学的知識を積み重ねても至ることのない知恵、それはやはり宗教的なるもののコアに見出せるのだと思う。

聖書を読むのは好きだし、ユダヤ教の知恵は腹にくるものが多いし、仏教や父方が代々神官だったという神道については日本に育ち身体に染みついているのだろうけれど、様々な教えについてもっと学んでいけたら、そう思いつつ。

イースター

2012-04-10 23:59:11 | 出来事や雑感や (行事)
子供たち指折り数えて楽しみにしていたイースター。

前日夜、卵に玩具を入れたり、番号を入れて賞品が当たるようにしたり、


ケーキのスポンジを焼いたり。


翌朝、料理準備引き続き。


ケーキの飾りつけ。


出来上がり!一つは友人宅へ、一つはその後のレゴリーグへ。


こんなのも。


サラダもウサギ。


料理と卵と賞品もって友人宅へ。庭に隠してくださる。

隠してる間に皆でパシャ。


せっかくのイースタードレスも、アラスカでは、

こんな感じ。スノースーツ・・・。


春の空の下雪に囲まれエッグ・ハント。


成果をシェアしあって。


持ち寄り料理に感動。


このハム!


こうして友人たちと共に楽しく祝えたことに感謝。
少しだけ顔を出せただけだったけれど、楽しかったです。