二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

空飛ぶ絨毯に乗って ~ブラームス・ウィークがやってきた!

2016年07月27日 | 音楽(クラシック関連)
「二草庵摘録」を検索してみると、わたしはこれまで、ブラームスについて、4回コラムを書いている。 「ブラームスな気分」2010年7月8日 http://blog.goo.ne.jp/nikonhp/e/02faa06b3e1038874ea58a4c6bae3dcd 「ブラームス 交響曲第4番を聴く」2010年8月6日 http://blog.goo.ne.jp/nikonhp/e/06cd1f . . . 本文を読む
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ホロヴィッツというピアニスト

2013年03月02日 | 音楽(クラシック関連)
いつかも書いたことがあったように、ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツの人気は衰えることがないようである。わたしに選ばせれば、決して10位以内には入ってこないピアニストなんだけれど、世評は極めて高いことは、いまさらいうまでもないだろう。正統派というより、個性派。そして、演奏メニューは極めて狭い。「ホロヴィッツの演奏は作品そのものではなくホロヴィッツを聴く演奏である」作品と聴衆のあいだに、ピアニストが立ちはだかっている。しかもヴェルトオーゾというピアニストが。だからリストやショパンを聴くというより、「ホロヴィッツの演奏を聴く」 . . . 本文を読む
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閑中忙有り(~o~)

2013年02月17日 | 音楽(クラシック関連)
いつのまにか日脚がのびて、夕方5時をすぎても空が明るい。2月も後半戦に突入。そこそこ忙しくなってはいるが、たいしたことはなく、ヒマなので稼ぎも少ない(^^;)忙中閑有りといいたいところだが、じっさいは“閑中忙有り”かな(笑)。こうして振り返ってみると、昨年も暖冬だったのですね。寒さにはいたって弱いので、撮影には出かけず、事務所や家にこもって、モーツァルトばかり聴いている。いやリストやシベリウスも聴くのだけれど、1、2枚聴いてはモーツァルトにもどってくる。いまのところ、ここが「わが家」なのだ。 . . . 本文を読む
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W・バックハウスと柳田國男

2013年02月11日 | 音楽(クラシック関連)
「バックハウスはベートーヴェンでしょ」ずっとそう考えていた。バックハウスは稀代の正統派ベートーヴェン弾きとして勇名をはせたからだ。初心者向けの解説本には、皆そう書かれてある。わたしもその常識を疑わないできた。ところがこのあいだ吉田秀和さんの「モーツァルト」(講談社学術文庫)を読んでいたら、そこにすばらしいバックハウス論が収録されていて、その論旨にすっかりまいってしまった。長くなるから引用はさけるけれど、まさに目からうろこといったような感想をいだいた。(根が単純な人間なので、こういうことはよく起こる)。なるほど、バックハウスとは、こういうピアニストであったのか!そこで前橋にある紀伊國屋へ出かけ、このDECCAの廉価盤を買ってきた。 . . . 本文を読む
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Remember!モーツァルト

2013年02月10日 | 音楽(クラシック関連)
モーツァルトが聴きたくて、今日もBGMには、モーツァルトが流れている。 「名曲名盤300」というクラシックの本には、モーツァルトの“名曲”が40曲ノミネートされて、2位のベートーヴェン、3位のバッハを引き離し、最高の圧倒的人気を誇っている。だけど、モーツァルトとつあっていると、ここにノミネートされた曲ばかりでなく、ほかにもすぐれた曲が続々と出てくる。ポリーニでモーツァルトのピアノ・コンチェルト第17番や19番を聴いたとき、そのことを痛感した。モーツァルトは一般的に35年の生涯の中で600曲と少しの音楽を作曲しているとされる。ディヴァルティメントやセレナードを聴いていると「若書き」といわれるころのものにも、すぐれた作品がかなりある。聴きなじんでくると、そういうものに、少しずつ理解がおよぶようになって「おやおや。これもいいじゃないか、うん、こっちも . . . 本文を読む
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成長する耳 ~短調の曲をめぐって

2013年02月07日 | 音楽(クラシック関連)
成長する耳・・・といっても、耳長姫のように耳がデカくなるという噺ではない、残念ながら(笑)。写真の場合でも同じだけれど、耳もチャレンジし、学習し、ある種の修練をつむことで、理解力が深まっていくということがいいたいのであ~る(~o~)人の心は一カ所にいつまでもとどまってはいない。いられないのである。どんどん変化し、デートアップされる。そのスピードは若いころも、いまもかわらない。昨日まではわからなかった写真やつまらなかった音楽が、ある日を境に突然おもしろくなる。こういうことはわたしばかりでなく、だれにだって起こる。「あ、あー。こんな曲だったのね!!」胸をえぐられる・・・、そんなおもいを抱えて、音楽の回廊の中へ歩み入る。 . . . 本文を読む
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大ピアノスト ~バックハウスの場合

2013年01月22日 | 音楽(クラシック関連)
バックハウスは1884年(明治17)に生まれ、1969年(昭和44)に85才で亡くなっている。ベートーヴェンの直系といわれる20世紀最高のピアニストのひとり。たいへん厳しい態度で演奏会に臨み、音楽の“録音”がはじまった初期のころから、85才で亡くなるまで、多くの名演を収録し、後世に「遺産」としてつたえた・・・そういう意味では、ピアニストとしてはめぐまれた巨匠であったとおもう。わたしが意識してピアノ音楽を聴くようになった30代なかばのころ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、バックハウスで聴くか、ケンプで聴くか、限られた予算とにらめっこしながら、をその都度大いに頭を悩ませたものであった。ポリーニでモーツァルトを聴きながら、「ではあのころ感動したバックハウスはどんな演奏家だったのだろう」と、気になってきて、数日まえに、ベートーヴェン、ラスト3曲のピアノ・ソナタを聴きなおしたところ、これがいま聴いてもやっぱりすばらしい名演で、深く心を動かされてしまい、「そうか・・・忘れていたものがよみがえってきた」と胸をときめかせたのであった。 . . . 本文を読む
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音楽におけるレセプターの問題

2013年01月20日 | 音楽(クラシック関連)
売れゆきがよくないせいか、このところ、BOOK OFFの値付けが、一時期よりさらに低下している。マンガやゲームソフトのことは知らないけれど、音楽CDでは、半額コーナーから500円コーナーへ、さらに数ヶ月店ざらしとなると250円の棚へと移動する。移動しないCDもある。いったいどんな基準で、これらの値下げを決めているのだろう。写真は昨日、会社帰りに買った4枚のディスク。インターネット上の配信サイトからダウンロードして楽しむ音楽ファンがふえて、CDの売れゆきが鈍っていたが、昨年はポピュラーミュージック業界で、AKB48(ほとんど聴いたことがないから知らないけれど)等の活躍のため、CD売上げが盛り返したというニュースを眼にした。CDは今後も長期低落傾向がつづくだろう。デジタル音源にしてしまえば、SDカード、MiniSDなどに、何百曲も収録し、持ち歩きできるようになる。 . . . 本文を読む
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「ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K482」を知っていますか?

2013年01月19日 | 音楽(クラシック関連)
このあいだ「えーっ、これなに!?これだれ!?」という経験をしたので、ちょっと書いてみよう。一昨年、昨年、BOOK OFFの小型店舗が、数カ所クローズした。集約化された大型店が高崎、前橋にオープンしたので、小型店舗の閉店は時間の問題だろう・・・と予測していたが、その予測が的中!さて、1/31で閉店しますという貼り紙が貼られたBOOK OFFの散歩で手に入れた「レコード芸術2012年6月号に、つぎのような特集記事が掲載されている。「名演奏家 ランキング&名盤選 ピアニスト編」。 以下、人気投票のトップ10である。1.ホロヴィッツ2.リヒテル3.ポリーニ4.アルゲリッチ4.ルービンシュタイン6.グールド6.ミケランジェリ8.グルダ9.フランソワ10.R・ゼルキン 11位以下はバックハウス、アラウ、ギレリス、コルトー、リパッティ、エマール、ハスキル、ブレンデル、ギーゼキング、ケンプ、ラフマニノフ、とならんでいる。 . . . 本文を読む
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フリードリヒ・グルダ、最後の挨拶

2013年01月13日 | 音楽(クラシック関連)
吉田秀和さんの「之を楽しむ者に如かず」(新潮社)は二部構成になっている。第一部は本書のタイトルにもなった「之を楽しむ者に如かず」のタイトルで雑誌「レコード芸術」(2006.4~2009.5)に連載したエッセイ、第二部は「今月のディスク」と題され、同じく「レコード芸術」2000.12~2003.11)に連載したエッセイである。その後者のほうに「カルヴェのベートーヴェン、グルダのシューベルトほか」という一章がもうけてあり、そこでわたしは吉田さんのたいへん厳しいグルダ評を読んだ。 グルダのCDとは、「GULDA plays SCHUBERT」(日本での発売元はEMI)のこと(写真左下)。このCDには、シューベルトの「即興曲」(作品90 D899)と、「楽興の時」(作品94 D780)が収録されている。 . . . 本文を読む
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