二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

チェーホフ「ワーニャおじさん」(小野理子訳 岩波文庫2001年刊)を読む

2019年04月03日 | 対談集・マンガその他
若いころから念願であったチェーホフの「ワーニャおじさん」を、ようやく読むことができたので感想を書いておく。 なんといっても、戯曲は小説に較べて読みにくい。 お芝居(新劇)など観覧したことのないわたしには、舞台の様子が脳裏に浮かんでこないのだ。 要するにお芝居を上演するため、セリフと、わずかなト書きからなっている。だからある意味、自分が演出家とならなければならない。 「たぶんこうだろう。いやこう . . . 本文を読む
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中国という超大国をどう理解したらいいのか!?

2019年02月26日 | 対談集・マンガその他
■「おどろきの中国」橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司(講談社現代新書 2013年刊)レビュー すぐそこの超大国、中国をどう理解したらいいのか(・_・?) これはたいへん大きな、大きな問題なので、こういうカテゴリーの中で、何かおもしろい本はないものだろうかと、何年も前から探していた。その「読みたかった本」にぶつかったのだ。 知的な興奮をたっぷりと味わうことができる。三人の現代日本を代表する社会学者が . . . 本文を読む
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「ふしぎなキリスト教」「女は何を欲望するのか?」を読む

2019年01月15日 | 対談集・マンガその他
■「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎 大沢真幸(講談社現代新書 2011年刊) Amazonのレビューを参照しようとクリックしたら、何となんと、142件ものカスタマーレビューがあった。これだけあれば、わたしの出る幕はないだろうなあ(。・_・) すでに何人かが、同じようなことをレビューしている。 15万部突破とオビに誇らしげに書いてあった。それからさらに売れているだろう、現在いったい何万部になったか . . . 本文を読む
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「復権するマルクス 戦争と恐怖の時代に」佐藤優/的場昭弘(角川新書 2016年刊)レビュー

2018年09月06日 | 対談集・マンガその他
なかなかエキサイティングな対談、知的刺激に満ちた数時間を過ごすことができた。 的場昭弘さんの本ははじめて読む。 わたしの日頃の問題意識に多くのことばがグサリ、グサリと突き刺さってきたので、さっそく的場さんの「超訳『資本論』」(祥伝社新書)も昨日買って帰った。 本は寝ころがって読むクセがすっかり定着してしまったので、文庫本、新書がいたって重宝(^^♪ マルクスも「資本論」もほとんど知らないという読 . . . 本文を読む
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■「希望の資本論 私たちは資本主義の限界とどう向き合うか」池上彰/佐藤優(朝日文庫 2016年刊)

2018年03月18日 | 対談集・マンガその他
《ものごとというのは20秒で理解できることと、20秒では理解できないけれども、15分あれば理解できることと、1時間半あれば理解できること、1年くらいかければ理解できることと、段階があるんですよ。「資本論」は、理解するのに1年かかる》(163ページ 佐藤さんの発言) 日頃わたしも、佐藤優さんと同じようなことを感じている。 人によって、多少のバラツキはあるだろうが、写真一枚見るだけならば2-3秒で . . . 本文を読む
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「日本歴史を点検する」海音寺潮五郎/司馬遼太郎(講談社文庫)レビュー

2018年01月12日 | 対談集・マンガその他
活字が大きくなって読みやすい新装版を手に入れたので、読み返した。2007年の刊行とあるが、それ以前に読んだ記憶が、おぼろげながらある。 司馬さんは講演はお嫌いだったようだが、対談の名手、愉しくあっというまに読みおえた。 文春文庫からは司馬さんの対談選集全6巻が出ているし、中央文庫にも対談集がある。単なる長広舌には堕さない「おしゃべり」は司馬さんの得意技であった(^^♪ 歴史・時代小説の余滴を、こ . . . 本文を読む
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「闘う頭脳」羽生善治(文春文庫)レビュー

2017年12月23日 | 対談集・マンガその他
久しぶりに羽生さんの本を読みおえたので、忘れないうちに感想を書いておこう。 先日七冠目の永世竜王の資格を獲得したしたばかりで、将棋界だけでなく、一般の大衆からも、あらためて注目を浴びている。現時点(2017年12月)でのタイトル保持者は、 ・羽生善治 竜王・棋聖 ・佐藤天彦 名人 ・菅井竜也 王位 ・中村太地 王座 ・渡辺 明 棋王  ・久保利明 王将 ・・・ということになる。若い世代が実力を . . . 本文を読む
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羽生さんおめでとう(^^♪

2017年12月05日 | 対談集・マンガその他
すげぇ〜、たまげた!  47歳の羽生さん4-1で竜王位を奪還。 これで永世七冠達成。羽生神話が、ますます加速する。 今後もこの記録にならぶ棋士は出ないのではないか(゚▽゚*)  朝っぱらからわたしは棋戦の生中継に見入っていた。こんなこと、これまでに例のないこと。次号の「将棋世界」を買おうかな(^^? 王座を奪われ一冠になった時点では、このまま羽生時代は終焉を迎えるのかと・・・そんなことも考えて . . . 本文を読む
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大いなる時代のうねり

2017年12月03日 | 対談集・マンガその他
■本日の朝日新聞 何気なく拡げた本日の朝日新聞に、めずらしく瞠目させられた。 一つは書籍の広告。 1.塩野七生さんの「ギリシア人の物語」第3巻の刊行予告が、ふたたび掲載されていた。 塩野七生最後の歴史長編「アレキサンダー大王伝」は、サブタイトル「新しき力」となるようである。 12月15日発売開始。愉しみたのしみ・・・期待で胸をふくらませているファンが、いったいどのくらいいるのか? 価格は高いだろ . . . 本文を読む
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「賢者の戦略 生き残るためのインテリジェンス」手嶋龍一・佐藤優(新潮新書)

2017年11月29日 | 対談集・マンガその他
第1章、第2章あたりはそれほど身につまされはしなかったが、第3章「『東アジア』での危険なパワーゲーム」、第4章「集団的自衛権が抱えるトラウマ」で、すっかり身を乗り出してしまった。 手嶋さんと佐藤さん、国際戦略の専門家お二人が、抉りの効いた、すごい対談をしている。 現代史はむろん、明治以降の近代史にかかわる闇の部分が、インテリジェンスをキーワードに明かされていく。 なぜインテリジェンスというかとい . . . 本文を読む
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