二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

変わっていくもの変わらないもの

2013年08月30日 | Blog & Photo
さっきカメラのキタムラ前橋上小出店へ、仕上がったブローニーネガカラーを受け取りにいったら、店長のAさんが「Hさん、長いあいだありがとうございました。転勤と決まりました。いろいろとありがとうございました」といわれた。わたしはAさんより、Bさんのほうがウマが合うので、もっぱらBさんからカメラやレンズを買っていた。9年間店長を勤めたAさんは、兵庫県宝塚へ家族をつれて9月にお引越し。たまにはヤマダ電機、BICカメラへも出かけるけれど、機材もフィルムも現像も90%はキタムラで買っていた . . . 本文を読む
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道端観察館 2 (虫注意)

2013年08月28日 | Blog & Photo
昨日は雲の量が多く、ときおり陽が翳って、涼風が吹いてくる。よしこれなら・・・と思い、いつもクルマに積んである麦わら帽子をかぶって、河川敷の中の土手ぎわを観察して歩いた。カメラ一台にレンズ一本。 以前はAPS-Cサイズの一眼レフ二台に、それぞれレンズをつけて、長靴をはき、草むらの奥までずんずん入っていったが、いまはそういう情熱というか、積極性はない(~o~)タムロン90mmマクロで撮れる範囲の被写体を探す。そして、可能な限り、細緻なフォトを撮ろうと、心がけている。昆虫たちは大抵逃げ足がはやいですからね、甲虫の仲間を除いて。 . . . 本文を読む
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去年のいまごろ、今年のいまごろ

2013年08月27日 | Blog & Photo
日中日盛りの気温は30℃を超えるけれど、朝晩はめっきり涼しくなった。セミにかわって、秋の虫たちの声が耳につく。“晩夏”という季節の微妙な味わいをはじめて知ったのは、堀辰雄の小説の中だった。ボードレールは「秋の歌」「異国の香り」などで、過ぎゆく夏を惜しんでいる。ところで、このところ、blog(日記)を書くペースが落ちている。 書きたいことがない・・・というわけではないが、「ま、あとでもいいか」と、ついさきのばし(^^;) そんなこんなで、時間がすぎていく。 . . . 本文を読む
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カメラを手にして家郷をさすらう(ポエムNO.2-18)

2013年08月25日 | 俳句・短歌・詩集
あんなに遠い存在だったはずの祖父と距離が縮まっていく。そういう年齢になった・・・ということだろう。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲ホ短調を聴いていたかたわらの人が不意に涙をあふれさせる。ことばにはならない。ぼくはうなずく。しきりに うなずく。ほかにはなにもできなかったから。すっかり弱ってバルコニーに横たわっていたコフキコガネがぼくの手のひらから勢いよく大空へと飛び立っていく。そんな力が まだ残っていたとは。コフキコガネが姿を消したあたりには最近建てられたばかりの家々が密集している。ぼくはその中の一軒すら知らないけれど。 そこを家郷と呼んでいる。 . . . 本文を読む
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微光に包まれた風景

2013年08月22日 | Blog & Photo
微光に包まれた風景が好き・・・といっても、なんのことかわからないだろう。昨日撮影した上の写真がその一枚。自宅付近の水田地帯にクルマを止めて、南西方向にカメラを向けている。カメラはフジのX20、ストレートモード。分厚い雨雲が、上空からのしかかるように広がっている。直射日光が射し込んでいるわけではない。午後遅い時刻なので、間接光が西からあたっている。ストレートモードなのに、なぜか風景がちょっとミニチュアっぽく見える。わたしはこういう光に感動してストックしてある写真が、もう一枚ある。 . . . 本文を読む
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カメラ情報誌発売日

2013年08月21日 | Blog & Photo
昨日20日は、カメラ情報誌9月号の発売日。「アサヒカメラ」「日本カメラ」「カメラマガジン」の3冊を買ってきて、夕べからパラパラとページをめくっている。わたしがまず意表を衝かれたのは、「日本カメラ」の11ページ、ウィリアム・クラインと森山大道のツーショット!! 《33年ぶりにクライン邸を訪問。森山大道の勢いが止まらない》という見出しのあと、「1980年に初めてクライン邸を訪ねたのは、『日本カメラ』での取材記事でした。テート・モダンの二人展も終えて、気分としてはなんとかクラインに間に合ったという感じです。若いときからパリにはいろいろな思い入れがあったけど、写真を撮り続けてきて、本当によかった。『パリ+』は僕にとって、パリの落とし前なんです」と森山さんは語る。 . . . 本文を読む
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ライカM3とオリンパスOM-2

2013年08月20日 | Blog & Photo
かつて、ライカM3シルバーモデルとレンズ3本をもっていた。そのほか、M6ブラックもあった。レンズは沈胴ズミクロン50mmF2と、3代目ズミクロン50mm、2代目ズミクロン35mm。もっぱらモノクロを撮っていたが、暗室作業はやらず、群馬写真公社というプロラボに、現像、引き伸しを依頼していた。このライカ一式は、お金に困ったとき、そこそこの値段(買ったときの×40%くらい)で売却。 . . . 本文を読む
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ポジスキャン ~高野山と大阪

2013年08月18日 | Blog & Photo
昨日のつづきを書いておこう。高野山と大阪へいったときのポジフィルムを発掘したからである(^^;)じつはこれ以前の35mmポジの保存は、ほとんどがマウントに入っている。したがって、スキャナでスキャンする場合、1枚1枚やらなければならない。その手間を惜しまなければ、スキャンしたい画像はまだまだある。このころは写真熱がずいぶん下がっていた・・・という話は、昨日のblogに書いた。わたしのメイン機材は、フィルムカメラから、コンパクトデジタルに移行しつつあった。 160万画素機なんかを平気で使っていた。大阪から夜行バスで新宿へ朝の5時ころ到着し、喫茶店ルノワールでモーニングセットで腹ごしらえしたあと、ほかの予定をかかえている友人と別れ、一人で新宿をぶらついた。 . . . 本文を読む
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2004年8月 大阪スナップ

2013年08月17日 | Blog & Photo
フィルムの整理をしていたら、パソコン・ラックの上から、なつかしい1本のポジフィルムが出てきた。「FUJI TREBI 100C」という、かなり以前に消えてなくなったポジ。TREBIはトレビと読む。いまから9年前、大阪道頓堀界隈で、24枚撮りを2本ほど使ってスナップした中の1本。 カメラはニコンF3HP、レンズはAiニッコール28mmF2.8である。50mmF1.4もバッグにしのばせてあった。高速夜行バスに乗って、早朝梅田駅へ到着し、そのから南海電鉄で高野山へ向かった。友人と高野山へいき、宿坊で一泊、その翌日は大阪で遊んだ。 . . . 本文を読む
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わが家にいて写真を撮る

2013年08月16日 | Blog & Photo
夏休み5連休の本日は3日目。今年は自宅でゆっくりすごすと決めてあったので、撮影もお休み。 エアコンの温度を高めに設定したリビングでクラシック音楽を聴いたり、買いためてあったカメラ情報誌などを読んだり、ネコと遊んだり、じつに贅沢な時間をすごしている。そして、2~3時間はシエスタ。しかし、そうなるとblogに書くネタがない。昨日はBICカメラへいったついでに、ライカショップをのぞいて、ウィンドショッピング。この店は以前、沈胴ズミクロン50mm付きライカM3を、27万円で衝動買いした中古カメラ店。むろん、年収700万円を超えていた時代の“衝動買い”。いまではそんな贅沢は許されない(笑)。 . . . 本文を読む
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