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虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「これはできる!」という自信や遊びの発展につながるレパートリーがたくさんあること 1 

2013-04-17 13:11:41 | 幼児教育の基本

この春、年少さんになった★くん、年中さんになった●くん、○くんのレッスンの様子です。

 

 ブロック遊びでは、「こういう物が作りたい」「こんな風にしたい」

というイメージを抱いて、根気よく作品を作り続けていく力がついています。

 

そうした作る作業に、自分が体験したことや

図鑑や絵本などで得た知識を取り入れるように

すると、

作る楽しみが増してきます。

 

●くんがお母さんといっしょに作っていたのは

恐竜の世界。

恐竜の絵本を持ってくると、熱心に眺めながら

恐竜を並べていました。

水辺の基礎板を使っていたので、大昔の海の生き物のフィギュアを出してきて

あげましたが、●くんは気に入らなかったようです。サイズが小さすぎるし、大昔の海の生き物は

恐竜のイメージとつながらなかったのかもしれません。

 

●くん、フィギュアと絵カードをマッチングさせていました。

 

 

フィギュアの中には恐竜の骨もあります。

そこで、ブロックの中に恐竜の骨を埋めて

発掘する遊びに誘うと、とても喜んでいました。

★くんもやってきて、自分で発掘用の道具をブロックで作って、

遊びに参加していました。

 

こうした遊びのアイデアを提案すると、次には子どもたちが

それを発展させていく姿があります。

 

ブロックで火山を作って、その中に恐竜の骨を埋めていきました。

すると、○くんもやってきて、

山作りに参加しました。

すると★くんが、「落とし穴が作りたい」と言いました。

写真は、何も知らないで歩いている動物が落とし穴に落ちてしまうシーンで

遊んでいるところです。

 

数に敏感になっている★くんは、「10ずつ集めたい」と言いながら、

動物たちの群れを作っていました。

○くんは1年前、病院で発達の凹凸を指摘されて、

虹色教室に通うようになった子です。

最初のうちは、何をするのも自信がなくて、

身体をくたっとさせてお母さんに寄りかかっていました。

この1年、「これはできる!」という自信や遊びの発展につながるレパートリーをたくさん持たせることを

課題にして、物作りやゲームに取り組んできました。

すると、工作とゲームが大好きになりました。

ひとつひとつの遊びを完全にマスターするまで、

何度も何度もやりたがる●くん。

ボードゲームには自信がついてきたのか、今日は

『ポケモンバトルチェス』というかなり年上の子ら向けのゲームを

やりたがりました。

将棋に似たルールです。

得点計算をお母さんに手伝ってもらいながら

2度も対戦していました。

将棋の王将にあたるカードは4枚重ねで守られています。

攻撃を受けると、上から卵が少しずつ割れてきます。

攻撃されたらすぐに負けてしまうのでなく、

何度もリベンジできるので、負けるのが大嫌いな子たちも

安心して楽しめます。

●くんが、自己流の恐竜の絵の描き方を披露してくれました。

恐竜の人形で枠を描いて、目を描いて、

色を塗ってできあがり。

●くん、いいこと思いつきましたね。

 

それぞれが自由に自分の選んだ活動をする時間の後に、

みんなでいっしょにひとつの課題に取り組む時間を設けています。

 

いただいたばかりの大きな段ボールを前にして、

「何をしようか?」と相談していると、「ジュースの自動販売機」という意見が出ました。

次回に続きます。

 

 

 

 


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