小学1年生のAくん、Bくん、Cくんのレッスンで。
3人とも工作上手で自分でどんどん作っていく子たちですが、これまで作るものはたいてい決まっていました。
Aくんは、白頭ワシか刀か野生動物。Bくんは、映画館か車か線路や駅か恐竜。
Cくんは水族館か日本のお城か海賊船。
それが、今回は、「工作がしたい!」と言いながらも、何が作りたいのか決まらなくてぐずぐずしていました。
教室の最近のブームはぷかぷか浮かぶ乗り物や磁石や風の力を使った
科学工作です。見本を見せて誘うものの、どれも気が乗らないようでした。
そこで、『世界遺産ふしぎ探検大図鑑』を出してきて「こんなすてきな遺跡があるのよ」と何ページか見せていると、みんなの視線が、トルコのカッパドキアの岩窟群の絵にくぎ付けになりました。
まるで蟻の巣のなかのような地下都市。
「これ作りたい!」「作る!」とBくんとCくんが言いました。
Aくんは「天空のお城が作りたい」と言っていましたが、海の上のピラミッドと言われる
モン・サン・ミシェルが自分のイメージの天空のお城だったようで、そちらを作ることにしました。
Aくんがあっという間に作った白頭ワシ。モン・サン・ミシェルの上を飛ばすことに。
城壁をめぐらせ、お城をたくさん作ってすてきなモン・サン・ミシェルが完成したのですが、
完成作品の写真を撮りそびれました。残念。
Bくんのカッパドキアの岩窟群。
地下水をくみあげるところや学校など、細部も凝った作りです。
Cくんのカッパドキアの岩窟群。
箱の形と通路の形を作るうちに、この作り方で大好きな戦国時代のジオラマが作りたくなったCくん。目がきらきら輝いていました。
算数タイムの様子です。Aくん作の針がまわる時計で、「3時の10分後は?」「4時5分の20分後は?」といった問題を考えています。
算数工場のお仕事中。
500は10のボトルが何個分か手で確かめて考えています。