二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ハンドルネームの変更 ~シャーロック・ホームズについて

2021年05月06日 | 小説(海外)
■三毛ネコ→シャーロック

思うところあって、ハンドルネームを“三毛ネコ”から“シャーロック”に変更いたします(^^♪


<ここからはシャーロック・ホームズに関心をお持ちの方のみご覧下さい。>

シャーロック。小説家コナン・ドイルが生み出した、そう・・・あの世界一有名な探偵さんの名にあやかったのです。
「緋色の研究」によると、シャーロック・ホームズとはこういう人間だそうです。

1.文学の知識:なし。
2.哲学の知識:なし。
3.天文学の知識:なし。地球が太陽のまわりを公転していることを知らない。
4.政治学の知識:わずか。
5.植物学の知識:多様。ベラドンナや阿片、毒薬に特に詳しい。園芸の知識はない。
6.地質学の知識:限られているが実用的。ワトソンのズボンについた土の撥ね返りを見て、.色と粘度からロンドンのどこで付いたか言いあてた。
7.化学の知識:造詣深い。
8.解剖学の知識:正確であるが体系的ではない。
9.通俗文学の知識:計り知れない。今世紀(19世紀)に起こったほとんどの凶悪事件の詳細を知る。
10.ヴァイオリンの演奏が、かなり上手い。
11.日本武術、フェンシング、ボクシングができる。拳銃や、ステッキ、乗馬鞭など武器を駆使して悪党を制圧する。
12.イギリスの刑事法に実用的な知識が豊富。

彼にほとんど似てはいないし、シャーロキアンというにはほど遠いのですが、若いころから、あこがれの人物像ではありました。ところで、シャーロキアンというのは、単に愛読者というにとどまらず、ホームズとワトソンを実在の人物と信じている、または信じるふりをするファンのこと。

長編が4冊4編。
・緋色の研究(緋色の習作)
・四人の署名(四つのサイン)
・バスカヴィル家の犬
・恐怖の谷

短篇集が5冊56編。
・シャーロック・ホームズの冒険
・シャーロック・ホームズの思い出(回想のシャーロック・ホームズ)
・シャーロック・ホームズの帰還(シャーロック・ホームズの復活)
・シャーロック・ホームズ最後の挨拶
・シャーロック・ホームズの事件簿

本当かどうか知りませんが、シャーロック・ホームズシリーズは、聖書のつぎに世界中で読まれている本・・・だそうです(゚ω、゚)  パロディ&パスティーシュがとてつもなく多いのはいうまでもありません。
「あらまあ、そうでっか」ですよね。
これまでいろんな訳者が“正典”(コナン・ドイル自身の著作)の翻訳に挑んでいます。
時代背景はかのヴィクトリア朝イギリス。

一番読まれているのは、延原謙さんの新潮文庫だとか。わたしも高校時代、最初に読んだのはこれだったと思います。
しかしそれ以降は、
日暮雅通 光文社文庫
小林司/東山あかね 河出文庫
深町真理子 創元推理文庫

このあたりを混ぜこぜにして、本棚やリビングのすぐ手がとどく場所に置いてあります。
シャーロック・ホームズにはコアなファンがたくさんいるので、うっかりしたことはいえんなあ・・・とかんがえているので、レビューは書かないようにしています(^^;

失敬して、ここでネットの画像検索からいくつかお借りします。ありがとうございます。













ヴィクトリア朝はヴィクトリア女王がイギリスを統治していた1837年から1901年の期間。
ヴィクトリア朝はイギリスがもっとも輝いていた時代であります。
イギリス人ではないし、ロンドンにいったこともないけど、なぜか近代におけるノスタルジーの心情ががここに極まるのです。そのときシャーロック・ホームズものの60篇はヴィクトリア朝ロンドンに欠かせない、ある種のアイテム、そして宝石なのですね。
・・・というわけで、handle nameを三毛ネコからシャーロックへと変更いたしま~す。よろしくどうぞ。


※YouTubeで「ホームズの冒険」第1話 ボヘミアの醜聞(英国グラナダTV製作のテレビドラマ)を見ることができまする。
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%80%80

ホームズにとって「あの女(ひと)」とは「ボヘミアの醜聞」に登場するアイリーン・アドラーただ一人♪
本を読んで想像していた気高く、美しい全シャーロキアンあこがれの女性であります。先日はじめてグラナダTVの動画を拝見し、わたしも胸がときめきました( ´◡` )タハハ


■追記■
ホームズのファンならシドニー・パジェットの名を知らない人はいないでしょう。彼の挿絵にほれてホームズファンになったという人もいるくらいです。
わたしが新潮文庫から遠ざかってしまったのは、パジェット(その他の画家も挿絵を描いている)の挿絵が一葉もないからです。
19世紀の挿絵で一番有名なのはおそらくギュスターヴ・ドレでしょう。岩波文庫の「ドン・キホーテ」や塩野七生さんの「十字軍物語」で、わたしはドレの挿絵を知りました。
挿絵は原作をサポートするためのものですが、文字からはよくわからない雰囲気や人物の容貌をくっきりとつたえてくれます。視覚情報の訴求力は強力です。
ホームズものは、シドニー・パジェットの存在を抜きには語れないと多くのフアンは思っています。


これが最もよく知られていますが、ホームズの顔かたちはこういった挿絵に負うところが多いようです。

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