宇宙飛行士になりたい年中さんの☆ちゃん。
宇宙のことなら何をたずねても、くわしい解説が返ってきます。
今日はグループレッスンのお友だちと『宇宙グッズ』が入っている箱を開けて
中身を取り出しながら、いろいろなおしゃべりをしました。
箱のなかにあった宇宙の絵本に、
宇宙ではおしっこはホースのようなもので
吸い取っている、ということが書いてあると、
子どもたちはキャーキャー大騒ぎ。
「奈緒美先生、宇宙に行ったことある?」と●ちゃんは、
まるで国内旅行の旅行先についてたずねるように聞いてきました。
「ないない。でも、教室の子らが、部屋をまっくらにして、
ここは宇宙ですよ~ってしたときの、嘘の宇宙なら行ったことがあるよ」と答えました。
子どもたちは、「おしっこを掃除機みたいなので吸われるのなんて
いやだぁ~!!」とさんざん騒いでいたものの、
いっしょに騒いでいた☆ちゃんは真面目くさって、
「わたしは、どんなに苦労しても、どんなに大変でも、
くじけないで宇宙飛行士になるの」と言いました。
「え~、トイレが掃除機みたいなんだよ~」お友だちがびっくり顔で問い返すと、
「どんなに嫌なことがあっても~、どんなにめっちゃくちゃに大変でも、
宇宙飛行士になるの!
地球の研究をして、宇宙や地球について
いっぱい勉強して、それから宇宙にも行って、
宇宙でできる実験はどんなことでもできることはぜ~んぶ
するのよ!」と力説しました。
あまりにも☆ちゃんの熱弁ぶりに
圧倒されたお友だち。
いつになく工作や実験に熱が入っていました。
隕石作り中。
レッスンの途中でおやつタイム。
お菓子を配りっこしている子らに、
「宇宙にお菓子を持っていったらどうなるんだろうね?」とたずねました。
☆ちゃんがすかさず、
「お菓子を持っていくことはできるけれど、
甘味はなくなってしまうのよ。
おせんべみたいなのをかじっても、あれっ、甘くないってなって、
あめをなめても甘くないの。
それから、お茶とかジュースみたいな水分は、超撥水よりもっとまんまるになって
浮かぶの」と答えました。
それから延々と、☆ちゃんが宇宙でやってみたい実験についての
話が続きました。
●ちゃんは、その話に刺激されてか、「色砂をボンドに混ぜて
カチカチに固める実験がしたい」と言いだし、
やってみたところ仕上がりが気に入らず、
せんたく糊を使って再度実験しなおしました。
その後も宇宙についてのいろんな話で盛り上がり、
にんじんをストローで抜いて、「分身レンズ」というものをこしらえたり、
一度に大量のシャボン玉を吹きだす方法を編み出したりして
遊びました。