二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

香しき時の記憶

2019年02月28日 | シャッフル/photos
妹にせかされ、母屋の一角を片づけていたら、またしてもなつかしいプリントがぞろぞろ(^^;)  1980年代半ばころといえば大昔?  キヤノンA-1がメイン機材だった。 まだ若かったわたしと幼い娘。通りすぎてしまった時間は、二度とは戻ってこない・・・当たり前だけどねぇ♪  探せばこんなプリントがまだまだ埋もれている。 「香しき時の記憶」なんちゃって。カッコつけすぎかな(笑)。 . . . 本文を読む
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頑張れ、昭和のアーケード街

2019年02月27日 | シャッフル/photos
戦後、高度成長期に栄えた商店街は、アーケード街がいまでも残っていることが多い。 発祥はパリのパサージュだろう、写真を比較するとそっくり。 たまに出かけると、大好きなスポットなので、ついたくさんスナップを撮ってしまう。 前橋では現在3カ所ほどあって、時折リフォームされているけど、平日客足はさっぱり、淋しいなあ(^^;) 頑張れ、昭和のアーケード街。 . . . 本文を読む
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中国という超大国をどう理解したらいいのか!?

2019年02月26日 | 座談会・対談集・マンガその他
■「おどろきの中国」橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司(講談社現代新書 2013年刊)レビュー すぐそこの超大国、中国をどう理解したらいいのか(・_・?) これはたいへん大きな、大きな問題なので、こういうカテゴリーの中で、何かおもしろい本はないものだろうかと、何年も前から探していた。その「読みたかった本」にぶつかったのだ。 知的な興奮をたっぷりと味わうことができる。三人の現代日本を代表する社会学者が . . . 本文を読む
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鮮烈な赤にしびれる

2019年02月25日 | シャッフル/photos
古本を物色しにいくため、アーケード街を歩いていたら、十字路の右から消防車がゆっくりと姿を現わした。 「おっ、おー」 何に反応しているのかというと、鮮烈なレッド!!  しかも最近できたばかりの「集い屋」の外壁はブラックときている。 黒が赤を呼び寄せたのだろうか(^_-) . . . 本文を読む
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デブ猫のいるコンビニ

2019年02月21日 | シャッフル/photos
ムハ~ハハ、デブ猫発見!!  いたのはローソン入口、牡の迷い猫。 お客さんから、次からつぎおいしい餌をもらって、あっというまにこの通り(@_@)  ケンタの十倍はあるだろう。 「あらら、今日はモデルさんしてるのね」と常連のおばさまが声をかけてくれる。 . . . 本文を読む
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「<情報>帝国の興亡 ──ソフトパワーの五百年史」玉木俊明(講談社現代新書 2016年刊)レビュー

2019年02月20日 | 歴史・民俗・人類学
わたし的な評価はまことに低く、☆☆レベルにとどまった。 理由はいたって明快、同じ著者の「ヨーロッパ 繁栄の19世紀史」を、さきに読んでしまったからである。 内容的には2/3がかぶっている。どちらか一冊読めば事足りると判断したため、あとから読んだ「<情報>帝国の興亡」の評価が下がったのだ。 刊行の順にこちらからさきに読んでいたら、違った印象をもったかもしれない。 《情報を制する国家が覇権を獲得する . . . 本文を読む
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新ミラーレス時代の幕開け

2019年02月20日 | シャッフル/photos
なかなか決断がつかずもたもたしていたら、3月中旬キヤノンからRPが発売との発表があった。 驚きのサイズ=重さ、驚きの価格設定。 バカ売れしそうだなあ、競合他社をぶっちぎり[m:26]  Kissのミラーレス版という印象をうけた。だれもが舌を巻くだろうが、キヤノンの営業戦略はじつにうまい。 問題があるとすれば、バッテリーだろうな、やむをえないとはいえ。 時代は一眼からミラーレスに、完全に移行しつ . . . 本文を読む
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中央公論社版「世界の歴史」(旧版)

2019年02月16日 | シャッフル/photos
以前から持っていた中公版「世界の歴史」三冊を、をまた買ってしまった(^^;)  ときどきこういうアクシデントが起こる。 12.「ブルジョアの世紀」13.「帝国主義の時代」14.「第一次世界大戦後の世界」。 わたしが学生時代、このシリーズがいわば定番のようによく読まれていたのだ。 現在では100円+税。 時代によって世界史の“常識”や考え方が変化する。 そのあたりが気になっているのだ。 すべて . . . 本文を読む
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「ああ、貧乏というのは何という災いだろう!」 チョーサー

2019年02月14日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ・旅行記
  (タイトルは本書冒頭に掲げられた箴言) ■「パリ・ロンドン放浪記」ジョージ・オーウェル(小野寺健訳岩波文庫 1989年刊)レビュー いや~、おもしろかったですぞ!(^^)! 圧巻の一語といえるような章が、いくつもある。 稀有な人間研究の書。 《インド帝国の警察官としてビルマに勤務したあとオーウェル(1903-50)は1927年から3年にわたって自らに窮乏生活を課す。その体験をもとにパ . . . 本文を読む
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あれから60年の歳月が流れた

2019年02月11日 | Blog & Photo
  (この米穀店は小学校の通学経路にあった。あれから60年・・・) これまで何度も書いているけど、「郷土遊覧記」がわたしのメインアルバム(=_=) ほかのアルバムは、野鳥写真にせよ、「フラグメント」シリーズにせよ、昆虫写真にせよ、すべて「郷土遊覧記」から派生したのだ。こういう写真は、一般的には散歩写真というカテゴリーにくくられる。 半径およそ30キロ、クルマで1時間圏内の“郷土”に存在するもの . . . 本文を読む
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