二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

正常・異常の境界例を生きた男 ~反時代的毒虫・車谷長吉をめぐって

2024年06月18日 | 小説(国内)
   (一昨日、BOOK OFFで手に入れた車谷長吉の2冊) 妻の留守中に、解凍中の生イカをのどにつまらせ、69歳で窒息死した小説家車谷長吉。 「四国八十八ヶ所感情巡礼」のレビューでこんな記事をお書きになっている方がいた。 《どこかの駅でうんこを垂れ流し、「この始末は誰がするのか」と駅員に言われて「それは、おまえの給料のうち」と言い捨てて、折から着た電車に飛び乗ったという話を得意気に書いて . . . 本文を読む
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