虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ナショナル・トレジャー (2004/米)

2005年03月23日 | 映画感想な行
NATIONAL TREASURE
監督、製作: ジョン・タートルトーブ
製作: ジェリー・ブラッカイマー
出演: ニコラス・ケイジ ハーヴェイ・カイテル ジョン・ヴォイト ダイアン・クルーガー ショーン・ビーン
 
 ベン・ゲイツは彼の家に伝わる「隠された歴史的な宝」の謎を追っていた。スポンサーを得てその一つの鍵を解き明かしたところで次の暗号はなんと独立宣言にあることが判明する。そこでスポンサーのイアンが宝のためには不法な手段も辞さないことがわかり、ゲイツは友人ライリーと共にイアンに殺されそうになる。

 ブラッカイマー、タートルトーブとディズニーなので、期待して行ってきました!
 期待したのとはちょっと違った映画でしたが、面白かったです。
 何を期待していたかいいますと、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のいかにも作り物的なけれん味たっぷりの絵。だって、予告編がそんな感じだったんですもの~ でもこの映画は次から次へと現れる謎を解き明かしていく、ほどほどのアクションつきのパズルゲーム。とはいえ、テンポ優先で主人公、すぐ謎を解いちゃいますが。
 独立宣言を争うシーンで、頭脳戦でいくのと、バリバリ力で破っていく2組の進行のところはドキドキ!

 ヒーロー像もかなり好きなタイプ。「殺人詩篇」(ウィル・ハリス著)というミステリでも、ベトナム帰りの闘える英文学者なんて主人公が登場するけど、文武両道スーパーマン役のニコラス・ケイジは少しナサケナサを漂わせた風情が良かった。天才ハッカー・ライリーのジャスティン・バーサがとってもいい男なのに脇の2.8枚目くらいの役割に徹してるのも好き。ヒロインはすごくきれいだけど、もっと活躍させてあげたいようにも見えました。
 悪役ショーン・ビーンは惜しかったですね。ハーヴェイ・カイテルのおじさんぶりが魅力的だったので少し損かな、とは思ったけどもっとクールで魅力的だと映画がもっと面白かったのにね。
 ジョン・ヴォイト、懐かしかったです。今回はアクの抜けた役で、素敵でした。

 最後の、宝に到達したところでもう一捻り!と期待しちゃうのはわがまま過ぎるでしょうか?