二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

祈りを捧げる ~龍海院の童子六地蔵

2018年01月31日 | Blog & Photo
撮影目的(試写)で立ち寄った前橋の龍海院。はじめは何もかも被写体にしか見えなかった。 コニカC35で一枚撮ったあとになって心が動いた。 「ん!? 童子六地蔵」そうか、水子観音ではないのか・・・。 わたしは亡くしたばかりのソラのため、祈りを捧げることにした。そうしているうち、心がほんのわずか、軽くなったような気がした。 鎮魂や慰霊のため、人は祈りを捧げる場所が必要なのだ。 「ソラよ、ソラよ! そっ . . . 本文を読む
コメント

ソラ永眠

2018年01月27日 | シャッフル/photos
二、三日元気がなく、食欲不振がつづいておりましたが、 昨日午後三時ごろ、愛猫ソラがにわかに永眠いたしました。 約三ヶ月半の短いいのちでした。 遺体は本日朝、裏の畑へ埋葬いたしました。 生前おつきあいいただき、やさしいおことばをかけてくださった皆様に、 厚く御礼申し上げます。 <元気だったころのソラ> こんなに早く別れがやってくるとは、 なさけなく、涙がとまりません。 . . . 本文を読む
コメント

遅ればせながら、経済学を勉強しよう

2018年01月26日 | Blog & Photo
(買おうと思って立ち読みしたが、まるで歯がたたないことがわかってあきらめた「入門マクロ経済学」) 寒いのでBOOK OFFを散歩しながら、好奇心がおもむくまま、いろいろな本を手にとって、ページをパラパラ・・・。 そのとき、一番読まれているマクロ経済学の教科書というオビ広告が眼に飛び込んできた(@_@)  それが冒頭に挙げた一冊。中谷巌さんの「入門マクロ経済学 第5版」(日本評論社)であった。 . . . 本文を読む
コメント

二冊の本「わが転向」と「二十一世紀の資本主義論 」

2018年01月25日 | シャッフル/books
いや~寒い、この寒波は半端じゃないぞ(=_=)  事務所は別として、自宅ではエアコンは使わないつもりで頑張っているけど、どうしよう(?_?)  管理物件で水道の凍結が発生しているし。 昨夜は炬燵にしがみついて遅くまで、岩井克人「二十一世紀の資本主義論 」と吉本隆明「わが転向」を読みながら、指先が痺れるような冷え込みとなった。 「わが転向」の刊行は1995年。 いまとなっては「吉本隆明? だれ、そ . . . 本文を読む
コメント

雪が降った翌日のわが家

2018年01月23日 | シャッフル/photos
本日am10:00ころのわが家、正面が母屋、右奥が新宅♪  高崎市東部はご覧のように27cmほどの積雪。 広い通りに出るまで100mほどある。あまり雪かきしたくないので、お昼ころに出勤しよう。 今日の最高気温予測はありがたいことに11度、ぐんぐん雪解けがはじまっている。 日陰だけ気をつけねば・・・(^^;) . . . 本文を読む
コメント

冬木立

2018年01月22日 | シャッフル/photos
利根川の中洲のようなところに生えている巨木。 ヤナギは水辺を好むから、タチヤナギか何かだろう、よくわからない(^^;)  寒がりなので、猫と同じく、温かいところばかりにいる三毛ネコさん♪  だけど今日は午後から大雪になるとか、タハハ(=_=)  本がふえたが、あまり読めてないなあ、春が待ち遠しいよ~ん。 野鳥撮影のシーズン真っ盛りなのに、3回つづけて空振りなので、バッターBOXに立つ気にならな . . . 本文を読む
コメント

「いま生きる『資本論』」佐藤優(新潮文庫)レビュー

2018年01月19日 | 哲学・思想・宗教
ライブ感たっぷりの、わたしのごとき無知なる輩にはたいへん為になる一冊(゚∀゚*) こんな本を探していた・・・といってもいいような、ね。 担当編集者が描いたと思われるキャッチコピーがうまいので、引用させていただこう。 《ソビエト崩壊後、貨幣代わりに流通したマルボロから「一般的等価物」を語り、大使館にカジノ代をたかる外遊議員が提示したキックバックに「金貸し資本」のありようを見る。『資本論』の主要概念を . . . 本文を読む
コメント

資本主義の「競争原理」

2018年01月17日 | シャッフル/photos
今日も何冊か本がやってきたが、気になって仕方ないことが一つある。それは資本主義社会をつらぬく激しい「競争原理」について言及した論攷がまったくといっていいほど存在しないということ。 競争に勝ち残るか、淘汰され消えてしまうかは、クルーにとっては一番の重要ポイントであるはずなのに。 なぜだろう(?_?) それは哲学者や思想家ではなく、経済学者の言に耳を傾けねばならないのだろうか?  そうかんがえて岩井 . . . 本文を読む
コメント

「憲法の無意識」柄谷行人(岩波新書)レビュー

2018年01月17日 | 哲学・思想・宗教
「遊動論」に比べたら、こちらははるかにおもしろく読めた。まったく思いもしなかった角度から論じられた憲法論。ただし哲学者・思想家による政治論なので、二重三重にひねりが加えられてある。 なぜおもしろいのかというと、論点がすっきりしていて、読者の頭に入り込みやすいからであろう。 本書はつぎの4つの講演から成り立っている。 ・憲法の意識から無意識へ(2015年) ・憲法の先行形態(2015年) ・カント . . . 本文を読む
コメント

「ひとはなぜ戦争をするのか」アインシュタイン/フロイト(講談社学術文庫)レビュー

2018年01月16日 | 哲学・思想・宗教
すでにつぶやきでも取り上げたが、ここではレビューの形で書き直しておこう。 養老孟司さん、斎藤環さんの解説をふくめ、110ページの小冊子みたいな書籍なので、読みおえるのにさしたる手間はかからない。 国際連盟の提唱で《誰でも好きな方を選び、いまの文明でもっとも大切と思える問いについて意見を交換できることになりました。》とアインシュタインは書簡の冒頭に書いている。 日付は1932年7月。これに対し、同 . . . 本文を読む
コメント