この春、年少さんになった★くん、年中さんになった●くん、○くんのレッスンの様子です。
ブロック遊びでは、「こういう物が作りたい」「こんな風にしたい」
というイメージを抱いて、根気よく作品を作り続けていく力がついています。
そうした作る作業に、自分が体験したことや
図鑑や絵本などで得た知識を取り入れるように
すると、
作る楽しみが増してきます。
●くんがお母さんといっしょに作っていたのは
恐竜の世界。
恐竜の絵本を持ってくると、熱心に眺めながら
恐竜を並べていました。
水辺の基礎板を使っていたので、大昔の海の生き物のフィギュアを出してきて
あげましたが、●くんは気に入らなかったようです。サイズが小さすぎるし、大昔の海の生き物は
恐竜のイメージとつながらなかったのかもしれません。
●くん、フィギュアと絵カードをマッチングさせていました。
フィギュアの中には恐竜の骨もあります。
そこで、ブロックの中に恐竜の骨を埋めて
発掘する遊びに誘うと、とても喜んでいました。
★くんもやってきて、自分で発掘用の道具をブロックで作って、
遊びに参加していました。
こうした遊びのアイデアを提案すると、次には子どもたちが
それを発展させていく姿があります。
ブロックで火山を作って、その中に恐竜の骨を埋めていきました。
すると、○くんもやってきて、
山作りに参加しました。
すると★くんが、「落とし穴が作りたい」と言いました。
写真は、何も知らないで歩いている動物が落とし穴に落ちてしまうシーンで
遊んでいるところです。
数に敏感になっている★くんは、「10ずつ集めたい」と言いながら、
動物たちの群れを作っていました。
○くんは1年前、病院で発達の凹凸を指摘されて、
虹色教室に通うようになった子です。
最初のうちは、何をするのも自信がなくて、
身体をくたっとさせてお母さんに寄りかかっていました。
この1年、「これはできる!」という自信や遊びの発展につながるレパートリーをたくさん持たせることを
課題にして、物作りやゲームに取り組んできました。
すると、工作とゲームが大好きになりました。
ひとつひとつの遊びを完全にマスターするまで、
何度も何度もやりたがる●くん。
ボードゲームには自信がついてきたのか、今日は
『ポケモンバトルチェス』というかなり年上の子ら向けのゲームを
やりたがりました。
将棋に似たルールです。
得点計算をお母さんに手伝ってもらいながら
2度も対戦していました。
将棋の王将にあたるカードは4枚重ねで守られています。
攻撃を受けると、上から卵が少しずつ割れてきます。
攻撃されたらすぐに負けてしまうのでなく、
何度もリベンジできるので、負けるのが大嫌いな子たちも
安心して楽しめます。
●くんが、自己流の恐竜の絵の描き方を披露してくれました。
恐竜の人形で枠を描いて、目を描いて、
色を塗ってできあがり。
●くん、いいこと思いつきましたね。
それぞれが自由に自分の選んだ活動をする時間の後に、
みんなでいっしょにひとつの課題に取り組む時間を設けています。
いただいたばかりの大きな段ボールを前にして、
「何をしようか?」と相談していると、「ジュースの自動販売機」という意見が出ました。
次回に続きます。