虫干し映画MEMO

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ドラゴンハート (1996/米)

2005年01月06日 | 映画感想た行
DRAGONHEART
監督: ロブ・コーエン
出演: デニス・クエイド デヴィッド・シューリス ピート・ポスルスウェイト ディナ・メイヤー ジュリー・クリスティ 
声の出演: ショーン・コネリー

 騎士ボーエンは、王子アイノンの教育係だった。王子は暴虐な父王が農民の反乱を制圧に行って死んだときに、彼もまた瀕死の重傷を負う。王子の母が最後の手段として、ドラゴンに頼んで心臓を半分分けてもらい命を救う。
 しかし王子は父以上の暴虐な君主となり、ボーエンは、それがドラゴンの心臓のせいだと考え、ドラゴン退治を誓う。
 12年後、もはや騎士の理想も信じられなくなったボーエンは、ドラゴンスレイヤーとしての旅の途中で、理性的なドラゴンに会う。

 この映画では、ドラゴンがしゃべり、演技する。恐竜的な顔と長めの四肢のドラゴンだが、ショーン・コネリーが声を演じ、表情もかなり良く動く。会話シーンで違和感なくまともに会話しているように見ていられるのはすごい。
 こういう「理性的なドラゴン」は。フィルポッツの「ラベンダー・ドラゴン」をはじめとして、ファンタジーのひとつの流れであるが、今までは声ばっかりだったりしたので、こんなにリアルに演技するドラゴンは見たの初めて。ショーン・コネリーの声は好きで、「ピーターと狼」も彼が声の出演の選んで買っちゃってるけど、もう少し響かせても良かったかな。
  
 劇が全体的に近代的に見えてしまうが、デニス・クエイドも、すねたヒーローがなかなかお似合いだし、ほかの出演者もジュリー・クリスティはじめリッチで、役にはまっていらっしゃる。しょうのない王様も、ピート・ポスルスウェイト(「ブラス!」がちらついちゃいます)も楽しそう。
 テレビ画面のせいかもしれないが、俯瞰シーンがちょっと小さめに見えるけど、ドラゴンの大きさを見せるシーンは素敵だった。

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