二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

3月の終わり、シジミチョウに遇う

2015年03月30日 | Blog & Photo
3月28日、公園でひと休みしていたら、小さなチョウが戯れているのに気がついた。 おや、なんだろう? 近づいてみると4月に入るとそこらじゅうを飛んでいるベニシジミ。 そうか、スプリングエフェメラルのシーズンとなったのだ。 カタクリの花に遇いにいこうか・・・いや自生地までちょっと遠いな^^; なんて考えながら、木陰のベンチへ移動し、携帯灰皿をポケットから出して、 紫煙をくゆらしていたら。 おや~~ . . . 本文を読む
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春の訪れ 2015

2015年03月29日 | Blog & Photo
長かったきびしい冬が終わり、日ましに春の気配が濃くなっていく。 この季節、気温差がはげしく、温かいからといって、朝晩急に寒くなったりするからなかなか上着が手放せない。 ヒマにまかせて、昨日、今日とカメラをもって公園をぶらつき、撮影を愉しんできた♪ まもなく花見客がどっと繰り出すシーズン。 用意万端、お客さんを迎える準備があちこちですすんでいる。 大人も子供も、こころが浮き立って . . . 本文を読む
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野の花・公園の花

2015年03月27日 | Blog & Photo
今日は午前中ヒマだったので、自宅周辺の野や、前橋公園を歩いてきた。 撮影したかったのは、大好きなハクモクレン。 この二、三日で峠をすぎ、散りはじめるので、“いましかない”タイミングといってもいいだろう♪ 気温はぐんぐんあがって、お昼ごろには19度。最高は21度まであがると予想されている。 まるでゴールデンウィークのころのような陽気だな。 空はこの時期としてめずらしくよく晴れわたっている。 . . . 本文を読む
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砂塵舞う季節

2015年03月26日 | Blog & Photo
壁際で強烈な西日を浴び、風に揺れていたホトケノザ♪ 場所によって、あるいは枝によって、ソメイヨシノの開花がはじまった群馬県南部。 連日の強風が吹き荒れている。。 砂塵が舞って、事務所の中やクルマの中がザラザラ。 例年のことなので「そういう季節になった」ということだ。 防塵仕様でないカメラ、レンズは埃が入り込みそうで、キケンだなあ(ρ_・). . . . 本文を読む
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宮沢賢治「青森挽歌」とその周辺

2015年03月25日 | 俳句・短歌・詩集
昨日書店の中を散歩していたら、「宮澤賢治イーハトヴ学事典」(弘文堂)という本があるのに気がついた。ひと昔前の事典みたいに大部で重たい本。しかも高価。賢治ワールドを旅するエンサイクロペディアと銘打ってある。 宮沢賢治のファンは、ディープな世界に沈潜するのがお好きらしい・・・と冷やかしてみたくなるような書物のたたずまいであった。 ところでいまわたしがもっとも入れ込んでいるのが、「オホーツク挽歌」シリ . . . 本文を読む
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マイナーポエット宮沢賢治

2015年03月24日 | 俳句・短歌・詩集
宮沢賢治をあたかも大詩人であるかのようにいう人がいる。それはしかし、贔屓の引き倒しというものだとおもう。 全集には夥しい数の作品が収録されているけれど、詩集(彼の語彙でいえば心象スケッチ)として「春と修羅」、童話集として「注文の多い料理店」の二冊を世に送り出しただけで、名を知られはじめたころには病死してしまう。 そして、未完の詩編、童話、その草稿、いろいろな断片、メモが、死後になって発見されたので . . . 本文を読む
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スモモの花が咲くころ(ポエムNO.2-52)

2015年03月22日 | 俳句・短歌・詩集
髪をポニーテールに結った妙齢の女性と あそこを歩いていくのは 賢治さん? ホホーイ♪ ヒバリたちが空の高みから ライスシャワーを浴びせかけるよ。 きみは性格が暗いなあ暗い・・・だから そんなシチュエーションの中で ぼくは明るい賢治を夢想する。 <春のヴァンダイクブラウン きれいに畑は耕耘された> この道をどんどん歩いていったら イーハトーヴに到着できるだろう。 むろんこことは地続きだからね 心の . . . 本文を読む
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畏怖すべき人間たち ~鬼海弘雄「ぺるそな」の衝撃

2015年03月21日 | 写真集、画集など
鬼海弘雄さんという写真家をご存知だろうか? わたしが鬼海さんのポートレイトに出会ったのは、2-3年まえのこと。 「ぺるそな」の存在はそれ以前から知ってはいたが、なにか理由のハッキリしない強い嫌悪感のようなものを感じ、書店の店頭でパラパラ立ち読み(立ち見)する程度、それ以上近づきたいとは思わなかった。 鬼海さんは、「ぺるそな」だけの写真家ではなく「インド」や「アナトリア」など、多くの写真集が刊行さ . . . 本文を読む
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鬼海弘雄さんが好き

2015年03月20日 | Blog & Photo
何年も買いつづけてきたカメラ情報誌、1冊も買う気にならないな。 このところ新しい機材、レンズに関心がないからだろう。 同じ予算でかわりにこれを。 「誰をも少し好きになる日」(文藝春秋)。 写真と文章のコラボって、あたりはずれ大きいけれど。 鬼海弘雄さんは「世間のひと」(ちくま文庫)も気になっている。 たしか文章もうまいんだよ、ね。 . . . 本文を読む
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過ぎゆく季節の足音

2015年03月16日 | Blog & Photo
仕事をしているときはそうでもないが、遊んでいると、時間はあっという間に過ぎていく。 「ああ、もう1時間たってしまった」 梅は盛りを過ぎ、カワヅザクラが見頃を迎えた。 まもなく、ハクモクレンの大きな真っ白い花が開花する。 この時期となると、寒がりのわたしも冬眠から目を覚まし、撮影に出かけようという気分が盛り上がってくる。ここ10年あまり、そういうことのくり返しで、春に突入してきた。 しかし今年、わ . . . 本文を読む
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